16.ヒュー・グラント主演のイギリスを舞台とした映画(「フォー・ウェディング」とか「ウェールズの山」とか)を見ていつも思うこと。それは、彼を取り巻く「仲間たち」、いわゆる「脇役」の人々の表情が抜群に良く、魅力的に描かれているということ。彼らの存在感が重すぎると、ありきたりのズブズブした友情物語に陥ってしまうのだけど、ヒューの周りでは、どこか空気感さえ漂う友人達が、友人でありながら時には主人公を突き放したり、客観的に分析したりして、さり気ない存在感を光らせている。そして、彼らにも主人公とは別の時間軸で、別の価値観で、それぞれの人生が流れていることが、これまたさり気なくストーリーに織り込まれていて独自の味わいを生んでいる。この映画だと、車椅子の彼女とか、くよくよ悩んでる彼とかが、一瞬垣間見せるそれぞれの人生の断片が、古典的とも言える甘いラブ・ストーリーに、少しほろ苦いスパイスを効かせているんじゃないかな。というわけで、ヒューの「仲間たち」に敬意を込めて点数献上。……はっ。これって、主役の二人を全然誉めてないことになる?? 【中山家】さん 8点(2003-12-03 13:02:05) (良:4票) |
15.メディアも発達した現代で、どこかの国の王女が護衛の手もすり抜けて一般市民に騒がれることもなく街にとけ込むのは無理だから、人気女優に変更。人気女優がメディアに警戒を解かないわけないし、人気女優をそれとも知らない新聞記者というのも無理が出るので書店の主人に変更。オードリーの代わりなんて誰にも出来ないとは思うけれど、ジュリア・ロバーツは好きな方だけど、もっと子供っぽい可愛さを残した女優を見つけて欲しかった(オリジナル同様、新人を発掘するとか)。グレゴリー・ペックの代わりがヒュー・グラントなのは少女マンガ過ぎて「とほほ」としか言いようがない。オリジナルのイメージを汚すので二度と見ていない。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 2点(2010-01-09 17:22:33) (笑:3票) |
《改行表示》 14.ビバリーヒルズと「丘」つかながりでノッティングヒルなんだな。東京で撮るなら舞台はさしづめ「自由ヶ丘」か。 ...さて、アナと初めてのエッチのとき、ウイルが何かに気づいたように「うわ」と言います。 アナに「どうしたの?」と聞かれて「なんでもない」と答えますが、 あの時のウイルの気持ち、私にはすごくよくわかります。 現実世界で、めっちゃ憧れの人とエッチする機会に恵まれたときに、エッチの最中に 「うわ、まじかよ、俺まじでこの女性とエッチしてるよ、ほんとメッチャメッチャ綺麗だよな~ うわぁほんとに現実かよ、どうなんだよ、こんなの俺に許されていいのかよ、うわ~(以下略)」 なんて思うことがあります。それはキスをしたりとか、行為の途中に改めて顔を見た瞬間とか、 そういうタイミングで思うわけなんですが。 その思いが実際に言葉の形で男性の口から発せられたものが、例のエッチ冒頭部シーンでの「うわ」。 エッチの冒頭あるいは途中に「これは夢じゃなくて現実なんだな」ということを再確認して感極まってつい言葉として男性の口から出てしまう「うわ」なんです。 実際にそういう「うわ」を発した事がある人にしかわからないかもしれませんが、 個人的に100%感情移入できる、あの「うわ」のシーンが劇中で私が一番好きなシーン。 【あばれて万歳】さん 9点(2004-07-15 11:26:16) (良:3票) |
13.やりすぎず、白けさせず。ご都合主義手前で寸止め、このへんのさじ加減が上手いので好感度の高い仕上がりになってます。ジュリアはちやほやされるのも納得の美貌をキープ、ヒュー・グラントはたれ目の目じりをさらに下げて困り顔のくよくよ君にぴったり。そして脇の面々が個性的で魅力的です。友人スパイクがのっけから変態Tシャツでかましてくれる導入部は最高。リッツのフロントや、書店の客(二回も来たおじさん)といった脇の脇に至るまで物語に参加してくる。こういう目配りの効いた脚本にはセンスを感じて嬉しくなります。ヒューがとっさに偽装したのが“馬と猟犬”誌の記者だというのがシュールで笑っちゃう。こんな雑誌イギリスにならほんとにありそう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-19 00:12:12) (良:2票) |
《改行表示》 12.恋愛映画の中では最高峰に近いのでは? 個性豊かで味のあるイギリス俳優陣の中に飛び込んだアメリカ娘ジュリア・ロバーツが、いい意味での違和感を出していて面白い。それは彼女自身が素晴らしいというより、その他の俳優がうまい配置でそれを盛り立てているのだ。 さりげない映像効果であったり、登場人物の描き方、エピソードの盛り込み方、笑いと涙のバランスと、とても丁寧に作られた作品。この丁寧さが丁寧な感動を呼ぶ。 【よしの】さん 9点(2004-01-08 00:25:50) (良:2票) |
11.これは非常に危険な映画だ!!俺はあまりの感情移入により気が付くとノッティングヒルの本屋になっていた。そして見終わると「なんだか、俺の人生にもチャンスがあるじゃないか」と超甘い幻想を抱いてしまってるではないか!困った!!何だか俺の部屋にジュリア・ロバーツが入って来るような気さえする。おまけに鑑賞前はジュリア・ロバーツはわがままで、自分勝手で・・・というマスコミなどが言ってた私生活を信じて疑わなかったのに、見終われば「なんだか、彼女けっこうイイ奴じゃないか」などとすっかり騙されてしまってるじゃないか。つまりこの映画はふだんあまり彼女のラブロマンスを観ない男性客にも夢をみてもらえるよう、少し汚れが目立ち始めたロバーツのイメージをアップさせようと巧みに計算しつくされた構成になっているのだ!!・・・・なんて深く考えず、テーブルの上に脚を投げ出してリラックスして観ましょう。ほらほら気が付くと貴方の目もヒュー・グラントみたいに・・・。楽しかったよ。 【あまぬま】さん 7点(2000-09-28 21:59:23) (笑:2票) |
