5.《ネタバレ》 予告編で泣いた唯一の映画。王様のブランチで徹底的に特集やってたので是非見に行きたくなりました。前から見たかったけどネ。今日やっと見ました。しかし映画館には吹き替えのみ。周りはガキ連れの親ばっかり。座るときにガキが親に「ねえこのお兄ちゃん一人なの?」文句あるか。CMのときに泣き出して、隣のガキが「ねえ~~~~まだ~~~~」「ま~~~~~~だ~~~~~」「キャ~~~~始まった~~~」大声で。まあ映画中で笑うのや、泣くのは許せます。はい。でも「まだ終わらないの~~」は許せませんね。その親も子供を注意するどころか携帯いじり始めて、最悪のシュチェーションでした。しかし面白かった。そんな最悪の雰囲気で十分楽しめました。まず、水の中の動き。常に動き続け、奥の方にいる魚も手を抜かず、動き回る。すばらしい!映像、動きすばらしすぎですよ。鯨のシーン。前に座ってた女子高生が信じられないことにキャアキャア言いながら出て行った。しばらくして帰ってきた。トイレかな。流されちまえ!そして次、息子を探すために5回以上死に掛けて、なおあきらめないで探し続けるマーリンの根性、優しさ、ドリーのおとぼけ。そんなドリーが唯一焦った網のシーンに見せるみんなで協力のシーン。ニモを助けるために皆で協力するシーン。水槽の中でも、大海原でもです。そうです。キャラクター像です。人間とは違う思いやりのある、協力し合う魚たち。人間が憎くなります。特にあのダーラとかいう気持ち悪いがきんちょ。はあ・・・やだやだ。人間って言う生き物は。どうしてこう協力し合うことが出来ないんだろう。どうして回りのことを考えないんだろう。そういうのが実感できる映画です。 【伊藤さん】さん [映画館(吹替)] 9点(2003-12-25 17:49:54) (良:2票)(笑:7票) |
4.《ネタバレ》 始まって、5分で涙・・・。一つだけ無事だった卵に向かって言うマーリンの言葉が、とにかく胸を打ちました。作品中では、マーリンの親バカ振りと、「子離れ」という言葉で説明されていますが、マーリンはただ、ただ、2度とあんな哀しみを味わいたくないんですよね。子どもの名前に無頓着だったのに、「ニモ」って名付けたのも、愛する奥さんの想いを重ねているんですよね。ニモがさらわれた時のマーリンの動揺する姿が痛々しかったです・・・。父親の心配をよそに、元気で好奇心旺盛なニモも、むなびれのハンディキャップをモノともせず頑張る姿は、とても愛らしかった・・・。ピクサー初の「海」という、広大な世界を美しいCGで見せてくれる中、個性豊かなキャラクター達が、これまた良い。サメのトリオの「私たちは友達!、魚は食べません!」とか、カモメの「エサ!エサ!」には笑いました・・・。設定も上手くて、せっかちなマーリンには、忘れん坊でおっとりのドリーが、何が起きたのか分らないニモには、経験豊かなギルが・・・といった感じで、同時に、色んな事を経験し成長していくさまが、丁寧に描かれているのも○。そして、何と言っても、「親子の愛情と絆」。私には、まだ、子どもはいませんが、劇場で一緒に見ていたとしたら、おもわず子どもの手を握ったでしょうね・・・。優しくて楽しい。オススメの一本です。 【sirou92】さん 9点(2003-12-08 22:45:58) (良:3票) |
3.よくハリウッド映画の映画監督や俳優のインタビューを見ると、「他の共演者とのぶつかり合いから生み出される素晴らしい瞬間」みたいなことが語られている。もしそうして素晴らしい映画が生まれているとしたら、それはまさに映画の「奇跡」なのかも知れないが、そう考えるとアニメーションというのはそういう「奇跡」を目指す実写映画とは、全く違う方向性にあるのかも知れない。なぜならそれは、いかに必要な要素を、タイムリーに、無駄なく見せるか、そういう緻密な計算による完成度を目指すものだからだ。この映画は、まさにその緻密な計算の極限と言えるかもしれない。過不足のないストーリーと、美しい映像。それは映画の「奇跡」ではないが、映画の「魔法」と言える。そしてそれこそが、ディズニーが目指すものなのではないかと思った。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-03-04 19:25:37) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 父親と子供の愛情がディズニーの暖かさとPIXARの技術力と子供を扱う得意のタッチで見事なまでに作り上げられた秀作です。ストーリー的には素直な気持ちで見る分には、変にいじらない下手な受け狙いをしないストレートな今回の出来が万人向けでよいと思いました。(批判する人の気持ちがさっぱりわからん)。どうしてもCGに目を向けがちですが純粋に親子愛の映画なので「クレイマークレイマー」「チャンプ」と基本は同じ。わたしも子育てで日頃から頭悩めている(甘やかすのか、厳しくするのか…マーリンの過保護振りにはすごく同調する部分があります!!)のでとてもいい刺激になったかんじっす。ちなみに子供連れて見にいったけど、くしくも子供の前で泣いてしまった。 (泣きポイント)①最初・・・卵食べられちゃって1個残ってたとこ → 冒頭でのこの手の入り方はディズニー得意技!!(ターザン、ダイナソー)・・・ニモの命名の秘話(亡き奥さんがつけた)も涙誘うね。②おとうさんがニモを探し回っているという話が伝わってくるところ ・・・怖がりの腰抜けおとうさんとおもってたけど一生懸命自分を探しているというのが伝わったとき正直感動した。・・・亀さん親子もすごいいいです。それに物語のキーワードとなる亀の年齢宛てクイズ(1XX歳)の絡み!後述③の会話のとこでふたりの辛い旅を締めくくるオチとしてでてくるのですが、すばらしいのひとことですね。 ③というわけで、もちろんラス前で網から救出したニモとマーリンの会話「僕もおとうさん大好きだよ」っていうとこは・・・号泣状態です!! あと・・・やっぱりアメリカンアニメとして押さえているコミカル面は、感動をより盛り上げている感じがします。特に好きなのはかもめの「頂戴!頂戴!」、ペリカンが窓にぶつかるとこもおきまりでok。歯医者のおいっこのキャラも申し分なしだし最後の最後のラストもおもしろいです。あ!今回のPIXARはNG集ないけど最後までみてほしいですね・・・ モンスターズインクよりもちろんよかったです。 |
1.キャラクターがいいですね~~。やけに可愛いニモ。あんまり可愛くない、まさしくオヤジ顔のマーリン。もの忘れのひどいドリー。クールだけどちょっとヌケてるところもあるギル…。ストーリーも、涙は流さないまでもグッとくるものがありました。水の質感が場所によって違うのも芸が細かい。 ラストの親子のやりとりにはジーンとさせられた。字幕では「いってきます、パパ!」「いってらっしゃい」というセリフだったけど、英語のセリフでは「グッバイ、ダディ!」「グッバイ、サン」になっていた。命がけで連れ戻した子供だって、いつかは親のもとから離れていくよ、というメッセージが込められていたのかな。 【ゆうろう】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2003-12-13 16:29:44) (良:1票) |