6.《ネタバレ》 設定は漫画チック。人間関係はやや複雑。状況や位置関係が若干把握しづらい。こーゆー世界観に不慣れな人は、状況を整理するだけでいっぱいっぱいになっちゃうかもしれませんね。 私はマンガ好きでゲーム好き。なので、まあまあ楽しめたほうです。とは言っても、この作品はあらかじめ大筋を予習していたほうが楽しめるんじゃないかな。 長年続くヴァンパイアとライカンの戦争。変身するライカン。数は少ないが固体の能力は高く、パワフル。それに対しヴァンパイア。変身はなし。特殊能力もなし。身体能力はよくわからない。そして武器は銃。おいおい、人間と変わらんぞ。ヴァンパイアならではの必殺技を出さんかい。じゃないと、せっかくの設定が活きてこない。そういった意味では多少物足りない作品ですね。せめてもうすこし『人間社会』を描いてくれれば、相対的にヴァンパイアの能力の高さを証明することだってできたかもしれないのに。終始『ヴァンパイア』VS『ライカン』でストーリーが進むものですから、ヴァンパイアの劣等性ばかりが目についちゃいますね。 また、『アンダーワールド』の名に相応しく、舞台は『夜』。そして『屋敷』『地下』とインドア派。当然色は黒一色。同じような色とコスチューム。2時間ずっと『黒』に統一された世界を見ていると、『飽き』もきやすいというものです。 ただ、ストーリーが何気に凝っていて面白い。 ずっと敵だと思っていたライカンのリーダー、ルシアンが、実は良い人。 そして心の底から信頼していたヴァンパイア界最強のビクターが諸悪の根源というのは、実に気が利いています。 クレイヴンという小悪党も、ビクターの存在を良くみせるというミスリードのための仕掛けなのかもしれません。 理不尽気味のストーリーは作品の雰囲気にあっていて良かったですよ。 ただ、肝心のネタばれシーンは、セリーンが裏切り者の一人に延々と説明させるいう、最高にダサい演出。このシーンだけでも、ちょっと映画作りのセンスの無さを感じます。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-06-13 02:51:27) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 ヴァンパイアvs 狼男って、もう下手するとB級どころかZ級レベルのお粗末なもの見せられたらどうしよう、とちょっと身構えた。大丈夫でした。制作の熱意伝わるBプラス2くらいの健闘作であります。 両者 銃撃戦での幕開け、って代々続く怪物としてのアイデンティティーはどうした、とまず突っ込みたくはなりますが 現代の風景にゴシックテイストを上手いこと融合した画の力強さや、真実を徐々に明かす脚本にすっかり釣りこまれました。いやあ、ワタクシ初めこそケイト側=ヴァンパイアサイドだったのに中盤以降は狼軍団にすっかり肩入れしてしまいましたね。我ながら単純だ。 お人形さんのような美貌のK・ベッキンセール。その表情の乏しさが逆に役にはまるという幸運です。青白いかんばせがリアル・ヴァンパイア。黒レザーの衣装も正解。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-07-20 23:28:09) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 アクション映画かと思ったらそれだけじゃなかった。 裏切り者がいるとか、本当は黒幕が生きているとか、 殺したのは命の恩人だったとかストーリーはわりと好きかな。
でも、狼男とヴァンパイアに両方そっくりな黒人さんがおったから、 最後まで見分けつかんかったw
題名だけに全体の画面構成が暗くて、あんまり顔が見えへんかったのも残念かな。 【らんまる】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-05 21:59:25) (良:1票) |
3.ヴァン・ヘルシングを見た後なので比較して見てしまいました。ストーリーは個人的にこっちの方が好きですね。主人公が女性ってこともあってかクールっぽさに欠けてたけど話の進み具合にドキドキしていました。ただ変身せずに銃(剣もあったか)で戦う吸血鬼ってのはなんだかなぁ。一回ぐらいは変身しようよ…。とりあえずジャケットのかっこ良さに+1点。 【あんどりゅ~】さん 6点(2004-10-04 02:00:30) (良:1票) |
2.設定がヴァンパイアなのに、銃に頼ってばっかでヴァンパイアっぽくないのがひじょ~に残念やねえ。やっぱ人間とは違うんだ!っていう超人的なところを見せてくれないとダメでしょう。これじゃあ人間がクリーチャーと闘っているのとかわりないもんね。そのヴァンパイアに対して狼男はCGの出来も含めてイマイチ。やられ役とは言っても、もうちょっと力入れて作ってほしかったなあ。ストーリーもありきたりの域をでていないし。これら気になるところは多々あるのですが、そこを置いといたとしてもスタイリッシュ&ダークな世界観は良い感じです。この手の世界観が作りこまれたものに目がない私としては十二分に楽しめました。 【tantan】さん 6点(2004-06-11 16:36:27) (良:1票) |
1.ヴァンパイアモノには肩透かし食らうことが多いけど、コレはまだ楽しめた方ですね。基本的に”カッコイイヒーローVSモンスター”と言う構図があまり好きではない捻くれ者のわたしとしては”ヴァンパイアとライカン(狼男)の永きに渡る抗争ってのが「フレディVSジェイソン」並に素敵。それで狼男とヴァンパイアが互いに向き合って「ガーッ」だの「シャ-ッ」だの吼えあって対峙している姿は「ゴジラ対キングコング」並にワクワクしましたよ。しかし変身せずに銀の弾丸と紫外線弾?で撃ち合ったら普通の銃撃戦に見えてあまり面白くなかったですな。主演のケイト・ベッキンセイルは良かったなァ。吊りあがった眉毛とコスチュームには釘付けでした。 【カズゥー柔術】さん 6点(2003-12-22 03:07:50) (良:1票) |