4.《ネタバレ》 こういう静かで深い映画はいいですね 第二次世界大戦開戦(真珠湾攻撃)当時の差別・偏見、そして日本人の強制収容というアメリカの暗い過去に光が当たった意味深い内容で、撮影には当時強制収容された多くの日系人の方々も参加されたそうです(特典映像で監督が言ってます) 素晴らしいキャスト…特に弁護士役のマックス・フォン・シドーの演技は…シブい(感心) 白く美しい映像と音楽のマッチングも最高 いやーーーいい映画みっけた感ありますネ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-22 10:11:25) (良:1票) |
3.あまりに錯綜しすぎであり、あまりに幻想的すぎる編集演出をしてるので、見る人を選ぶ映画なのは間違い無いと思う。それを不快に思う人は多いだろうし、私の場合はむしろ心地良くみれたため良い映画だと感じた。表面的には太平洋戦争時の人種差別をテーマにしてるが、真の主題はより普遍的な事をテーマにしてると思う。それは愛であり、許しであり、イシュマエルの成長の物語である。彼が青少年期をトラウマを克服し、真の大人へと成長してく姿を見事なカタルシスとともに描きだしてると感じる。個人的には隠れた名作として評価したい。
【ミナト】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-09-01 12:15:27) (良:1票) |
2.思わぬ掘り出し物を見つけた気分です。たしかに地味だし、暗いし、時間軸がグチャグチャで分かりにくいんですが、それを差し引いても十分におもしろかった。日本人差別という大きな問題と、イーサンの個人的感情との絡ませ方が見事です。最後のほうで、日本人の家族がイーサンに向かって静かに頭を下げるシーンには、思わずグッと来てしまいました。ケンドーに殺傷能力があるとは知りませんでしたが。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-09 12:14:46) (良:1票) |
1.ミネタ商務長官の少年時代のエピソード(収容所に送られるときバットを没収された)をTVで見ていたので、この映画のテーマをハリウッドが取り上げたことについて驚きはなかった。「クルーシブル」しかり、アメリカ人ってのは祖国の恥部も積極的にさらけだしてしまうんだと再認識した。回想シーンは海岸、イチゴ摘み、森の雨、戦場の海、など画面全体が濡れていた。これは主人公(イーサン)の泪なのだろうか。一方現在形で進む法廷と戸外の大雪のシーンは対照的に乾いていた。ヒロイン(工藤夕貴)の現実主義的な心象なのだろうか。 【かれく】さん 8点(2001-08-20 17:27:21) |