16.うーん。最初のスカーレット・ヨハンソンのお尻は良かったんだけどなあ。何か、短編映画でも良かったものを日本のエキゾチックな映像(外国人にとっての)とホテルでウダウダする二人のシーンをダラダラ入れて無理に普通の映画の長さにしたという感じ。それにソフィア・コッポラの経験が相当反映されているらしい登場人物二人も、要は家族もいて本来なら幸せな筈なのに何だか不安で自分の居場所がない感じって事でしょ?そんなん、寂しいモン同士で傷を舐め合ったって解決しないぞ。ちゃんと自分の中の「孤独」と向かい合わなきゃ、と画面に向かって説教したくなってしまった。あと、映画に登場する日本人の描写に関しては別に文句はないけどさ、そこで切り取られた日本の風景がいかにも「大都市TOKYO」なトコといかにも「エキゾチック・ジャパーン」な京都ってのがなー。どうせならあんなお洒落ぶったストリップバー(?)とかカラオケボックスとかじゃなくて、浅草ロック座とか新宿ゴールデン街とかに行けば良かったのに。確か上野の方には外国人バックパッカー用の安い民宿とかもあるし、そういうところの方がよっぽど刺激的でスリリングだと思うぞ。ま、良いけどさ。あ、そうそう、意地悪なアメリカ人に「どうして日本人はLとRの区別ができないの?」と言われたら「言語にはそれぞれ発音の体系というものがあって、それから外れた発音の仕方はなかなか体得できないものなのですよ」と丁寧に教えてあげるか、それがメンド臭かったら「アメリカ人だって“カラオケ”って発音しないで“キャリオーキィ”って言うじゃん。あんまし自分たち中心で物事考えてると、知らない内に嫌われるぞ」と言ってあげると良いと思います。 【ぐるぐる】さん 6点(2005-02-11 17:38:28) (良:1票) |
15.書こうと思ったことの多くが【GO】さんのレビューに書かれていたので、こそっと良票を入れて終わっておこうかと思ったのですが、やっぱりちょっと書いておきます。 日本人もアメリカ人も、東京という街に「孤独」をイメージするのは同じなんだな、と思いました。日本に住んでいる者だけが象徴的に感じるイメージではないんですね。そこに米国人が持つ「英語は世界の公用語」という暗黙の認識が重なって、孤独が増幅する。ここでなければ出会わなかっただろう二人は、他に誰もいなかったから惹かれたのだろうし、お互いにそれがわかっている悲しさがある。でもたしかに好きになっていった。人間はみんな言葉を喋るけど、それは万能じゃない。思いを言葉に置き換えるときに、複雑な意味は失われる。この映画も、構想から映像になるまでに、きっとたくさんのロスト・イン・トランスレーションが起こっているんだろう。ラストシーンの言葉なき抱擁が、きっと一番観客に伝わっている。 【337】さん 6点(2005-02-03 20:44:08) |
14.別に東京が舞台じゃなくても、異文化を感じれれば何処でも良かったって事だよね。なんで通訳がカタコトなんだ? ラブストーリーの方は、あっさりシンプルでまぁ良いんじゃないかと。 |
13.アカデミー脚本賞を受賞したっていうことですけど、正直言ってこの話の何が評価されたのかよくわかりませんねぇ。おっさんが異国で若い姉ちゃんにちょっと惹かれたってそれだけでしょ?ラブストーリーというよりは僕はコメディとして楽しみましたよ。ちょっとした違和感がいちいち面白くて、、、。それにしても、「風をあつめて」は名曲だよね? 【あろえりーな】さん 6点(2004-12-17 22:53:38) |
12.外からの目線で描かれた日本は違和感もあるし、一日本人として言わせてもらえばあまりいい気がしない部分もあった。でも、シャーロットがホテルから見る東京の街は田舎人の私の東京のイメージと不思議と似たようなものだった気がした。背の高いビル、灰色の街、言葉も習慣も違う国に一人ぽつんと残されたら孤独感を感じるに違いない。どーでもいいのだけど、すごく気になったことがひとーつ。スカーレットは未成年なのにタバコ吸ったり、お酒飲んでたりしたけど大丈夫なのかな?けっこうスパスパいっちゃってたけど…。 【およこ】さん 6点(2004-12-07 20:56:13) |
11.雰囲気がきれいでとてもいいです。にしても話に展開がなさすぎてなんだかな~。雰囲気だけでどんどん進めてる感じ。まあでも女優さんは美人でした。 【ばかぽん】さん 6点(2004-12-05 20:46:18) |
10.外国から見た東京は、地方に住む人間が感じる東京とも似ている気がする。東京とは日本のどこでもなく東京なのだ。それにしても超好きなパークハイアットに擬似宿泊したようでその点もGOOD。サントリーやマシューもリアル。 【ぷりとさね】さん 6点(2004-12-03 19:53:59) |
9.そうそう、東京ってそういう所あるよね、と感じながら気楽に鑑賞してました。日本の(東京の)生活に馴染めず、悩んでいたイギリス人の友人の事を思い出してしまいました。日本人の私でも時々感じる、大都会での寂しさとか滑稽さをアメリカ人の視点で、そこはかとなくうまく表現していた映画だったと思います。主役2人の演技は素晴らしい。とくにスカーレット・ヨハンソンはこの映画の撮影時、19歳のはずだが全くそんな感じがないですね。20前でこの存在感と演技力、行く末が楽しみな女優だと思います。内容的には高得点になるほどの作品ではないと思いますので、6点くらいが妥当です。個人的にはDVDが欲しくなる作品ではありました。 【はむじん】さん 6点(2004-12-03 03:33:40) |
