20.ビデオを見終わって、それほど感動はなかった。ただ凄かった。リオのファベーラ(スラム街)はかなりヒドイとは聞いていたが、あそこまでとは。10年前一度リオにいると時、ファベーラではない普通のセントロで、銃を持った警官がレストランに突入するところに遭遇したことを思い出した。またサンパウロ郊外で、映画に出てきたような少年達に囲まれ少しビビっていたところ、「お前もいるか?」とシンナーを勧められたのを思い出した。(ちなみに少年たちは善意を持っておすそ分けしてくれたのだったが、自分が断ると「そうか、体に悪いもんな」と言ってまた自分たちで吸い始めた。「なら、お前もやめろよ!」とは言えなかったが)。ブラジルは貧富の差が激しい。あの世界が全てではもちろんないが、あの世界も現実なんだろうと納得はできる。 もう一度見ようと思う。見れば見るだけ味の滲みでてきそうな映画。 |
19.壮絶な世界だ・・・。 【アルテマ温泉】さん 8点(2004-06-20 16:58:57) |
18.衝撃的でした。映像が凄かったです!それにしても登場人物が死にすぎ。 【ギニュー】さん 8点(2004-06-17 22:39:59) |
17.冒頭からすぐさま背筋に冷たいものが走った。簡単に銃口を向けるんだな。 こんなとこにゃ住めたもんじゃない!と青っ白い日本人な私は思ってしまうが、 サンパウロとかには日本人もいっぱい住んでるんだよね。 逆にシンプルな環境とも言えるし、日本のような息苦しさはないらしい。 スラムと夜道にさえ気をつければ住みやすいそうだが、私には日本の方がいい。 逆に日本に来ているブラジル人は日本のモラルになじめず煙たがられているし、 彼らにしてみれば日本の方が住みにくい印象だったりするのかも。 映画は色彩も音楽もテンションもよく、一気に流し込むように観れた。 青春映画だと思うけれど、あまりにも死にすぎるため友情を語るには難しい 環境だなぁと感じました。恋に関しては添え物的。やっぱ命のやりとりの インパクトが強すぎて他は霞んでしまうんだな。 ところで気になったんだけど、暗闇の黒人は保護色で見づらい。誰が 誰やらわからなくなる場面もけっこうアリ。 【337】さん 8点(2004-06-07 03:43:33) |
16.ひえー。ブラジルってこんなところなの?しかし映像、編集が想像以上にモダンで驚き。つかまったちびっこギャングの子供二人のどちらかを殺せ、というときの泣きじゃくる様がリアルですごい。陰惨な話だがエンタテイメント性も高い。それは自分の視点を、気弱で正義感がものすごく強いわけでもない、タナボタに舞い込んでくるラッキーに素直によろこぶオスマン・サンコンそっくりの少年に置くことで心のよりどころに出来るからではないかな。大した映画ですよ。 【GO】さん 8点(2004-05-24 23:00:04) |
15.乾いた感じがいい。実話に基づいているのにリアリティがあるのかないのかわからない雰囲気がまたいい。画像が凝っているのもまたいい。正直ビックリした、恐るべきブラジル映画。 【ぼぎー】さん 8点(2004-05-15 19:45:29) |
14.なんかこの日常がすごく恐ろしいと思わせますねぇ 男としてはベネはおいしい役だなぁとか思っちゃいます(もし自分が出てたらリトル・ゼにちょっかいだしてやられる役だろうけど) これからはブラジルに注目ですね 【ヴァッハ】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-05-06 21:15:08) |
13.あまりの衝撃の内容を、下手な味付け無しに、深刻に成り過ぎないようにした演出が見事。見て損なし。 【Andy17】さん 8点(2004-04-11 21:18:56) |
12.息子が借りてきたので、何の前知識もなく見ました。始まってすぐに、「ひえ~」とブットビ! TV放映などはまだこれからでしょうから、私は、何も知らずに無邪気に見始めた珍しい観客というわけです。すごくショックでした。「タランティーノがオモチャに見えるね」と言ったら、息子が「だろ?」と。オモチャは大好きだけど、こんなの見せられたら、しばらくタランティーノは見る気にならないです。作り手の意欲やきっかけも実はそのあたりにあるんだろうけど、そんな下心が感じられない完成度の高さに、脱帽です。 【おばちゃん】さん 8点(2004-04-04 21:04:55) (良:1票) |
11.この映画は近年まれに見るドキュメントを踏まえたエンターテイメント作品か。ブロウは少し社会的な作品に近かったかな。 日本と反対側の国の話。サッカー大国の裏側にはここまで残虐な顔があるとは。誰が悪いのか、誰が正義なのかがわからない混沌状態。人殺しでも英雄なんて正直日本では考えられない。 これこそ教育問題に真正面から戦っている作品なのかもしれない。 【ひで】さん 8点(2004-03-27 04:57:07) |