《改行表示》 10.こんな予定調和的な現実離れしたラブロマンスに胸がキュンとなった自分が恥ずかしい…。 脇役の人たちのキャラクターやちょっとしたドラマが作品を盛りたてている。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-05 17:51:52) (良:1票) |
《改行表示》 9.売れっ子有名女優と街の本屋の主人との甘い恋物語、まるで「ローマの休日」のような不釣り合いな男女のお話。いろいろな問題を乗り越えて夢心地にさせてくれるいい映画でした。「ラヴ・アクチュアリー」を始め、こういった英国製ラブコメって幸せな気分になれていいですね!! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-02-14 22:45:18) (良:1票) |
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8.スパイクが好きだ。自由人で馬鹿だけど的を射ている。何をやってる人かと思えば芸術家だった。この作品は住む世界の違う釣り合わない二人が恋に落ちるというロマンチックなラブストーリーの中に、スパイクをはじめ主人公の周りに欠かせない友人たちのスピンオフドラマが隠れている。それが本作に深みを与えているからこそ素敵なストーリーに仕上がっている。ジュリア・ロバーツはハリウッドスターという割りに(本物のスターなんだが)庶民的な顔立ち、ヒュー・グラントはしがない本屋という割りにカッコイイ。このキャスティングはイマイチだったのかもしれないが、個性的な友人たちによってアナは輝いて見えるし、ウィリアムは普通のおっさんに見えてくるからまた良い。とにかく脇役の人たちが良い。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-10 15:56:42) (良:1票) |
7.テレビとか、英語の授業とかで何度も見てるけど、何度見ても同じように楽しめるのがすごいなぁ。ベタな映画をしっかり作ると何度も見れる良作になるんだと実感。やっぱりヒューが出てる映画の雰囲気はリラックスして見れていいなぁ。ジュリア・ロバーツ嫌いなはずなんだけどこれではなぜか普通に見れる。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-01 16:51:12) (良:1票) |
6.愛って本当に素晴らしいですねぇ~…。純愛したくなる映画! 【尤紀ё】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2004-09-27 22:47:17) (笑:1票) |
5.いやーおもしろかった!やっぱり映画はこうでなきゃ!ありえない設定で見る側に夢みさせてくれるという個人的に好きなお話でした。うまい人ばかりなのもいいですね。ヒューの同居人の怪しさが一番見所だったかも(^^) 【MK】さん 8点(2004-05-05 14:43:06) (良:1票) |
4.「ラブコメ」という言葉がとても似合う作品。ベタ感はあるけれど、まあ最初から王道狙いの作品だし。あの女優の役はジュリア・ロバーツが演じる為にあるような役ですね。あと、友人がヒュー・グラントのことを「あいつのタレ目は犯罪レベルだ、許せない」と言っていたけれど、確かに私もあそこまでの逆鋭角なタレ目を他に見たことはないな。 【ひのと】さん 6点(2004-01-11 15:38:44) (笑:1票) |
3.1カットで季節の流れを描いちゃうところで、「ほぉぉ」と感心。カメラが大々的に移動してて、ハデな特殊効果なんかナシなのに。サラリとカメラワークが光る映画でした。あ、もちろん、物語も好きですけれど。女優と恋をする物語、な部分はそんなに、なんですが、とにかくヒューの友達がいいです。ちょっとバカでうるさいけれど、あんな人達がいたら、やっぱり楽しいよね、って。素敵な人達に囲まれて幸せ、っていうところが、私のこの映画のお気に入りポイントなのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-15 15:57:31) (良:1票) |
2.おくればせながら、今見終わりました~。素直に心うずきましたよね、ほんと(^-^)こういうラブストリーは見始めたときから“ありえない”とか“できすぎ”という煩悩をどこかにおいといてみなきゃだめ。いわゆるラブストーリーのスターウォーズと思えば、楽しめるって! もともと「映画」ってこういうおとぎ話が原点じゃないのかな? ジュリアのコケティッシュな魅力もバッチリだったし、アングロサクソンが好きそうなウィットに富んだジョークもそこここに仕掛けられていて楽しかった。 嫁さんと見てたんで、記者会見シーンで「she」が流れ出した瞬間、思わず嫁さん抱き寄せKISSしちゃいました (^-^; 【淀川短春】さん 8点(2003-05-24 08:19:22) (笑:1票) |
1.生きていて一番楽しいことは、偶然なのではないだろうか。僕らは常に偶然を夢見て生きている。偶然告白されないかなあ、偶然一億円当たらないかなあ、偶然会社が休みにならないかなあ。でも、今まで生きてきて、そんな都合のいい偶然に出会ったことはない。だからこそ、偶然出会い、偶然恋に落ちることを夢想する。この映画はその夢想を忠実に描い映画であり、万人にとって安心してみられる映画である。しかし、それゆえに生じる「ありきたり」を打ち砕くかないままでは、フジテレビの月9と同じレベルに堕してしまうのだ。残念ながら、ノッティングヒルの恋人達は、その壁を越えることなく、ハッピーエンドを迎えてしまったと思う。 【スネオヘッド】さん 5点(2001-12-12 00:16:07) (良:1票) |