1.そう、渥美清といえば「男はつらいよ」の寅さんなんですが、イメージが出来上がる以前に作られた列車シリーズ3連作のひとつが本作。東映らしからぬ、むしろ松竹カラーで展開される中、主役の渥美清を筆頭にマドンナ役の佐久間良子、大原麗子、肛門じゃなかった黄門様の西村晃等みなさん若い若い。当時の国鉄が全面協力ということもあり、花形列車である寝台特急(急行列車ではない)の客室内を舞台に人情喜劇が繰り広げられるのもうれしい限り。しかも「さくら」「富士」(たしか記憶では)の二本立て! ! 「男はつらいよ」の渥美清も悪くはありませんが、個人的には、本作の様な列車シリーズやTVドラマ「泣いてたまるか」時代の方が、型にハマり過ぎておらず好きでしたね。 【光りやまねこ】さん 7点(2003-12-15 14:34:15) |