4.やりすぎず、白けさせず。ご都合主義手前で寸止め、このへんのさじ加減が上手いので好感度の高い仕上がりになってます。ジュリアはちやほやされるのも納得の美貌をキープ、ヒュー・グラントはたれ目の目じりをさらに下げて困り顔のくよくよ君にぴったり。そして脇の面々が個性的で魅力的です。友人スパイクがのっけから変態Tシャツでかましてくれる導入部は最高。リッツのフロントや、書店の客(二回も来たおじさん)といった脇の脇に至るまで物語に参加してくる。こういう目配りの効いた脚本にはセンスを感じて嬉しくなります。ヒューがとっさに偽装したのが“馬と猟犬”誌の記者だというのがシュールで笑っちゃう。こんな雑誌イギリスにならほんとにありそう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-19 00:12:12) (良:2票) |
3.これは非常に危険な映画だ!!俺はあまりの感情移入により気が付くとノッティングヒルの本屋になっていた。そして見終わると「なんだか、俺の人生にもチャンスがあるじゃないか」と超甘い幻想を抱いてしまってるではないか!困った!!何だか俺の部屋にジュリア・ロバーツが入って来るような気さえする。おまけに鑑賞前はジュリア・ロバーツはわがままで、自分勝手で・・・というマスコミなどが言ってた私生活を信じて疑わなかったのに、見終われば「なんだか、彼女けっこうイイ奴じゃないか」などとすっかり騙されてしまってるじゃないか。つまりこの映画はふだんあまり彼女のラブロマンスを観ない男性客にも夢をみてもらえるよう、少し汚れが目立ち始めたロバーツのイメージをアップさせようと巧みに計算しつくされた構成になっているのだ!!・・・・なんて深く考えず、テーブルの上に脚を投げ出してリラックスして観ましょう。ほらほら気が付くと貴方の目もヒュー・グラントみたいに・・・。楽しかったよ。 【あまぬま】さん 7点(2000-09-28 21:59:23) (笑:2票) |
2.スパイクが好きだ。自由人で馬鹿だけど的を射ている。何をやってる人かと思えば芸術家だった。この作品は住む世界の違う釣り合わない二人が恋に落ちるというロマンチックなラブストーリーの中に、スパイクをはじめ主人公の周りに欠かせない友人たちのスピンオフドラマが隠れている。それが本作に深みを与えているからこそ素敵なストーリーに仕上がっている。ジュリア・ロバーツはハリウッドスターという割りに(本物のスターなんだが)庶民的な顔立ち、ヒュー・グラントはしがない本屋という割りにカッコイイ。このキャスティングはイマイチだったのかもしれないが、個性的な友人たちによってアナは輝いて見えるし、ウィリアムは普通のおっさんに見えてくるからまた良い。とにかく脇役の人たちが良い。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-10 15:56:42) (良:1票) |
1.1カットで季節の流れを描いちゃうところで、「ほぉぉ」と感心。カメラが大々的に移動してて、ハデな特殊効果なんかナシなのに。サラリとカメラワークが光る映画でした。あ、もちろん、物語も好きですけれど。女優と恋をする物語、な部分はそんなに、なんですが、とにかくヒューの友達がいいです。ちょっとバカでうるさいけれど、あんな人達がいたら、やっぱり楽しいよね、って。素敵な人達に囲まれて幸せ、っていうところが、私のこの映画のお気に入りポイントなのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-15 15:57:31) (良:1票) |