10.《ネタバレ》 ヒーローに憧れる男がリアルにいたらこんな感じなんだな、と妄想しながら脚本家の宮藤官九朗は物語を書いたのだろう。ヒーローものを御伽噺から現実へと近づけた作品としては「アンブレイカブル」や「スパイダーマン」などがあげられ、現に今作を観ながらそれら映画を思い返していた。序盤はくすっと笑えるシーンも多かった。しかし次第にギャグのからすべりがめだちだすと同時にストーリーも破綻していく。教頭の脚本に沿って何故現実も進行したのか? ゼブラーマンがヒーローとしての能力を発揮し出す原因は? 何故鈴木京香は正体に気付くのか? 私は「ヒーローものだからなんでもあり」との言いぐさは唾棄したい。ファンタジーだからこそ例えばヒーローへの能力付与に一定の説明が必要なのである(それは改造人間だから、不思議な実を食べた、超能力使いであるから、といったナンセンスな理由でもいい)。荒唐無稽だけでは物語りは収拾がつかないし、そこに違和感をおぼえる観客が出てくる。一貫した論理展開が、ありえない話しであるからこそ必要ではなかろうか。最後に空を飛び、敵を倒すシーンで涌き出すカタルシスによってこの作品への不名誉な低評価は免れえた。しかし、監督・脚本・主演とどれをとっても一流であり、この三者だからこそ作りえる最高の傑作を期待した私の願いは裏切られた。この無念を晴らすべく是非続編を製作してもらいたい。 (映画館) 【komati】さん 7点(2004-02-26 23:33:31) |
9.ハッキリ言って「資源の無駄遣い」。これだけの主演・脚本・監督を揃えてこの出来というのは納得がいかないぞ~!もっとはっちゃけてくれよ!似非ヒーローがいつの間にやら都合よく真のヒーローになってしまったそんな「ぬるい映画」を俺は期待していた訳じゃないぞ!クドカン!三池! そして兄貴! 【しゃらら】さん 5点(2004-02-23 10:53:02) |
8.なかなか面白い!最後のハイロウズの歌がいいです。 【たま】さん 7点(2004-02-23 00:01:10) |
7.いやぁ~楽しかった。細かい突っ込みなんて見てるうちにどーでもよくなるくらいの勢いで実に痛快でした。 ゼブラーナースの勇姿にも感激。でもこのノリを許せない人も多そう・・ 【まりん】さん 8点(2004-02-22 22:34:06) |
6.場面場面で笑えるシーン、グっとくるシーンはあるんだけどなぁ・・・惜しいです。全体的に 締まりがなくゆるゆるでぬるい。 【新井】さん 6点(2004-02-21 10:06:15) |
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5.《ネタバレ》 あれま、前半ビシバシ伝わって来てた面白さは何処へやら・・ 上手くまとめきれそうにないので箇条書き。 ☆前半→吹き出してしまったとこテンコ盛りでこの時点では惜しげもなく10点。☆しかし後半へ →「あれま、なんじゃこりゃ」的展開へ・・ ☆哀川翔→いいよ。やりたかったことはわかったよ。10点。☆鈴木京香 →よくこんなのに出たね。せめて「仕方なしで出たのよ 友情出演だったのよっ」ってことにしておいてもらえばよかったのに。なんかお気の毒。 ☆渡部篤郎 →彼でほんとに引き締まったよ。12点。☆ゼブラーマン →アクションシーンの事はさて置いといて、前半の弱々しかったゼブラーマンには20点。けども後半、もはや人間で無くなってしまったゼブラーマンには大失望。2点くらい? ☆ゼブラナース →他の方のコメント待ちです。5点? ☆哀川家の3人 →影が薄すぎ。いいのかあんなんで。 ☆怪人貞子 →ツボに嵌って20点。 ☆カニ道楽男(柄本明)→5点。 浅野さん? →子供のくせに綺麗に台詞喋りすぎ。2点。 ☆ザ・ハイロウズ →いいんでないの。ヤバイ雰囲気で終わってしまったので多少救われた。。 って事でさ、総括で・・ 前半部分がとても面白く、ずっと最後まであのテンションで行って欲しかったのだが、後半になるとかなりヤバイ。私個人的には某ドリームキャッチャーの悪夢が蘇り。 【3737】さん 5点(2004-02-21 01:41:46) |
4.もう作り手も自己満足で作ってますね。それに観る側がついていけるかどうかが評価の分かれ目かも。私はちょっとついていけなかった。笑いの要素も質がちょっとマニアックすぎるかな。架空の存在であるヒーローが次第に本物の、真のヒーローになっていく、という映画ではクレヨンしんちゃんの嵐を呼ぶジャングルのほうが面白い。まあ比べられるもんじゃないかもしれないけど・・・。 【ゆうろう】さん 6点(2004-02-20 13:14:14) |
3.《ネタバレ》 どうも監督と私のリズム感が合わない。 間を大切にしてるっていうことはわかるんだけど、ずっと同じ リズムに感じてしまい、時にはけれん味たっぷり過ぎて 間じゃなく間延びに感じてしまうところがあった。 スピード感を要求されるとこは もっともっとスピード感があっていい。 ラストももっと客席からも拍手が沸き起こるような演出に出来たんじゃないだろうか。文句ばっかり書いたけど、是非続編を見てみたい気がする作品でした。鈴木京香さんとの関係はどうなる?というところが見てみたい。彼女はいい演技してました。ゼブラナース最高!!今回一番よかったのはゼブラーマンよりゼブラナースだったかもしれない。ゼブラーマンは理解してくれない家族を持ってるけど、そんな家族でも捨てられないと思う。だから、 2があれば、夢じゃなくホントに京香さんにゼブラナースになって、二人で活躍してほしいな。二人はそういう結び付方しかないし、それを望んでいます。それから堤監督がやったらどうなるかなんてふと思ってしまいました。たぶんハチャメチャになるでしょうけど。 【うさぎ】さん 6点(2004-02-19 21:59:08) |
2.こういうの大好きっ!やっぱ勢いだよ勢い。 【K・T】さん 6点(2004-02-19 18:00:11) |
1.純粋にヒーローにあこがれ、ついには本物のヒーローたろうとするこの映画の主人公を斜めから見下ろして笑うことは簡単だが、多分この映画をそんな風に見て観客が得るものは何もない。この映画は、本気なのだ。本気のヒーローもの。だからおそらく、この映画は子供の頃にわくわくしながら「仮面ライダー」や「ゴレンジャー」を見たように、純粋にヒーローの活躍を信じ、楽しむ映画なのだと思った。自分がヒーローになりきって。CGがちゃちかろうが、ギャグがこけていようが、そんなことはどうでもよいのだ。ヒーローがヒーローであれば。そんなヒーローものとしての出来は素晴らしく、強力な痛快作に仕上がっていたと思う。哀川翔と渡部篤郎の熱い演技にも、妙に心打たれたのだった。 【ぽん太】さん 8点(2004-02-18 23:37:55) |