11.飲み会や仕事やテレビのチャンネル権等々の理由で映画からしばらく遠ざかっていた時期に某レンタルショップで半額キャンペーンがあった。誰かさんが案山子と目が合ったように私もえびと目が合ったのでしょう。おバカ映画でも観てリフレッシュしようとでも思ったのかもしれません。諸事情で結局観れずに返却することになっても、疲れていて途中で寝てしまってもいいという安心感も私の背中を押しました。幸か不幸か観る時間ができ、幸か不幸か寝ずに鑑賞。しかし最悪なことにこれはおバカ映画じゃなかった。バカバカしいけどおバカ映画じゃない。こんなにもバカバカしさにあふれた設定の中でおふざけも遊びもなく、ただただ巨大なシャコを介した人間ドラマが繰り広げられる。巨大シャコというアホらしい設定の必然性もなく、ドラマ自体もチープという救いの無い作品。「おバカ映画かと思ったら意外と普通のドラマ」という感覚に騙されてはいけない。この普通のドラマがしょぼいんだから。およそ1ヶ月ぶりくらいに観た映画はリフレッシュどころか私の貴重な睡眠時間を奪っただけに終わった。いや、教訓ができたと前向きに考えよう。「目が合っただけで借りてはいけない。次からはイカの前は目を伏せて通りすぎよう」と。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-11-30 13:27:53) (笑:3票) |
10.「騙されたと思って観てみろ」と言われて、久し振りに騙された。えびが世界チャンピオンになると思ってたのに・・・。「ロッキー」や「レイジング・ブル」並のボクシング映画だと思っていたのに・・・。 【C-14219】さん 4点(2004-10-27 22:17:56) (笑:3票) |
9.レンタルビデオ店で見かけたとき、思わず手にとってしまいました。タイトルはそのものズバリ「えびボクサー」。おまけに「この映画にコメントを寄せた芸能人」の欄には「ガッツ石松」。「えびボクサーならアリにもガッツで勝てそうだな!OK牧場!」笑いをかみ殺すのに必死で、こりゃ観るっきゃないとレジへ直行しました。 映画の出来としては、B級もいいとこ。「えび」は戦隊モノの怪人レベルの特殊メイク(?)だし、中盤は思いっきり中だるみします。これ本当にあの(僕のイメージでは)格調高い紳士の国イギリス製作なのか!?などと疑ってしまいます。おまけに笑いが取れるほど楽しくない。 でも終盤、オッサンがえびを見世物にするシーンから見入ってしまいました。昔、ダウンタウンの番組でラクダの顔面にパイをぶつける企画があったんですけど、小さかった僕は「何でこんなことするんだ!」と親に泣いてやめさせるよう(テレビに口出しが出来ると思ってた)訴えました。結局パイ投げは未遂に終わったんですけど、「通じた!よかった・・・。」とさらに大泣きした、という経験があります。だからオッサンがマイクを取ってえび擁護の発言を始めた時、その頃の記憶がよみがえってホロッときてしまいました。たぶん「ク○映画」の一言で片付けられる作品だと思いますが、僕にとっては思い出の作品になってしまいました。 |
8.バカな設定、バカな話、おまけにバカな登場人物。なのだけれど自分にはこの作品、コメディとは思えなかった。笑われるかもしんないけど、話がブザマになればなるほど何だか切ない気持ちになってきて・・・。あの、テレビ関係者へのプレゼンのシーン(タコの着ぐるみが出てくるとこ)とか、かなりズキーンと来ました。あくまで偏った意見だけど、これはバカ映画のふりをしつつ実は、生きるのがヘタクソな人々への“賛歌(“応援歌”ではなく)”だと思う。そういう意味ではちょっと井筒監督の「ビッグ・ショー!ハワイに唄えば」に通ずるものがあるような気がするのだけど、こんなこと言ったら井筒監督に怒られるかな。 【ぐるぐる】さん 7点(2005-01-16 20:54:11) (良:2票) |
