39.これはやられた。彼らは何故殺人を犯すのか?「太陽がまぶしいから」だな。
リトル・ダイスが殺人を犯して恍惚に浸るときの表情には心底ゾッとした。そしてふと思った。10年前のえなりかずきならあれを超える「映画史上最も恐ろしいシーン」が実現できたはずだと。 【藤村】さん 9点(2005-01-25 18:40:47) |
38.あらっ!丁度100人目のレビューですか!これも何かの縁ですね。今後とも宜しく。 ところでこの映画、すごいブラックでシリアスな映画だけどとても引き込まれた。「面白い」と言う言葉は適切ではないかもしれないけど、それ以外の言葉は思いつきません。すごい映画ですよ! (12/1追加)あらまっ!なんと99人目になっているではないですか!?前に見た時はちゃんと100だったのに・・・誰かの陰謀か?無念だ・・・とりあえずレビューは追加だけにしておきます。それにしても残念だ。ではこの事件を切っ掛けに縁を切らして頂きます。サヨウナラ。 【ボビー】さん 9点(2004-12-01 20:03:57) (笑:2票) |
37.2004年アテネオリンピックの男子マラソン競技にて銅メダリストとなったバンデルレイ・デリマ選手を途中で妨害したアイルランド人コーネリアス・ニール・ホーランなる人物はこのような暴挙に及ぶ前に何故この作品を観なかったのかと悔やまれる・・・。なんと表現してよいのか分かりませんが観終わった後「ああブラジル人を敵に回しちゃいかんな」とまず思いました。まあありえないとは思うが彼がデリマ選手を謝罪するためにブラジルに渡ったとしたらまず生きて帰れないと思う。最低でも100発以上の銃弾を喰らうか100以上に細切れにされるか・・・あまり想像はしたくないが現実に思えてくるぐらい恐ろしい描き方してるしこれ観たあとはブラジル旅行には行く気がなくなります。”ブラジル”という国のイメージがちょっと崩れるけど現実にあったことだしこういう作品も観る分には楽しめます。それに日本によく来るシュートボクセの面々。シウバ、ニンジャ、ショーグン・・・こんな奴らに日本人が勝つ日が来るだろうか。ブラジル人と日本人では生まれ持った”気質”が違うのかもしれないと言わざるを得ない。 【tetsu78】さん 9点(2004-12-01 01:15:15) |
36.オープニングの鶏を追うシーンから釘付けになってしまいました。すごいカメラワークですね。スラム街での地位と富を得るためにはひたすら犯罪と殺人を繰り返すしかないなんて・・・これが実話なんて考えられません。ブスカペの様な人物が成功した例は数少ないんでしょうね。あまり何度も観たいとは思いませんが、素晴らしい作品だったと思います。 |
35.大変に重要なテーマを扱った映画だと思います。、、、、、「仁義なき~」も思い出しましたが、ちょっと違うような気もしましたし、、、音楽やカメラがテーマと整合的なのかということも少々気になりましたが、大したことではないように思いますし、、、殺されている人の数自体は戦争映画やパニック映画の方が大量かもしれないのに、どうしてショッキングなのだろうかとも思いましたし、、、、、で、最後に連想されたのは「北斗の拳」的世界でした。、、、、どういうことかというと、、、描かれているのは、暴力が支配し、言葉による秩序形成が全く成立していない世界。そこでは、私たちの社会が前提とするような、約束、信頼、勤勉などの価値は成立しておらず、限られた文化、文明しか存在する余地はありません。、、、、どうやってこうした暴力的社会が生まれるのか?、、、、貧困、差別、文盲によって。、、、、どこにこうした社会は生まれるのか?、、、、、かつてのリオの裏町で、、、今、イラクで、パレスチナで、アフリカの紛争諸地域で、歌舞伎町の雑居ビルの一室で、渋谷の夜の街路で、池袋西の公園で、、、。貧困、貧富の格差、情報アクセスのデバイドetcを放置すれば、こうした暴力的社会は、世界の各地域でその領域を拡大し、気づいたときには、真っ当な秩序はどこにもなく、経済秩序も破壊され、数百年、歴史の針を戻したような状態に至るかもしれません。、、、遠い、地球の裏側の話しとしてではなく、近い将来、身近にあり得る話しとして受け止めることができるのではないか、というのが私の今の感想です。、、、、、(蛇足)この映画を見て、反グーロバリズムの立場に一歩ほど傾斜。 【王の七つの森】さん 9点(2004-11-09 11:41:00) (良:2票) |
34.ビビりっぱなし。それにしても日本は平和。 【ヒロヒロ】さん 9点(2004-10-13 23:36:17) |
33.楽しいッ!と感じた私にとっては、対岸の火事なんでしょうね。まさに平和ボケ。自責の念をこめて、暴力の無い世界を心から祈る。アーメン。 【小僧】さん 9点(2004-08-29 03:32:09) |
32.最強の無法地帯映画ですな。スタイリッシュな作風ですけど所々はリアル志向。リトル・ゼ役のあんちゃんはリトル・ゼ本人の人物をあまり知らないと言っていたが、かなりなりきっています(本当に素人だったの?!)。群像劇としても最高で、1回目観たときはリトル・ゼを応援していましたが、2回目はセヌーラ、3回目は二枚目マネ…と、視点を変えてみると何度も楽しく観れてしまいます。トライバルなミュージックもカッコいいです! |
31.最初に逃げた鶏を追いかけるシーンで、鶏ごときに拳銃撃つなよな~って思ったけど、最後あたりでまた同じシーンを観た時に、自分自身、違和感を感じなかったのがビックリしました。たった2時間観ただけで拳銃を撃つことに慣れてしまったのだから、実際にこの町で暮らしている人はな~んにも感じなくて当たり前なのかと納得しました。そして恐くなりました。 【とーこ】さん 9点(2004-07-19 00:11:33) |
