5.当時、凄い映画らしいという評判を聞いて以来今回念願の鑑賞。 ラストのスプラッター映画そこのけの婦女子に対する大虐殺に、ご都合主義の正義を振りかざすDNAは原爆投下の判断を下した者たちからソンミ村事件へと受け継がれているのだなぁと思いました。 一方でフロンティアスピリットとやらの本質・恥部を見せつける作品を世に送り出すのもアメリカならではですね。 |
4.なんというか、言葉がない。 【センブリーヌ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-04-08 15:30:46) |
3.インディアンを悪者じゃなく弱者としてキチンと扱った映画なので高評価。素晴らしい同名主題歌を歌ってるバフィー・セント・メリーもインディアンの血族です。 【mimi】さん 8点(2003-11-24 18:08:24) |
2.見方によっては、この当時敗色濃厚なベトナム戦に対する批判を、シャイアン族の大虐殺というテーマで表現しようとしたのではないかとも受け取れる作品ですね。キャンディス・バーゲンがまだ初々しく魅力的で、ドラえもんさんお書きの通り、その彼女が騎兵隊の生き残り兵士と淡い恋愛感情を持つようになる過程は青春ドラマと受け取れなくもないが、やがて訪れるカタルシスには何とも言えないやりきれなさがあります。これはベトナムのソンミ村の虐殺(1968年)が前提にあるのではないかと勘ぐってしまいます。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-20 12:34:13) |
1.いわゆるアメリカン・ニューシネマの中でも、本作はハリウッドの伝統的な西部劇のスタイルを覆し、歴史に埋もれた真実を鋭く暴いた異色作で、公開当時はかなりの衝撃作として物議を醸し出した。とりわけ終盤で描かれる騎兵隊のインディアン大量虐殺シーンの数々は目を覆いたくなるほどの残酷描写であるが、それまでがふたりの男女の青春ドラマにウエイトが置かれていた為に、がらりと画調が変わり一気呵成に見せられる事で、より衝撃度が高まったようだ。そういう意味では実に効果的な構成だったと思う。で、この時代から先住民に対する米国の虐殺の歴史が始まったとも言われ、今日に至るまでの、まさに支配者たる米国の歴史は繰り返されているというメッセージが読みとれ、反戦というテーマが浮かび上がってくる。(もっとも余りに良く出来た殺戮シーンの為、好戦映画と批判も浴びた事もあったが・・・。)バフィ・セント・メリーのテーマ曲とR・バッドの透明感溢れるスコアは、本作により力強さと爽やかさをもたらしている。 【ドラえもん】さん 7点(2003-10-18 23:37:43) |