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10.狙ってないだろうけど、でらかっこいい。音楽もイイ! 【とらきつ】さん 8点(2004-03-04 02:59:23) |
9.カメラワークが凝っていて途中やりすぎ?って感じで目が廻って気持ち悪くもありましたがテンポも良く、ブラジル版グッドフェローズ? 実話ものだから..本当は、もっと凄い残虐なのかも。 |
8.狂気の世界。しかし、地球の裏側で起こっているという現実。さらに、私は地球の裏側の現実に無関心である自分自身や日本に対しても狂気を感じた。 【マイアミバイス】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-02-03 03:44:01) |
7.劇中とおしてずっとリオのスラムのギャングのことを淡々と映像にしているため、退屈してしまう人もいるかもしれない。 でも、私は嫌いじゃない。これが実話ベースということにも驚く。 日本なら小学生くらいの子供たちが「ヤクをやった。銃を打った。人を殺した。」とこんなことを一人前の大人になったと自慢する。 町を危険に陥れるのも、町の表面上の平和を保つのも若干20歳くらいのギャング。 警察なんて意味がない。町中の人が口を閉ざし、ギャングからのワイロで悪事に目をつぶり、銃の横流しも普通・・・。 そんな町に生まれた子供たちはほとんどの子供が自分たちが見ているこの町の中で自分たちが見ている大人と同じように悪いことを悪いと感じない大人になっていく。 それを抜け出そうとするのはごくごく少数。 私はこんな町に生まれなくてよかった。平和な日本に生まれたことに感謝。 この町の少年たちはギャングに協力することで安全を確保し、自分もギャングの仲間入りをしてからはその抗争で自分や罪のない人の命を奪う。 そして生き残った少年はまた同じ事を繰り返す。 この少年たちの幸せとはなんなのだろう、命の重みとは・・・。 考えさせられました。 【ゆり】さん 8点(2004-01-20 01:10:18) |
6.因果は巡り、そして巡り巡って自らのところに報いが訪れる。そしてその繰り返し。あの街に住んでいる人間は誰一人としてこの法則から逃れられない。そう言う意味では確かにあの街は神が棲んでいるのだと思う。かなり残酷な神様ではあるのだけれど。 【しゃらら】さん 8点(2004-01-18 13:32:10) |
5.日本でいえばまだ小学生くらいのガキが、へらへら笑いながら拳銃で人をバンバン撃っちゃうんですよ。いやもう最高。 【葛原葛原】さん 8点(2004-01-10 15:17:24) |
4.今年見た映画の中でNo1! パルプ・フィクションを初めて観た時の衝撃を思いだしました。 【たま】さん 8点(2003-12-31 01:48:16) |
3.私自身、ブラジルという国に興味があったので、いろんな意味で、見て良かったと思える映画でした。こんな社会が実際に存在しているという事実を、改めて考えさせられました。 【あしたかこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-12-18 10:02:32) |
2.スピーディでスタイリッシュで、テンポもカメラワークも抜群の傑作。日本で平和に暮らす自分に強烈なビンタを食らわさせられたような衝撃。監督が凄い。 【紅蓮天国】さん 8点(2003-10-13 08:01:57) |
1.ブラジルに実在する「シティ・オブ・ゴッド(神の街)」と呼ばれるスラム街を描いた作品。原作は11歳でシティ・オブ・ゴッドに移住し、その暮らしを経験したパウロ・リンス。演じているのは実際にスラムで暮らす子供達である。蔓延する暴力とドラッグの当事者はみんな10代やそれ以下の子供達で、邪魔者とあれば簡単に銃で撃ち殺してしまう。その無邪気さ、命の軽さに背筋が凍る思いがした。カメラマンを夢見てスラムから脱出できた少年「ブスカペ」のような例は相当運が良いのだろう。犯罪が日常となっている彼らが想像できる将来の選択肢は極端に少なく、その頂点がギャングのボスなのだ。しかし内容のハードさとは対照的にその映像はスタイリッシュで、どこかユーモラス。サントラが本国で大ヒットしたというのも頷ける(実際私も買ってしまった)素晴らしい音楽と共に作品全体に独特のリズム感を与えている。非常にパワーある映画だ。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2003-08-26 18:07:10) |