30.コレねぇ~、ここ最近観た中じゃ「効いたぁ~!!」ナンバーワンです(笑)だって、こんな環境なんだもん。。身を投じなきゃ腐ってしまう、殺らなきゃ殺られる。。そんなのが当たり前の世界。しかも陰惨さは欠片もなく、むしろ爽快感すら漂う。全然飽きが来ないのは、監督の力量の成せる業。天晴れ♪・・・無法地帯に神はなく、笑みを浮かべるのは恐れを知らぬ子供のみ。心を掻き毟られ、連鎖の渦に呑み込まれ・・。なのに、この気持ちよさ??気紛れ神様ショッキング!!いやぁ、たまげたぁ!この映画ただもんじゃねぇ(爆) 【れこば】さん 9点(2004-07-13 20:47:52) |
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29.実話だろうが重い題材だろうが、いちばんおもしろくみえるように撮ればいい。とりあえずみるべし 【ドレミダーン】さん 9点(2004-07-11 16:33:59) |
28.ただ迫力があるだけではなく、細かいところまでしっかり作られている。完成度が高い 【リーム555】さん 9点(2004-07-01 16:08:05) |
27.仁義も人の死も置き去りにして成り上がるために突っ走る。その様は単純に言って痛快。 【kozi】さん 9点(2004-06-29 01:25:24) |
26.ブラジル版の「仁義なき戦い」というのは当たっているかな。でも、確かに深作やタランティーノのテイストを十分に感じるけど、登場人物の大半が子供だということはかなり異様である。「バトルロワイヤル」のような完全なる虚構性が前提であれば、純粋に娯楽として楽しめるが、この作品のもつリアルな歴史性は、そのスタイリッシュな娯楽的展開から乖離して、僕らの胸をストレートに突き刺すのである。子供たちが殺し合うということの捩れた純粋さがとても心重く、とても恐ろしいのだ。しかし、僕はこうも考える。この作品が捩れた純粋さと殺人に対する原初的な麻痺の恐怖を描いているとすれば、一体全体、「バトルロワイヤル」的な虚構性とは何なのだろうか、それを描くことのリアリティとは何なのだろうか、と。それはゲーム的虚構性であり、ゲーム的リアリティであるとしか僕には思えない。本来、作品とはそういうものを超えたところで創られるものだろう。歴史性がなければ、人の心は掴めない。というか、人々の心の有り様こそが今描くべき歴史性だ。今、この瞬間にも歴史は創られているということを僕らは認識すべきなのではないか。話はそれてしまったが、この作品が傑作であることに全く異存はない。 |
25.特筆すべきは、この圧倒的なまでの構成力です。これだけの曲者を揃えた群像劇で、ここまでキャラをしっかり描き分けている作品はそうはありません。緻密な計算をもって張り巡らされた伏線が回収されていくカタルシスにはすっかり酔ってしまいました。 【K】さん 9点(2004-06-25 09:07:48) |
24.《ネタバレ》 内容も描写も共に凄かった。あの時にアレをしていたから、のちにこうなって~などの絡み方も上手くテンポも良くラストまで退屈する事なくのめり込めた。 あっさりと死んでしまう者もいれば、なかなか死ない者やで気が抜けないけれど、重いテーマながら撮り方がうまいので観終わっても変な疲れはなかった。 あんな状況の中で主人公はツキも含めてうまく乗り切っていくので爽快感もあった(ラストのリトル・ゼも含めて) 観る人によってどの登場人物に感情移入するかもあるだろうけど、基本的にむちゃし過ぎた者には、のちにそれ相応な事が起こるので違和感もなかった(例外も少しあるけど) 【BOW】さん 9点(2004-06-22 11:22:53) |
23.《ネタバレ》 これが実話を基に作られているとは考えられない。恐ろしいというか興味深い、日本では有り得ない現実がそこにあった。 全ての登場人物に物語があり、結末がある。愛があり、憎しみがある。生があり、死がある。本当に中身の濃い映画だ。世の中の全てが詰まっているといっても過言ではない。 個人的には、リトル・ゼの内面の描き方にとても感応してしまった。きっとあいつはただ極悪なのではなく、とても寂しくて悲しかったんだ。親友に諭され羨んで、でも求めても得られない愛。それが故の暴走、そして親友の死。そのまま闇へと転落していく。その後当然の如く訪れる、組織の破綻と自らの死。切ない… 正に全てが繋がったストーリー、小気味良いぐらいのテンポの良さ、素晴らしい音楽。それと対比するかのような、テーマのディープさ。とにかく退屈する瞬間が無い。傑作と言ってもいい。そんな映画だ。 【赤毛のダニー】さん 9点(2004-06-10 14:07:15) |
22.実話もの好きでみたけど、かなり衝撃的だったね。リトル・ゼの行動は特に血も涙もないって感じでやばかった。子供が子供を殺してしまうシーンも、かなり緊迫感ありすぎ。あと、ブラジルの映画ってそんなみた事ないけど、映像かなりこった感じでかなりイカしてる。しかしあんな環境で自分が育っていたら・・って考えると怖いね。 【rainbow】さん 9点(2004-06-02 07:37:19) |
21.子供たちがゲラゲラ笑いながら銃ぶっ放すのは衝撃的。また、ものすごくエグイ内容ながら 娯楽作品としても楽しめるストーリー展開と映像表現にも好感が持てる。 【新井】さん 9点(2004-05-30 12:14:23) |
20.映像の技術がすごかった。ブラジルのスラムはこうなのか、という現実を軽くなく、重くなく伝えてくれている。役者の表情が生き生きとしている。8点にしようと思ったけど、つい9点にしてしまうような力のある作品。 |