マルタの鷹(1941)の投票された口コミです。

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マルタの鷹(1941)

[マルタノタカ]
The Maltese Falcon
1941年上映時間:101分
平均点:6.32 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(1951-01-26)
サスペンスモノクロ映画犯罪ものミステリーハードボイルド小説の映画化
新規登録(2003-10-18)【InVincible】さん
タイトル情報更新(2023-01-15)【イニシャルK】さん
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監督ジョン・ヒューストン
キャストハンフリー・ボガート(男優)サム・スペード
メアリー・アスター(女優)ブリジッド・オーショネシー
ピーター・ローレ(男優)ジョエル・カイロ
バートン・マクレーン(男優)ダンディ刑事
シドニー・グリーンストリート(男優)ガットマン
イライシャ・クック・Jr(男優)ウィルマー・クック
チャールズ・ドレイク(男優・1917年生)(男優)リポーター(ノンクレジット)
クレイトン・ヘイル(男優)速記者(ノンクレジット)
ウィリアム・ホッパー(男優)リポーター(ノンクレジット)
ハンク・マン(男優)リポーター(ノンクレジット)
ウォルター・ヒューストン(男優)パロマ号の船長 ジャコビ(ノンクレジット)
久米明サム・スペード(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
永井一郎ジョエル・カイロ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
細井重之ダンディ刑事(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西田昭市(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
上田敏也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中康郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塩見竜介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
矢島正明ナレーション(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ダシール・ハメット「マルタの鷹」(早川書房)
脚本ジョン・ヒューストン
音楽アドルフ・ドイッチ
レオ・F・フォーブステイン(音楽監督)
編曲アーサー・ラング(ノンクレジット)
撮影アーサー・エディソン
製作ハル・B・ウォリス
ヘンリー・ブランク
ワーナー・ブラザース
配給セントラル
美術ロバート・M・ハース
衣装オリー=ケリー(gowns)
ヘアメイクパーク・ウェストモア
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
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【口コミ・感想】

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3.《ネタバレ》 聞いたところによると、この映画は原作からセリフと人物の動きだけを抜き出し、それでシナリオを作ったそうです。客観的な描写に徹したハードボイルド小説の映画化としては、理にかなっているでしょう。ただし上映時間が限られていたためか、セリフがやたら早口になっています。とはいえ、映画のテンポ自体はたいへんよく、展開が早いので、マイナスばかりというわけでもありません。
原作は学生時代に読み、意外と面白かった記憶があります。改めて映画を見てみると、ミステリーとしての要素よりも、スペイドの探偵としての矜持に強く惹かれます。正体不明の相手との、虚々実々のやりとりも面白い。そのやりとり自体が魅力なのであって、話がどう転がるかということは、その結果でしかない。そういう意味では、その場面だけの刹那的な魅力を感じられるかどうかが、評価の分かれ目かもしれません。
ちなみにレイモンド・チャンドラーの(映画化)作品にもそういうところがありますが、ハメットはチャンドラーと違い、長編小説をちゃんと構成できるだけの力量を持っていた。それが映画作品にもよく表れています。この筋書きもチャンドラーが書いたら、行き当たりばったりでわけのわからない代物になっていたでしょうね。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-14 18:13:31)(良:1票)
2.ハメットの「マルタの鷹」、私もその昔、推理小説をあさり出した頃に手にした時には、あまりに突き放したような愛想の無さ過ぎる描写(読者についてこさせる気があるとは思えない。読者が頑張ってついていくしかない)に閉口したクチなんですけれども。この映画、そういうとっつきにくいところのある原作を、なるべく状況を整理し伝わりにくいところは伝わり易く誰もが楽しめる作品に…なんてことはまるでしておりません。何がホントで何がウソやら、虚々実々、しかも得体の知れぬ人物が得体の知れぬまま断片的に物語に加わってくる。しかしやはりこちらは生身の人間が演じる“映画”ですから、無愛想でストイックな語り口ではあってもそこには独特のカラーが生じて、いくぶん親しみやすくなっています。H・ボガートの演じるサム・スペードは、冷酷非情な私立探偵というよりは、いくぶん人間臭い小悪党のような存在。物語の断片が最後には組み合わさり、ミステリとしてのある種の解決に導かれるとともに、それはさらに非情なる結末をも導くというところが、ハードボイルドたる所以でしょうけれども、ただ非情なだけではなくそこには“情”も浮かび上がり、スペードも含めてみんなが傷ついたのだな、と。これが原作に対する唯一のアプローチではないにしても、あるひとつの理想形と言える映画化作品ではないでしょうか。
<2017/7/30追記>冒頭から奇妙なほどサクサクと物語が進み、夜中に同僚の死の連絡を受けるスペード。彼の横顔があり、深夜を示す時計があり、そして背景には、風に揺れるカーテンが、どこか不穏な感じを表しています。そんでもってラストでスペードが真相を語る場面では、窓の外は明るく、どこかけだるく、やっぱりそこにはスペードの横顔と揺れるカーテンがある。まあ、見え透いた演出なのかも知れないけれど、でも何だかいいなあと思っちゃうのよね。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-02 01:14:26)(良:1票)
1.《ネタバレ》 どれだけ多くの男がボギーに憧れ挫折していったことだろう、私のように(笑)それ位ボギーはかっこ良く、ハードボイルド映画の傑作と言えます。ボギー扮するサム・スペードは境界線上の人間で、善とも悪とも言えない中間に位置し、決して正義を振りかざすことはない。冷静に見ると悪人顔のボギーには、まさにはまり役です。殺人の罪をウィルマー?(名前が間違ってるかも)に被せるシーンでの悪そうな笑みなどを見ると、ボギーが一番怖かったりします。しかしそれだけではハードボイルドとは言えない、決める所では決めて、はじめて画になるってものです。「相棒が殺されたこと位で、なんで私を許してくれないの?」そんな疑問を持つ彼女に向かって一言、「相棒が殺されたら男は黙っちゃいない」と言い放つボギー、か・かっこよ過ぎです!そうでなくちゃいけません。けど、この映画で一番印象に残ったのはラストシーン、「(鉛の鷹を持ちながら)やけに重いな」と言う警官に一言、「夢が詰まっているのさ」とボギー・・・シビレました!解ってくれるかボギーという感じです。
ペリエさん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-07 16:57:37)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.32点
000.00%
100.00%
200.00%
325.88%
438.82%
5617.65%
6514.71%
71132.35%
8411.76%
925.88%
1012.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 5.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1941年 14回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞シドニー・グリーンストリート候補(ノミネート) 
脚色賞ジョン・ヒューストン候補(ノミネート) 

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