夏の庭 The Friendsの投票された口コミです。

夏の庭 The Friends

[ナツノニワザフレンズ]
1994年上映時間:113分
平均点:5.81 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
ドラマ小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-09-15)【イニシャルK】さん
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監督相米慎二
助監督アベユーイチ
キャスト三國連太郎(男優)傳法喜八
戸田菜穂(女優)近藤静香
淡島千景(女優)古香弥生
柄本明(男優)長友
矢崎滋(男優)勝弘
寺田農(男優)谷口コーチ
笑福亭鶴瓶(男優)葬儀屋
原作湯本香樹実「夏の庭 The Friends」
脚本田中陽造
作詞坂井泉水「boy」
主題歌ZARD「boy」
撮影篠田昇
製作伊地智啓
読売テレビ
電通(製作協力 電通関西支社)
キティ・フィルム(製作協力)
配給アスミック・エース
美術部谷京子
衣装小川久美子(衣裳)
編集奥原好幸
照明熊谷秀夫
上田なりゆき
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【口コミ・感想】

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1
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2.《ネタバレ》 子供の頃、この映画の三人の少年と同じような事を考えたりした。大人になってしまったら想像も付かないこと、人は何故死ぬんだろう?死んだらどうなるんだろう?なんて気持ちは子供の頃に考えるけど、大人になってしまったら考えないし、思いもしない。この映画は子供の視線で子供だからこそ思いつくこと、それは三國連太郎のじいちゃんの住む家、お化け屋敷と噂のあの家に行って、じいちゃんの秘密、人には言えない過去を知ろうとする。全てがあの三人の少年の気持ちになって監督自身が見ているのがよく解る。夏の庭というタイトルにあるようにあの美しい緑、緑、緑色の庭、少年達とじいちゃんが一緒に西瓜を食べていると突如と振り出す雨、夏の匂い、夏の雨の音、この映画は匂いと音の映画と言えるかもしれない。それは雨の音だけでなく、蝉の鳴き声、夏を感じさせる花火を少年達が観ているシーンやプールでのシーンにおいても夏を感じさせる。相米慎二監督が描く夏の世界、夏の風景って、どこをどう切り取っても日本の夏を思わせる。正しく夏の映画であるのだ。CGなんて無くても夏を描かせたらこの監督は本当に上手い。そんな相米慎二監督がただ者でない凄さを思わせるシーンがあの葬儀屋での淡島千景の三國連太郎に対する一言「お帰りなさい」ここなんて本来なら思い切り泣かせて見せようという狙いが感じられても不思議でないのに、それをしない凄さ、ただ一言「お帰りなさい」と淡島千景を泣かせない。映画をよく理解しているからこそなせる技であると言えよう。個人的にはあの少年達があまりにも普通過ぎるのと、やたら質問ばかりするのがしつこく思えてマイナスであるのと同じ子供を扱った「お引越し」程の力強さが感じられないのでこの点数であるが、それでも夏を感じさせる心憎い上手さの前には流石であると、とにかくこの監督さんの良さを知るのがあまりにも遅すぎた私、監督が健在だった頃にもっと他の相米作品も観ておけば良かったと後悔している。未だ観てない相米映画が幾つかある。それらも全て観たい。そして、この映画の原作も読んでみたくなりました。最後に観ていたら「となりのトトロ」が観たくなってしまった。
青観さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-08-31 21:11:52)(良:1票)
1.率直に言って、幾つかの不満が無い訳ではない。少年達の演技は所々拙さが目に付くし、三國連太郎演じる老人役はもっとカクシャクとした頑固ジジイができる役者にすべきであったと思う。また原作に思い入れのある者としては原作にあった「クールな温かさ」とでもいうべき雰囲気が損なわれている感は否めない。しかしそうした欠点を補ってあり余る魅力、それは数々の美しいショットにある。「夏の庭」の咲き乱れる花のショットは「夏のきらめき」を見事に捉えているし、プールでのシーンでやや唐突に現れる、少年三人と先生が静かに背泳ぎをするシーンは観る者を一瞬心地好い「めまい」に誘う。中でも圧巻はラスト。朽ちていく老人の家の映像は時の移ろいの切なさと残酷さ、そして人の人生の切なさを静かに、そして慎ましやかに表現している。その直前のクライマックスシーンは(原作と比べると)やや「お涙頂戴」的で若干白けてしまったのだが、この美しいラストシーンでは不覚にも涙をこらえる事が出来なかった。思うに相米作品の魅力は、様々な欠点(役者の演技力不足や時間的・資金的制約による技術の限界など)を抱えつつも、そうした欠点を忘れさせてしまう程の美しいシーンにあるのではないか。彼はその全作品の中で常に、時が移ろう中のほんの一瞬の美しさ(例えばいわゆるアイドル俳優の、演技力の有無を超えた魅力ときらめき)をしっかりと映像の中に封じ込めている。これは現在の日本映画業界においては実に貴重な資質である(何故なら邦画作品の殆ど全てが先に挙げた欠点を抱えざるを得ないからだ)。本作は決して「歴史的名作」というような大袈裟な作品ではないかもしれないが、相米監督の後期の作品としても、また90年代の邦画としてももっと評価されてしかるべき良作と言えよう。<追記>・・・最近自分のレビューがちょっとマンネリ化してきたんで、ちょっと文体を変えてみました。いやー、なかなか新鮮だけど、疲れる!あ、ちなみにえらそーな事言ってますが、今んとこ相米作品は3作しか観てませーんスンマセーン(笑)。
ぐるぐるさん 8点(2003-11-07 14:22:55)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 5.81点
000.00%
100.00%
216.25%
300.00%
416.25%
5531.25%
6425.00%
7318.75%
816.25%
916.25%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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