5.阪妻演じる平三郎ですが、この人には世界の中心で不幸をさけばしてあげたいですね~。見ている私が「誰か助けて下さい!」と画面に向かって言いそうになりました。奈美江さんもお千代さんも人妻におさまっちゃって、そりゃーヤケにもなりますわな。カメラはさすがに据えたショットがほとんどですが、平三郎が逃げるところなどに移動撮影が使われ、ラストの立ち回りを捉えたロングショットはじわじわフレームが動いていて、大人数を1コマにのせ動かすことで、まさしく大立ち回りとなっております。これだけの出演者を揃えたのですよ、と誇らしげなシーンでもありますね。阪妻がにゅ~っとカメラに近付く超クローズアップ、この侍の葛藤、矜持。はたして善事の仮面を被った偽善者=悪人と無頼漢の謗りを受ける浪人=善人の結末やいかに。浪人の刀が理不尽な世をバッサリ斬る、ことができるのかはどうかご覧下さいませ。おろちくお願いいたします。く、く、苦しい~、私がバッサリ斬られそうですな。 【彦馬】さん 8点(2004-08-30 23:54:45) (良:2票) |
4.すてぃんぐ様ってば、"共和党が民主党を叩きのめす"って、違うでしょうがあ。全然そんな話じゃ有りませんよ。当然、イーストウッドの映画だって。「もう、あんたってひとはいい加減なんだからっ!」(オイラもよく言われるんだ、うちのカミサンに...) じゃあ、どういう映画かって、一言で言うと、もちろん、「運命は残酷」。これに尽きるっしょ!(しつこい?) 【なるせたろう】さん 10点(2003-12-04 21:08:25) (良:2票) |
3.これは、面白い。悪人、善人と世間で決め付けてる人達が、実は違っているのは確かにわかる。しかし、阪妻演じる平三郎みたいな奴は、世渡りの下手な、くそ真面目な変人、と言うような評価をされるのだろうな。映画としては、完成度高いです。それにしても、阪妻の顔でかい。やはり、歌舞伎俳優とかは、大きくないと舞台で見栄えがしないよな。やっぱり、そうだよなあ。まあ、私は俳優じゃないですけど。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-15 00:38:44) (笑:1票) |
2.制作年が古いって事で下駄を履かせる必要もなく面白い映画です。確かに平三郎の行動はちょっとハズれてるけど、我々小市民ってこの映画みたくマスコミやら政治やらに踊らされ易いのでは?「指輪物語」の中でトールキンも言っている。「ホントに悪いヤツってのは一見感じが良さそうだ」と。バンツマを始め役者の表情が豊かで、台詞はないのに気持ちが伝わってきますね。大捕物のアクションも魅せる!その上悲劇的なラストシーンで問題提起をすると言うすばらしい映画。↓なるせ様のおっしゃる通り「運命は残酷」。そして「恋は盲目」。 【黒猫クロマティ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-13 12:48:48) (良:1票) |
1.後の雷蔵版も捨てがたいが、この原典版もスゴイ。バンツマは絶対、古今東西最高のアクション俳優だと思います。クライマックスの息もつかせぬチャンバラは、人間の能力を超えてます。目が点になりました。 【鱗歌】さん 8点(2003-10-12 10:14:22) (良:1票) |