5.決してそれが悪いことではなく、この作品はタランティーノが彼のマスターベーションに徹し切った、それだけに意味がある映画。ここまでやりきった事は賞賛に値するかもしれない。おかしな日本語、ありえない料亭、日本刀持ち込みOKな飛行機、ドキュメンタリーでもないのでそんなものはパロディと思えば気にもならないし、それをおかしいと批評するのはナンセンス。冒頭のサイケデリックな色彩、オムニバス風のストーリー展開、途中にアニメを盛り込むあたり、凝った映像はさすがに奇才タランティーノ・・・・なのだが、私個人にはパロディーというには余りに映像が凄惨すぎに感じ、ちょっと好きにはなれない。過去の作品にあったような風流なバイオレンスは何処へやら、まるで人を斬る映像をいかに凝って撮るかばかりに執着したかのような場面の数々。マトリックスの監督兄弟が日本のアニメを実写でやることにこだわったように、この映画もヤクザとチャンバラがひたすら大好きな監督が自分自身で目一杯遊んでみせた、そんな作品だと感じた。好きな人と嫌いな人、大きく別れる映画ではないだろうか。 【six-coin】さん 1点(2003-12-16 01:12:12) (良:2票) |
4.レンタルしたのですが、借りるときに店員さんに「これ、1ですが、本当に宜しいですか?」と聞かれました。見終わって、2と間違えていないかと言う意味以上のものが含まれていたような気がしました。 【十人十色】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-04-02 13:28:12) (笑:1票) |
3.アホな映画を観てしまいました。変な日本語の台詞、変な女子高生の殺し屋、服部半蔵という変な名前の刀匠、千葉真一の変な英語と日本語、変な演歌、少女時代(アニメ部分)より日本語が下手になったOren Ishii、血飛沫、血飛沫、そして血飛沫。とにかく「アホな映画」以外の形容詞は思いつきません。この映画を楽しめるほど私はシニカルではありません。しかも続編があるなんて、ちょっと勘弁して欲しいですね。あと、「SONY CHIBA」という芸名はSONYの商標権を侵害してないんでしょうか?高知東急の件もあるので心配になりました。 |
2.「ヤッチマイナ!」の号令一下,タランティーノがやりたい放題やってしまった(ように見える)映画。おもしろがり体質の方は楽しめるが,正直あざとい。タランティーノは好きだから1回だけ許すが,こんなコトばかりやってると怒られるぞ。知らないぞ。 |
《改行表示》 1.リュックべッソンほどはあからさまでないが、基本的にタランティーノは広告屋だと思ってる。今回もまた巧いことやりましたね。「オレにはオレの好きな監督達のような作品は到底撮ることは出来ません。そして新しい表現なんてもはや出てくるわけないんです」というシニシズムに全編が塗れている。 もちろん、彼が望んでいるであろう「0点」ではない。 【ナクサライト】さん 5点(2003-11-29 03:56:04) (良:1票) |