《改行表示》 8.《ネタバレ》 コロンボ警部は初登場から極悪人ですね(笑)。まだ若くてパリッとした風采も手伝って、フレミング先生の言う狡賢い妖精どころか悪賢い妖魔と化しています。先生の帰宅時、すぐには姿を見せず、隣室で観察。堂々とゆっくりと退路を断つように後ろに回りこみ、第一声。「フレミング先生」・・・フレミング先生はこの時、後ろから取り憑かれました。人間離れした五感で(電話だから聴覚かな。いや、シックス・センス?)共犯者らしい人物まで探り当て、彼女が来る時間を狙って、診療所にペンを返しに行く。もちろん、この時点で彼女も取り憑かれました。警部お得意の厚かましくも細かい気がかり攻撃。先生があまり動揺せず、尻尾を出さないので、気の毒な共犯者にターゲット変更。脅しが効かないと分かると、じわじわと長期戦の構え・・・観れば観るほど酷い奴です。なのに何故、こんなにも警部は小気味良いんでしょうか?そして、何故私はこんなにコロンボ警部が大好きなんでしょうか?? ところで、警部と共犯者ジョーンさんとの撮影所での対決シーンは1度、英語音声で見ることをお勧めします。脅しの警部にピーター・フォークの肉声が重なると、ほとんど極悪非道な悪代官です(笑)。 【くなくな】さん [DVD(吹替)] 7点(2004-06-27 23:46:35) (良:2票) |
7.刑事コロンボはこの舞台劇をTVムービー化した単発用で、これが好評につきシリーズが始まり、だからコロンボがとても若く、髪もボサボサでなく、コートもヨレヨレでないです。これからだんだん汚くなっていくのですが。あれからずいぶん経ちますが、かみさんの話、葉巻、セリフ、などなど、この頃から変わってないんだなとわかります。とても新鮮なコロンボであります。 【fujico】さん 7点(2003-10-24 16:25:03) (良:2票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 刑事コロンボシリーズの最大の魅力はキャラクター。 第一作目からコロンボと冷徹な犯人のキャラがしっかりと描かれていた。 本作の犯行自体は特筆すべきことはないものの、コロンボの仕掛けたワナに小憎たらしい精神分析医がやりこめられるカタルシスがある。 フレミンゴがラストで手の内をペラペラばらすのが決め手になるのは若干物足りないが、自信過剰で傲慢な人物が勝ち誇った言動なので無理筋に見えないようにはなっている。 フレミングが帰宅したときに一度も夫人の名を呼ばなかったこと、旅行の行き帰りでトランクの重量が違ったことなど、細かいところに気づいてチクリチクリと追及する持ち味のしつこさも出ている。 このパイロット版が3年後にシリーズ化される際には、局側からフィードバックされたそうだがその指摘の内容に呆れる。 「初めから犯人がわかってしまうのでサスペンス効果がない」「コロンボの登場が遅すぎる」「シリーズにするにはコロンボの他に部下のレギュラーが必要」「会話が多くてテンポが悪いので、アクションシーンを増やし緊張感を出す」「登場しないカミさんというアイデアはおもしろくない」――どれも刑事コロンボならではの特長で、これがあるから面白いのに。 ということは、本作がいかに今までの「常識」の枠を超えていたかということだろう。 共同執筆したリチャード・レヴィンソンとウイリアム・リンクのコンビが、自分たちの作品を守るために局の要請を退けてシリーズでも自分たちでプロデュースを兼ねた。 生みの親である二人の英断に感謝したい。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-10-12 22:32:59) (良:1票) |
5.数あるエピソードの中でも、これをまず薦めたい!「エイモス・バーク」のジーン・バリー相手にピーター・フォークのコロンボ刑事の記念すべき初回作品でもありますがTV映画といえども、馬鹿にできないほど良くできたシリーズ最高傑作と思います。 【白い男】さん [地上波(吹替)] 9点(2010-07-08 21:54:00) (良:1票) |
4.やっとご縁あってDVDを購入し鑑賞 お~これが記念すべき第1作か~と感慨深い(?)気持ちで観ておりましたが、、、コロンボ出た!若いなぁ(当たり前だけど)、、、「お?」「おおー」「おおおおぉ!!」とラストまで一気に観てしまった・・・1作目からこんなにスゴイとは、正直油断してました(笑) いや~コロンボファンならマジ必見でアリマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-06-09 18:58:08) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 記念すべきシリーズ第1作。コロンボが若い!コートがヨレヨレじゃない!頭もボサボサじゃない!でも第1作から既に事件の本質の話になかなか入らず、カミさんの話や親戚の話、ようやく用件が終わったと思ったら「そうそう、もう一つだけ」というおなじみの台詞で犯人をイライラさせて犯人の心理を手玉に取るコロンボお得意の心理戦が全開でコロンボのキャラクターはこの後、さえない風貌が味のヨレヨレスタイルに固まっていく訳ですが、犯人を焦らせて徐々に追い詰めていくこの心理戦は第1作にして出来上がっていたんですね。それと、コロンボシリーズ全般に言えるのですが、日本で公開される映画の邦題は首を傾げたくなるものも少なくないですが、コロンボシリーズのサブタイトルの邦題は短く簡潔、センスがあって洒落ていて、作品の雰囲気にとてもよく合っていて本当に秀逸だと思います。 【とらや】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-02-15 19:52:24) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 コロンボシリーズ記念すべき第一作。気弱な共犯者が自白したのは納得出来るけど、あの時点でまだ彼を愛してたはずの彼女が、彼を陥れるコロンボの策に協力する行動は説得力に欠ける。私はコロンボファンだからこそ余計にこの点が惜しいと思う。 【Miranda】さん 7点(2004-06-17 21:30:52) (良:1票) |
1.コロンボがその後と違って若いです。怖いです。部下を顎で使います。しかも、その後と同じでしつこいです。はっきり言って嫌な奴です。あんな奴に付きまとわれるくらいなら自白したほうがマシと思った大部屋女優のあなた。あなたの判断は正しい。最後の大掛かりなトリックに参加しようと思い、青いドレスを着た時点であなたの腹は決まっていたはずです。もっと早く供述してコロンボといっしょにアイスでも食べましょう。でも大部屋女優にプールつきの家はちょっとなあ・・・。フレミング先生でもマンションやのに。 【pony-boy】さん 8点(2003-11-24 10:25:26) (笑:1票) |