11.こう言っては大変失礼なのだが、アンソニー・ホプキンスという人にはレクター博士のイメージが常につきまとってしまう。それだけあの役が見事だからなのだが、この映画もどうも「マスク・オブ・ハンニバル」になってしまいゾロのマスクの代わりにレクター博士のあのマスクを被ったアンソニー・ホプキンスを想像してしまった。敵役モンテロとの決闘で彼の頬に噛みつくのを期待していたのだが、それは残念ながら叶わず。あなたにはフェンシングより噛み付きの方がよっぽど強力な武器に見えます。アントニオ・バンデラスに「やあアレハンドロ、あれから羊の悲鳴は消えたかね」なんて台詞を言ってくれたら間違いなく満点なんだけどなあ。 |
10.イキのいいチャンバラやってくれてるだけでもう捨て難いですね~。単純に面白いし。ゾロが2代目を育てるという趣向ですが、先代がイギリス紳士のアンソニー・ホプキンスなのに対して、2代目襲名は、何とも正反対、色気ブリブリのアントニオ・バンデラス。何でまたこんなギトギト男を後継者に・・・。これはまるで、かつての名作を、とりあえず金だけかけてバカ超大作としてリメイクしちゃう昨今の映画業界の構図をそのまま投影しているかのような設定だ。「でも要するに面白けりゃいいんだろっ」という製作者サイドの深層心理の表れに違いない!と勝手に解釈。さらにはホプキンスの生き別れの娘も、これまた何故か(!)キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(こう見えて実は英国出身らしいので構わないっちゃあ構わないけど)。この2代目とこの娘のカップルは、まさに現代のハリウッドが総力を結集したかのような究極の濃厚さ。まさにこの時、一つの時代は終焉を告げたのだ(何のこっちゃ)。 【鱗歌】さん 8点(2004-01-12 16:06:34) (笑:2票) |
9.バンデラスが濃過ぎる。 【ロカホリ】さん 5点(2003-11-03 02:04:18) (笑:2票) |
8.暑苦しい主演俳優が暑苦しいヒーローを演じるなんて(多少ズッコケてみせても濃いものは濃い)暑苦しい映画になること必至(いや、暑苦しい映画が好きな人も多いのでそれはそれでいいんだが、個人的には暑苦しすぎるのはちょっと)と思いきや、このラテンな暑苦しさに「凛とした英国美女」と「ほどよく枯れた名優」を配したことで、非常にバランスのいい映画となった。キャサリンの美しさも暑苦しさの中でよく映えますな。ストーリー展開はわざととも思えるほどにベタベタだが、ホプキンスによってあまり薄っぺらにならなかったのは流石。アクションにしろ美しいヒロインにしろ見せ場はきっちり見せ、娯楽映画の使命をちゃんと果たした、正統派のヒーローアクション。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-11 13:24:52) (笑:1票) |
7.安心して観ることができるアクション映画です。ただ、ストーリーに掘り下げをして欲しかったのと、ジャッキー映画みたいだったので6点ですw 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-04 22:35:45) (良:1票) |
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6.期待しなかった分、そこそこ楽しめた。テンポも悪くないし、「受け継がれていく意志」というテーマも好き。
ただ「弱きを助け強きをくじく」という勧善懲悪のストーリーを始め、親子愛や師弟愛、恋愛ドラマなど、どの要素も描き方がイマイチ薄っぺらいのは否めない。
また、舞台劇のような中途半端に大仰でリアリティの無いアクション演出にも違和感がある。やるならもっと徹底して欲しい。
素顔のアンソニー・ホプキンス自身はカッコ良いけど、あのゾロのデザインはいくらなんでも趣味が悪い。変態的すぎる。
また、見ている間、どうしてもレクター博士のイメージが払拭できず、無表情で近寄って来られると、食われるんじゃないかと身構えてしまうのも否めないw 【FSS】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-02-11 22:51:02) (笑:1票) |
5.まーふつーでした。いろんな要素入れてるわりには長く感じた・・なぜだろう。。全体のストーリーよりも最後に"Z"を切るシーンが印象に残る。 【A.O.D】さん 5点(2005-02-08 00:53:16) (良:1票) |
4.体制の変換期には豪快な人物がしばしば登場します。例えば幕末の日本の鞍馬天狗とか、フランス革命期のオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェとか(失礼、これは池田理代子の創作です)・・・。そのほとんどはフィクションか民衆の期待によって脚色された姿が伝えられているだけですから、コメディーを2割くらい混ぜたこういう映画もあっていいでしょう。バンデラスが演じるアレハンドロの剣を抜いた時の間抜けっぷりが見事ですが、それでも死んだりつかまったりしないで腕を磨いていくのが更にお見事。先輩ゾロに「魅力を身につけなくてはだめだ。」と言われて直後に出席した社交パーティーで外交官のような見事な弁舌でまくし立てたり令嬢と見事なダンスを披露したり、これがほんの少し前までこそドロをやっていた男か、と思わせますがバンデラスの演技は兎にも角にもお見事。お見事づくしで7点を献上。清涼剤として見る価値は多いにあります。それから全編に流れるメキシカンのムードが素敵です。 【かわまり】さん 7点(2004-03-08 09:57:47) (良:1票) |
3.バンデラスは濃すぎる。だからマスクをかぶっているのです。 |
2.主人公が二代目ゾロへと成長していく過程がメインなだけあって、主人公の未熟さにハラハラドキドキしました。初代ゾロが活劇の宿命として花々しく散り、敵もここぞとまでに憎々しく描かれていて、激闘の末に打ち倒したときの爽快感もひとしおで、最後は二代目ゾロとヒロインが結ばれるべくして結ばれ、娯楽映画としては申し分ない出来ではないでしょうか。個人的には、産みの親と育ての親が宿敵どうしであることからくるヒロインの心の葛藤にもうちょっと踏み込んで欲しかった気もしますが、そこまで描くと全体的なテンポが悪くなってしまったかもしれないし、そう考えると、すべての観客を満足させるようなバランスってなかなか難しいものです。 【しっと】さん 5点(2002-12-29 06:59:28) (良:1票) |
1.登場人物がそれぞれ深い背景を持っている割に、ストーリーが軽くて、アンバランスだった。でも、アクションはまずまず(お子様向けのような気もするが)だったしそれなりに楽しめた。 【T・O】さん 7点(2001-10-30 14:26:34) (良:1票) |