4.これはオリジナルと比較できないでしょ。オリジナルは素人同然の連中が作った掘り出し物、いわばたまたま食べてうまかったラーメン屋の味、リメイク版はこなれた一流スタッフが作った、いわばマクドナルドの味ですから。映画とは期待値と満足度のバランスで決まるので、これはもう全然評価の仕方が違うわけですよ。で、今回の出来ですけど、映画としてのクォリティーが上がったのはうれしいです。大作としてリメイクする以上は、質を向上させることが第一目的ですから。ただし、怖かったかと言われれば、そうでもないわけです。何人かの方が指摘されている通り、スプラッター映画って実は怖くないんですよ。血が飛び散ることは怖さではなく、むしろ不快感につながってるんです。私が思うに、怖さとは秩序と混乱のバランスなんです。人は秩序ある環境に依存します。その秩序が狂っていく怖さがホラーの重要な要素だと思うんですね。しかしこの映画の舞台にはまったく秩序がないので、何が起こるのかわからない状態でのスプラッターは、もう完全にアクション化していました。たとえばリー・アーメイ保安官が親切な人で、主人公達はすっかり頼りきってたのに、その後彼が帰る先がチェーンソー一家の家だとわかったら?これがホラーなんです。描写では圧倒的に控えめな和製ホラーが怖いのも、そこに日常が徹底して描かれているので、見ている側の想像力が飛躍することを抑制しているからです。そして「これはイヤだなぁ」と実感として抱かせるおかげで怖いんです。 【ザ・チャンバラ】さん 6点(2004-07-29 10:16:27) (良:3票) |
3.「悪魔のいけにえ」は何年も前に見ていますが、さほど記憶に残っていません。さてリメイクの「テキサス・チェーンソー」ですがなかなかよい出来です。絶叫ヒロインのジェシカ・ビールのFカップ乳最高! 【kenz】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 23:08:03) (笑:1票) |
2.《ネタバレ》 リメイクにしては、よくがんばったなぁ。これだけ怖く作れるなら、リメイクする意味はある。20年前のスプラッターブームの洗礼を受けてから、そうそうのことではビビらない体になっていたが、これは怖かった。最初とラストのビデオの演出、奇怪と狂気にまみれた家族。よかったです。ただ、オリジナルに比べ、レザーフェイスの狂気が足りなかったか。問答無用の圧力みたいなのが、今回のレザーには感じられなかった点が残念。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-10-19 22:44:38) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 製作にマイケル・ベイがいるせいか、映像的に質が高く感じた(ホラー映画としては)。あの家も映画用に作ったのかと思ったら、現存する建物だそうで、あの嫌な雰囲気を労せず手に入れ運が良いというかなんというか。レザーフェイスがちょっと弱いかなぁと思いましたが、愛すべき(?)ずっこけ具合も描かれており概ね満足です。でも腕落とされて次どうすんだろう? 余談ですが、指定席制のシネコンの劇場で4人しかいなかったんですが、開始数分前に私の後ろの席に小学生くらいの子供二人を連れたお母さんが着席。隣のスクリーンで「クイール」をやってたんで、気になって声をかけたところ案の定間違い。どんな反応を示すか見たかったんですが、「トラウマになったら…」と、良心の呵責に耐えられませんでしたね。 【ロカホリ】さん 6点(2004-03-29 18:51:02) (笑:1票) |