4.ブタがブタを背負ってる冒頭からどうしようかと思った。デブ三人組はかなり強烈。想像していたパッケージのようなポップなキュートさってのはあまりなく、重い現実とグロさだけが残った映画だった。 |
3.ジョウシュンを観たくてレンタル鑑賞したのですが。。確かにジョウシュンは猛烈に可愛かった!!!そして痺れるほどかっこよかったです。「中国の小さなお針子」の時と全く正反対の役柄であるにもかかわらずこちらも見事に演じており、また別の魅力を発見することができました。しかもかなり深刻な社会問題や人間心理を描き切った脚本は、脚本としては興味深く評価されるべきことと思います。が、、、内容が私にはあまりにもエグすぎた。観た後にものすごく酷く嫌な気持ちになり、最悪と言っていいでしょう。希望の全くない最下層の生活、巨大なコンプレックス、弱みにつけこみ良心を弄ぶ人間たちなどを嫌という程体感し、吐き気がします。こんな負のものばかり2時間弱も観たくない。逃げかもしれませんが、もうたくさんです。 【凛々】さん 3点(2004-02-25 01:32:08) |
2.肥ったオッサンが豚を捌く姿がカルネを髣髴とさせ期待感を煽られたがココまで。少女も可愛くて良いのだが、ハリウッドと呼ばれる上流階級とダイホム村の彼等の生活、この関係がどうも伝わってこない。知らない人間には判り辛く、楽しめなかった。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-01-23 23:07:10) |
1.香港の下町で暮らすチュウ一家は、男やもめの父に二人の息子がいて、焼き豚屋を営んでいる。三人ともおデブという似た者親子で、この実に愛嬌のある風体がむしろ強烈な印象を残す。商売は繁盛しているようだが、男たちだけの何とも侘びしい生活は、かなりの閉塞感をも伴っている。彼らの住む下層階級の迷路のような雑然とした風情は、日本の昭和三十年代初期の頃に近いものがあり、懐かしく感じるところ。一方で高層の建物が林立する、いわゆる我々の良く知っている近代化された香港の姿があり、彼らは空を見上げるように憧れを抱いているのだが、ここにも近代化の波に押され、解体の危機に瀕してもいる。映画はそんな彼らの前にひとりの少女が現れた事から起きる、ひと騒動をコミカル描いていくが、下町の人情話としてはかなりブラックな部分もあり、一筋縄ではいかないといった趣向がある。やがて、素性も知らないまま風のように去っていく彼女だが、彼らにとってはまさに至福の日々だったに違いない。なんとも殺風景だが実に爽やかな印象の残る不思議な作品である。 【ドラえもん】さん 8点(2003-10-20 00:30:38) |