7.ほのかな期待を胸に鑑賞したのですが… 見事に外してくれました。まさにアイディア倒れというか、海老をボクサーに仕立てようという企画を思いついたものの、いかんせんストーリーの方向性が決められず、結局ヒューマンドラマっぽく作っちゃって、でも少しは観客を喜ばせようってんでセックスシーンも入れちゃったって感じでしょうか?いっそのこと、パロディ仕立てにした方が良かったのでは?「えびロッキー」とか。 |
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6.物言わぬエビがじ~っとこちらを見ている。手足を拘束され、居心地は悪いであろうホテルのベッドの上でただただ大人しく。この明らかに「作り物」であるエビなのにどうして可哀想な気分になるんだろ? ただのあほ映画と思いきや、エビに対してこんな感情を抱かせるとは恐れ入った。しばらくは大好きなエビを見るたびに思い出すだろう。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-11 09:34:04) (良:1票) |
5.えびを通じて人間本来の生き方を再認識させてくれる感動の巨編である。 ビル役のケヴィン・マクナリーは役作りで腹を出す為に6キロ太ったという。 「パブの経営者になるのがオレの夢じゃない」 マーク・ロック監督も同じことを考えていたに違いない。 全編に流れる「だらしなさ」がスペシャルズのレゲエとシンクロし増幅され、 えびとビルとの愛が美しく描かれている。オレは元気づけられ、気がつけば涙が出ていた。 男は大量のコンドームを見ると、なぜか力が沸いてくるものなのである。 何よりもこの脚本が映画化され、公開されたこと自体が奇跡に近い。 【デヘデヘ】さん [地上波(字幕)] 10点(2006-04-21 17:47:37) (良:1票) |
4.素晴らしい作品でした♪これはマジで!!何て言ったってこれはカナリ本気で作った作品だと思います、ただエビって生き物がどんなものか製作者は知らなかったんです!! 【愛しのエリザ】さん [地上波(吹替)] 8点(2006-01-02 13:42:56) (笑:1票) |
3.ホントにイギリスって、この手の映画しか作ってないんじゃないか? これもスポ根特撮馬鹿映画と思わせといて、実は「フル・モンティ」等から脈々と続く、お馴染みのダメ人間達の再生奮闘コメディになってます。映画としては、今一つ弾けきらなかったという所でしょうか。近年のイギリス映画には絶対不可欠な失業者達も、映画の中ではいつもながら大活躍ですね。それにしても、これは確かにシャコです。しかしポスター等のPR媒体に載ってたのは、本作にはチラッとも姿を現さないエビ(つーか、こりゃザリガニか?)。これって、完全に景品表示法違反じゃないのか? 5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-11-03 12:36:13) (笑:1票) |
2.これはコメディーなのか?否。断じて否。「エビ(シャコ)ボクサー」という非現実的な物を通して描かれるSFヒューマンドラマなのだ。彼(エビ)との出会いがきっかけで、皆何かを学び、成長していく姿は心の琴線を刺激する事だろう。 ・・・・・・とゆーよーなおバカな事を本気でやっちゃったというコメディーなのだ(どっちだよ!) |
1.タイトルや予告からコメディを予想していた私は、(好い意味で)裏切られたという思いでいっぱいです。この手の作品を配給する会社も、もう少しタイトル考えた方がいいよ。トレーナーとボクサーとその彼女が、それぞれの人生を観直すロードムービーといった感じで、エビは出汁に使われた(←上手い表現でしょ?(笑))というのが結論ですね。あの種の生物に愛情やら共感があるかどうかはわかりませんが、無表情なシャコ(あれはエビではないでしょ)に対して、なんらかの感情を読みとろうとしている私がいました。良くも悪くもイギリス映画という雰囲気で、モンティ・パイソン・シリーズなんかをふつうに受け入れられる人には大丈夫な作品ですね。そうじゃない人にはウケないだろうな。少なくとも私には、同時に観た「28日後」よりも好きかな。 【オオカミ】さん 6点(2004-08-29 17:49:13) (良:1票) |