7.あらゆる贅肉をバッサリ切り捨てた潔さに脱帽です。 【K】さん 8点(2004-09-09 16:57:19) (良:2票) |
6.映画を撮るのに金はいらぬアイデアだ。と誰が言ったか分からないんですが、何かの本で「日本は一つの船を全部作ろうとする。ハリウッドは船の撮影する部分の一部分のみを作る」って書いてましたが、この映画は一部分を作りそれを上手く脚本を作成したように思えます。(最近のハリウッドは全部作ってるように思えるけど。。)ちょっと気を抜くと面白くなるような題材ですが、それぞれ登場人物の巧みな心理描写の変化と、だんだんと解けていく謎でつまらないと感じる間もなくこの映画は終了します。いろんな皮肉を込めた映画、私は好きです。 |
5.《ネタバレ》 ○久しぶりに再鑑賞。○本当にアイディアの勝利、この一言に尽きる。欲深くない人間が生き残るラストも良い。○カナダ映画として名を馳せたのに、続編でハリウッドに無茶苦茶にされてしまうのはかわいそう。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-01 17:34:50) (笑:1票) |
《改行表示》 4.面白かった。キューブリックとかリンチ作品に近い感触。こういうのは大好きです。何故 彼らが入れられたのかとか、その後どうなったかとか、それを付け加えたらおそらく駄作になったのではなかろうか。不親切さが余計に想像力を掻き立ててくれる。 【KING】さん 8点(2004-06-16 08:05:13) (良:1票) |
《改行表示》 3.かなり面白い映画ですね。 設定は不条理極まりないですが、そこかしこから垣間見せるリアリティーとか、社会・人間風刺臭とかたまらんです。 この映画の個人的ツボ・・・それは、非現実的シチュエーションなのに、登場する人間は「普通の人間」であると言う事。どこぞの空想物語みたいに、魔法や超能力を使うわけでなければ、超人的な怪力や武芸を発揮するわけでもない。さらに重要な事は、彼らそれぞれが、極めて「現実的」なバックグランドを持っていると言う事です。そんな彼らが、断じて普通でない状況に対して普通に考えて普通に恐怖する。非リアリティー中のリアリティーのギャップと、それ故の面白さが効果的に描かれていると思います。う~ん、人間ってどんな奇怪な状況に於いても、それまでの人生で培ってきた「公式」を当てはめつつ順応していく動物なんですよね・・・安部公房の「砂の女」にも通ずる感銘です。 ただ、ややなし崩し的に密度が薄くなる後半のストーリーと、暗示的ではあるが、すっきりしないラストだけがマイナスポイント。それ以外は、最高に楽しめました。 【もえたん】さん 8点(2003-12-28 22:45:30) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 なにせおいらは、esっていう映画みてそのレビュー観てたら、これにいきついたわけなんさ。なんちゅーか、えっ!えっ!の連続だったわけ。esは大学の心理学の授業で観ろって言われてある程度知ってて、っちゅーか先生が結末とか全部言っちゃったから観る前から、むしろわかってたんだよ。それに比べるとっちゅーことで、この点数。なんかあのヒロインめちゃかわいかったし、とりあえず、esのあらすじ&結末言っちゃった大学の先生にありがとう。 |
1.全編にわたり、観客に緊張感を強いる映画。箱設計者のような感性(外の世界は生きる価値がない)を持っている人は、この映画の雰囲気にハマっていけるかも。逆に、そこが鼻持ちならないと思う人には(あの警官はそんなタイプだな)、ちょっと退屈でしょうが。終盤は勢いで持っていったようなところがあり、作りの粗さが若干みられました。が、それも映画におけるストーリーテリングの技法ということで。 【山の木屑】さん 8点(2003-06-02 22:17:58) (良:1票) |