7.《ネタバレ》 ああ・・アラン・パーカー作品ってことだけのようだ・・
映像美と音楽で壮大なテーマの作品が多い。
これは私には失敗だった。
実話を基にしアイルランド移民の子供が貧乏にも負けないで生きる。
そこには差別やら飲んだくれの父親やら兄弟の死やらと、
決して明るくはないネタをコミカルに描いているんです。
暗いのか明るいのか何なんだ・・
しかもひとりづつ兄弟が栄養失調で死んでいくのを、
淡々と描いていくので悲惨さもあまり感じられず。
音楽は全編を通して明るい・・
イングランド、アイルランド・・とくればIRA、
宗教差別も手伝って時代も背景も難解。
カトリックとプロテスタントに詳しくなければついてゆけない。
それでもこれは貧困に負けずに希望をアメリカへと望んだ、
ある少年の(勝ち組)物語。
感動できない・・
漫画や小説でこういった貧困物語を読むのも嫌なのに、
映画で観るともうしらけてしまいます。
好きな人も感動する人もいるかとは思いますが・・
この実話を書いた作者が言うに、
子供時代に幸せだったなんて何の価値もない。
私はそこからバネにしてどうなるかが見たかったんですが、
これでは俺の不幸な過去を見てくれという感じで、
それもアメリカ中が涙した原作というだけあって、
自分の不幸に酔っているとしか思えない・・
という見方をするのもいやらしいんですが、
私には根性者、成り上がり成功者とかの物語は合わないのかも・・
成功した人が落ちていく物語は好きです(変?)
落ちていく過程で何もなくなり本当に大事なものが残る・・
そんな物語のほうが好きだな。
この物語は本当は不幸な幼少時の忘れたい過去が、
本当はかけがえのない宝物だったということなんですが・・
なぜなら自分の過去を書物にしそれで成功した男の物語なのです。
【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-09-21 07:22:18) |
6.考えさせられるでも感動するワケでもなく、観終わった後はただただドップリ疲れた。もう少し救いとかがあるのかと思ったけど、印象として残ったのは救いようがなく貧乏って感じで。アイルランドの時代背景を知らない私にはメッセージもいまいち伝わりにくかった。ただ家族仲が良かった事と出演者の演技は素晴らしかったので悪い映画とは思わないけど、2度観たいかと言われると「1回でご馳走様」という映画です。 |
5.そうそう、最大の謎はこのタイトル。一体どーゆー意味なんでしょうね? アイルランドの諺か何かにあるのかな? そして次の謎は作品のテーマ。この今更な物語から一体何を汲み取ればいいんでしょうか? 1930年代、アル中で甲斐性の無い父親は、アイルランド以外にも何処にでもいたし、神経症的な子沢山の母親も、幼い兄弟の面倒を見る兄や姉も同様。もう貧困そのもの、しかも「過去の」貧困を描くことは無意味。今この時、貧困に喘ぐ人達は、津波の被害地域以外にも無数に存在するのです。この物語は裕福になった人の懐古趣味というだけのことだと思う、4点献上。 【sayzin】さん 4点(2005-01-05 13:34:50) (良:1票) |
4.フランキーに頑張れよと言えない手厳しい自分・・・でも、ダメダメでも愛があるおやじさんは憎めなかった・・・。いちばん小さい子役の視線が射るように痛い~。 【ジマイマ】さん 4点(2004-01-22 00:54:05) |
3.タイトルと内容がどうもはまってない気がするんだけど・・・これといった強調点もなくこの点数で。 【ディーゼル】さん 4点(2003-11-27 21:44:14) |
2.期待が大きすぎたのか、イマイチでした。ダメ男と連れ添うと、女の人生は悲惨なのね。 【cha-cha】さん 4点(2003-07-06 16:11:06) |
1.アイルランドにはすごく愛着があるけど、この映画には愛着はない。あまぬまさんと全く同感 【シュープ】さん 4点(2001-07-17 00:06:34) |