90.オープニングの鶏を追うシーンから釘付けになってしまいました。すごいカメラワークですね。スラム街での地位と富を得るためにはひたすら犯罪と殺人を繰り返すしかないなんて・・・これが実話なんて考えられません。ブスカペの様な人物が成功した例は数少ないんでしょうね。あまり何度も観たいとは思いませんが、素晴らしい作品だったと思います。 |
89.ブラジル映画なのであまり期待はしていませんでしたが、引きこまれた。 スタイリッシュな映像で、躍動感が溢れていたと感じた。無邪気な子供が銃を撃つというのは、怖い...。 【ゆきいち】さん 8点(2004-11-24 10:45:55) |
88.私の中のちっぽけな倫理観として。人が山ほど殺される映画に、「たのしー」「おもしろーい」と熱狂できない、というのがある。特に実話ベースの場合には(当たり前すぎるかもしれないけれど)。でも、この映画を見たとき、それが一瞬揺らぎそうになった。圧倒的なスピード感、スリリングなドラマ性、洗練されたカメラワーク、激情的な音楽のリズム……どれもが誰かを何かに駆り立てるようなパワーを孕んでいて、思わず私も、何も考えずに頭をブチ抜くキッズを笑いながら見て彼らの生死ゲームを楽しんじゃったり、手に汗握る抗争劇にジェットコースターに乗ったときみたいな超ハイな歓声あげて魅入ったりしそうに…………は、ならなかったけど。やっぱり、子供が子供を殺すことが、こんなきれいなエンターテイメントで語られちゃマズよ、という自分の中のクビキは確かに存在。でもカッコいいものはカッコいい!スタイリッシュ!という映像への賛美も。こんな感情の「ないまぜ」が生まれるのが、きっと「衝撃作」ということなんだろうな。 【中山家】さん 7点(2004-11-18 12:07:57) |
87.大変に重要なテーマを扱った映画だと思います。、、、、、「仁義なき~」も思い出しましたが、ちょっと違うような気もしましたし、、、音楽やカメラがテーマと整合的なのかということも少々気になりましたが、大したことではないように思いますし、、、殺されている人の数自体は戦争映画やパニック映画の方が大量かもしれないのに、どうしてショッキングなのだろうかとも思いましたし、、、、、で、最後に連想されたのは「北斗の拳」的世界でした。、、、、どういうことかというと、、、描かれているのは、暴力が支配し、言葉による秩序形成が全く成立していない世界。そこでは、私たちの社会が前提とするような、約束、信頼、勤勉などの価値は成立しておらず、限られた文化、文明しか存在する余地はありません。、、、、どうやってこうした暴力的社会が生まれるのか?、、、、貧困、差別、文盲によって。、、、、どこにこうした社会は生まれるのか?、、、、、かつてのリオの裏町で、、、今、イラクで、パレスチナで、アフリカの紛争諸地域で、歌舞伎町の雑居ビルの一室で、渋谷の夜の街路で、池袋西の公園で、、、。貧困、貧富の格差、情報アクセスのデバイドetcを放置すれば、こうした暴力的社会は、世界の各地域でその領域を拡大し、気づいたときには、真っ当な秩序はどこにもなく、経済秩序も破壊され、数百年、歴史の針を戻したような状態に至るかもしれません。、、、遠い、地球の裏側の話しとしてではなく、近い将来、身近にあり得る話しとして受け止めることができるのではないか、というのが私の今の感想です。、、、、、(蛇足)この映画を見て、反グーロバリズムの立場に一歩ほど傾斜。 【王の七つの森】さん 9点(2004-11-09 11:41:00) (良:2票) |
86.自分には合わんかっただけのことです。 【LYLY】さん 5点(2004-10-18 20:53:50) |
85.ビビりっぱなし。それにしても日本は平和。 【ヒロヒロ】さん 9点(2004-10-13 23:36:17) |
84.こういう世界もあるんですね。人間とは感情的動物であるということがこの映画で証明されているのではないでしょうか。法律がなくなり、一人一人が銃を持ち生きていく社会が設定されれば、今の日本でもこんなことはすぐにでも起こると思います。まして、制度や法律で雁字搦めにされている現代人の溜まりに溜まった鬱憤は、この映画のギャングどころではないのではないでしょうか。 |
83.以前、外国でナイフをつきつけられたことがあるので、マジになってみてしまいました。世の中、色々な世界があります。面白かったけどすぐに印象が薄れてくるのは日々のニュースの方がすごすぎるってことかも知れない。 【omut】さん 6点(2004-09-25 07:33:40) |
82.リ、リアルゥーやばい映画ですっ。こんな緊張感、迫力のある映像は初めてです。暴力的だし下品で嫌いな表現方法もあるのだが、そんなの超越し圧倒され続けての130分でした。実話だと思うと恐ろしくなります。それと出演者全員演技とは思えませんでした。まさに「神が創らせた映画」今こうしてノンキにコメントを書いていられることに感謝!! |