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8.滑稽ですけど、確かにそうだわ~と思ってしまう所が多かった。カタカナ、ひらがな、漢字、英語がゴチャゴチャに配置されたネオン、ゲーセンやパチンコ屋の何とも言えない騒音とか、西洋人には特異に見えるんですね?私的にはホテルの部屋でパンツのままでいるシャーロットの方が不思議でしたけど!でも、ちゃんとロケしてる所なんか偉いと思います。どこぞのパニック映画なんかそれで日本を撮ったつもり?と思わせるシーンが有りましたから・・・内容も落ちぶれた中年俳優と寂しい新妻の付かず離れずの何とも言えない展開が意外にも良かったです。 【みんてん】さん 6点(2004-11-22 23:10:18) |
7.夜の東京の描写が父コッポラの「ワン・フロム・ザ・ハート(傑作!)」を思い出させる。親子の感性ってどこか似てるもんなのね。 【mimi】さん 6点(2004-11-08 19:19:13) |
6.ドナルド・リッチーが、日本はアイデンティティーを模索するのに良い場所である、みたいなことをどこかで書いていたが、日本が順応しにくい国であるとすると確かにそうなのだろうな、と思う。本作におけるボブとシャーロットも、日本という異国で自分自身と向き合うことになる。そして孤独を心に秘める者同士、お互いを愛すでもなく、その孤独を癒しあうでもなく、ただ惹かれあう。そうした微妙な心理を映像や音楽で伝えるのは確かにうまいが、しかし本作の描く日本人像は意図的過ぎると僕は感じる。確かに“ある光景”ではあるかもしれないが、閉鎖的でオタク的な部分、側面のクローズアップは不快であった。更に言えば、ジョンやケリーのアメリカ人像もオーバー過ぎるだけで全然笑えない。日本人らしさとアメリカ人らしさの狭間で揺れる2人の姿を浮き彫りにしたかったのだろうが。日本のお笑いがくだらなさを強調して出てくるが、本作の笑い、例えばボブの部屋に来る女などは同じくらいくだらないと思ってしまった。締め方は天才的!だと思うけど。 |
5.日本と日本人の描き方に異を唱える必要は全くない。誇張と言うよりは受ける印象の度合いが違ったり、多少の誤解ってものを含んだ表現だろうから。そこを享受する必要も全くない。ただ、初っ端は戸惑います。どこまで真面目にやってんだ?ネオンのチョイス、演出と通訳、おばちゃんなコールガール、007ネタは面白いんだけど。テンポの違いは分かるし、孤独も多少は共感出来るんだけど決め手に欠ける。内面を描ききる訳でもなく終始、中立で中性的で抽象的。そこをセンス良しと取るか、無難にまとめたと取るか。ストーリーも演出も冒険せずな感は否めず、したがってぼくは断然後者です!日本が舞台でなければ全然違った感じ方出来たと思うし、異国の地に同じ疎外感を抱く二人の、友情ともほのかな束の間の恋路とも付かない心の揺れとその顛末をストレートに体感出来たかもしれない。現にアメリカなどでは、日本語に字幕を付けずに疑似体験的な見せ方をしてるとか。生憎、言葉も文字の意味も分かってしまうんでねぇ~、残念!! 【れこば】さん 6点(2004-07-11 10:29:23) |
4.最初から最後まで坦々と進み何にも起こらない映画。最近のCGバリバリ映画に慣れてしまっている人には向かないかも。ビルマーレーの演技と同じく、無からどれだけのものが感じ取れるかが賛否の分かれ目になると思います。アメリカ人から見た東京はこういう印象なんだなぁとちょっと感心。ラストシーンがちょっと哀しく感じてしまったのは性格かなぁ・・・。ビルマーレーは相変わらず良い演技です。 【ふじも】さん 6点(2004-06-02 13:03:50) |
3.思っていたよりおもしろかった。 【kasumi】さん 6点(2004-05-29 01:27:40) |
2.英語圏の人間、英語って言うアドバンテージを抜くと全然駄目ですなぁ。翻訳こんにゃくを発明したら、アメリカを経済の中心から引きずりおろせると私は睨んでいるのですがどうでしょう。国費を上げて開発すべし。 映画の話に戻ります。「東京」がただの道具だとしても、日本人の私には東京という街の特殊性抜きにはみられないから、外人が見るとまた全然違うでしょうな。一番評価しているのは、外国にいる日本人のようですね。その理由に私はとても興味があったりします。逆に日本在住の外国人の感想も聞いてみたい。
なんか、「この東京」は、去年、2003年の東京よりも古い東京だと感じました。90年代かな。構想を得たのがそのころなのかも知れないが、もうすでに、東京は「ここ」には無い。と、20代前半の私は思いますね。音楽とか映像感覚も含めて、ノスタルジー。それだけ、世の中の流れが速いという事なんですが。藤井隆に5点。 【笹】さん 6点(2004-04-23 16:11:28) |
1.日本人の見る映画じゃないですよね、これ。日本語が分からない人が楽しむ映画。なので本来の味わいかたをしていないし、ストーリーもなーんだ、という感じだったけど、いろいろと楽しめました。海外生活中なので懐かしい東京の風景に思いを馳せたり・・・。 【るいるい】さん 6点(2004-04-21 00:50:32) |