5.《ネタバレ》 ポルノ業界を描いているって事で、もっとグロい映画を想像していた。正直長いね。途中、間延びしてきてこれは1点減点やなと思ったけど、なんかどんどん見れちゃって、最後はああ、途中で脱落しなくて良かったと思った。純朴な少年だったエディが成功してスターになり、鼻高々の傲慢野郎になるけど、スターといってもポルノ業界の中だけの話で、1歩足を踏み出せばそこはポルノの世界に対する偏見に満ちていて、ぺしゃんこにその高い鼻をへし折られる。彼を取り囲む、個性豊かな面々すべての人たちが、結局その現実にぶち当たり、そこから逃れることは出来ないことを思い知る。そんなダークな世界でしか生きることの出来ない人々の寂しさを感じつつも、どことなくあたたかみのあるラストだ。みんな孤独で寂しいけど、そこには確かに彼らの居場所がある。それってすごく幸せな事だよなー、とつくづく思いました。 【あやりん】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-01 21:45:06) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 ポルノという、いかがわしさではトップレベルな業界の内部事情をちょっと離れた視点から、でも愛を込めて描いています。売れれば天下、かりそめのスポットライトと咲き乱れる徒花。しかし一歩外に出てみれば、“表”社会の風当たりの厳しいこと。銀行融資は受けられず、子供との面会も認められない。肩を震わせて泣くJ・ムーアの姿には胸が詰まる。 後ろ指を差される者同士、業界内部に入ってみればみんな互いに優しい。表世界に痛めつけれてしゅんとなって戻ってきたエディを、慈父の如く迎え入れる監督。想像だけど、彼が実家に戻ったならば、あの実母は完膚なく拒否しただろう。 モラルの危うい世界に人生を破壊されたW・H・メイシー扮するスタッフの写真が監督邸に掲げてあった。彼の作品への貢献を皆忘れない。かくも愛のある社会、何がそんなに悪いのか、“表”社会がそんなにエライのかと、このシーンで思わず憤激。子供に会わせてやってくれよお。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-10 00:20:53) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 バートレイノルズはアメリカ版村西監督みたいで良かった。 昔、彼の作品で絶対眼鏡を外さない女優さんがいたけどローラースケートを脱がないってのはなにかのセックスアピールなんでしょうか? 【わーる】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-02-09 16:02:00) (良:1票) |
2.安っぽくも華美でエネルギーに満ち、そして虚飾に満ちた一時代が終わった、そんな「祭りのあと」的な余韻を残す作品。日本でのバブルの弾けた後のような空しさにも似て、うたかたの夢と何とも言えない喪失感と虚無だけが胸に去来するような、そしてどこかその時代に対する感謝と慈しみがあるような、そんな作品だと思った。 【ひのと】さん 8点(2004-02-04 20:38:18) (良:1票) |
1.海外でこの映画を深夜テレビで見たのですが、最後のシーンで、モザイクなしであるモノが出た瞬間、となり近所から叫びが聞こえてきたのをよく覚えています。 【タラコ】さん 6点(2003-03-06 12:45:20) (笑:1票) |