81.ここ最近どんな映画をみても面白く無く、昔のように衝撃を与えてくれる作品には出会えないのかと思っていた日々この頃。そんな作品やっと出会えました!スラム街に展開される群集劇。登場人物全員が主役だと思います。ストーリー、スタイリッシュな映像、キャラクターすべて文句なし。「いや~映画って、ほんっと良いモノですね~」 【コン兄貴】さん 10点(2004-09-08 17:32:19) |
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80.みんな一生懸命生きているんですなぁ。自分がこの街に生まれていたら同じような道をたどったのかもしれませんね。 【にゅうたいぷ】さん 6点(2004-09-02 11:24:36) |
79.あかん、俺の貧相なボキャブラリーではこの映画を上手く褒める事ができんわ。 絶賛は他の方々がいっぱいしてるみたいなんで、それを参考にして下さい。 ふと思ったんだが、「好きな映画は何?」って聞かれて「シティオブゴッド!」って答えれる勇者はどのくらいいるんだか…気になるな。 【ふくちゃん】さん 10点(2004-09-01 03:11:25) |
78.とにかくエネルギッシュ。こちらの体力が充分にある時に見ないと、勢いにやられる。「え?」と思う台詞や、「オイオイ!」という展開も多いけれど、すべてをあのエネルギーが覆い隠して余りある。けれども映画として秀作だとは思わないし、他人には勧めない。死をライトに扱おうとしているのに、内容が切実なドキュメンタリー風だから、すごい不具合を感じてしまう。見ていて疲れる映画でした。 【ともとも】さん 6点(2004-08-30 19:49:17) |
77.楽しいッ!と感じた私にとっては、対岸の火事なんでしょうね。まさに平和ボケ。自責の念をこめて、暴力の無い世界を心から祈る。アーメン。 【小僧】さん 9点(2004-08-29 03:32:09) |
76.このテーマを映画にしてみたのは面白いと思うけど、この映画が面白いかというとそうは、思えない。 【arsha】さん 5点(2004-08-24 01:15:20) |
75.最強の無法地帯映画ですな。スタイリッシュな作風ですけど所々はリアル志向。リトル・ゼ役のあんちゃんはリトル・ゼ本人の人物をあまり知らないと言っていたが、かなりなりきっています(本当に素人だったの?!)。群像劇としても最高で、1回目観たときはリトル・ゼを応援していましたが、2回目はセヌーラ、3回目は二枚目マネ…と、視点を変えてみると何度も楽しく観れてしまいます。トライバルなミュージックもカッコいいです! |
74.う~ん、おもしろいかなこれ? 実話に基づいた話だそうですが、これ観ても幸せにはなれませんね。 【よしふみ】さん 4点(2004-08-08 02:33:51) (笑:1票) |
73.裏社会を垣間見てみると、実際こういうことが起こっていそうで恐い。私はずっと「平和ボケ」していたい。例えそれがマトリックスの世界だったとしても・・。色々と考えさせられますが、私には不向きな映画です。 【たまごくん】さん 5点(2004-08-04 05:50:37) |
72.ピストルを発砲しながら追いかける警官って、バカボンの世界だけじゃないんだなってことに驚いた。ストーリーはカメラマン志望の少年から見たリトルゼの物語をメインにして銃、麻薬、殺人、犯罪、警察の質の悪さなど「神の街」の様々な問題が描かれているわけだが、問題自体を重くせず軽いノリで物語が進んでいく。ただ全体的の雰囲気が好きにはなれなかったし、この作品の魅力をそれほど感じることは出来なかった。それと軽いノリの音楽は眠気を誘うのでつらかった。 【くうふく】さん 3点(2004-07-30 12:47:23) |
71.リオデジャネイロの強烈な気候風土を感じさせる、ひたすら暑くそして熱い作品だ。スラムに生まれたときから宿命のようにストリートギャングとして生きてゆかざるを得ない少年たち。一方、そこから抜け出してジャーナリストとして生きようとする少年。映画は、その生々しい彼らの生態を実録風に活写してゆき、個々の生きざまを通して様々な問題を我々に投げかけてくる。縄張り争いによる団結・裏切り・復讐を繰り返しながら暴徒化する彼らを、スピード感を伴う独特の編集テクニックで見せきる巧みさには感心させられる。また、彼らの中には殺人を強要されるまだ年端も行かない子供も存在するという描写などは、本作の真実味を感じさせる鮮烈なエピソードとしても忘れられない。抗争を繰り広げるセピア調の画面が余計ヒートアップさせてはいるが、この国の物価や賃金のみならず命の値段までが安いと感じさせるほど、そのバイオレンス描写に悲惨さはむしろ希薄で、実にあっけらかんとしているのが本作の特徴であり、唯一の救いでもある。 【ドラえもん】さん 8点(2004-07-21 16:57:03) |