144.ネタバレ ついつい男の視点で観てしまい、あまり共感できませんでした。旦那にしろ、不倫相手にしろ、やり切れないなぁと、むしろ彼ら二人に対して同情の念が。彼女の取った行為の殆どは、周りの人間が彼女を失う悲しみを最小限に留めることができるようにという配慮が感じられましたが、新しい恋人は本当にお気の毒。余命2、3ヶ月の女が突如転がり込んできて、夢中になってしまった挙げ句に、置き手紙(テープ)されて彼女の死を知らされる。いい迷惑じゃないかぁ! |
★143. 人は誰だって一度は死ぬ。 それが早いか遅いかの違いだけ。 大切なのは如何に生きたかということで、 死ぬまでの期限を切られたなら 尚更残りの時間を如何に過ごすかはとても重要なはず。 この物語は本当に酷い話で、 死んでしまえばすべてが消えて無くなるわけじゃなくて、 死んでも裏切りは残り続けるんだと思う。 作品としては、アメリカ映画とは違った雰囲気で、淡々と話が進む。 テレビでカーリングをやっていたり、 アンという名前の女性が多いのはカナダらしいのかも知れない。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-01-05 10:16:56) |
142.私はこういう淡々とした映画が好きなので、楽しめました。結構好きです。アルモドバルが監修してるし、あまりメッセージを込めてる映画という感じもしません。「死」を冷静にとらえているというところが個人的によかったです。 【mamimami】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-01-03 19:21:31) |
141.ネタバレ 雨の中、裸足で佇むアン。これはきっと深く考えさせられる映画が始まるな、と、思ったのは私の間違いだった・・・ 倒れて病院へ行き、その日に死の宣告とは、いくらなんでも早すぎはしないか。直ぐに事実を受け入れたアンは気丈なのか、はたまた能天気なのか。家族に心配を掛けたくないと病を隠す心配りとは裏腹に、どうせ死ぬなら男を作るという短絡的思考。同じアンという名の女性を夫の後妻にと手配するとは、大きなお世話。私が同じ立場に立たされたとしたら、こうも簡単には割り切れないだろう。ましてや、新しい恋愛をするような意欲は失せてしまうに違いない。「死ぬまでにしたい10のこと」を考える前に、藁をもすがる気持ちで存命の方法を探しまわるに違いない。そこには、生きる為の模索があり、失意があり、心の葛藤があるだろう。生きる意欲を失うかもしれない。それらを乗り越える苦悩がこの映画にはほとんど描写されていない。もし描写されていれば、アンが同じ生き方をしたとしても、全く違った映り方になったのではないだろうか。どんなに安易な生き方であれ、余命を前向きに生きるのは立派なことだと思う。しかし、簡単にできることではないとも思う。この映画には、最も重要な説明が欠落しているのではないだろうか。 【Gang10】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-12-10 00:26:22) |
140.ネタバレ どうせ死んじゃうんだから浮気しちゃおうって考えが、私にはどうしても納得が出来ずむしろ腹が立ちました。気持ちは分からないでもないが、残された時間が短いからこそ身近な人達に感謝の想いで、愛と思い出のひと時を精一杯捧げて欲しいものだ。 【憲玉】さん [DVD(吹替)] 4点(2006-11-01 00:14:33) |
139.ネタバレ 初恋しかした事のない主人公が最後にもう一度恋(というより浮気)したいって思うのも少なからずとも分かるし、死ぬまでにしたい10のことをメモッて残りの人生を生きるっていう(暗くない)ストーリーもいい。しかも(確かだけど家族で海に行くっていう願いなど)10のこと全てが叶った訳じゃないのも何か無常観があっていい。けど、ラストはさすがに都合が良すぎだし、人間独りで生きてるわけじゃないんだからやっぱり誰かと自分の死を共有すべきだと思う。そしたらそれはそれでまた充足な最期過ごせたんじゃないかな? 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-10-31 22:16:13) |
138.浮気しちゃうところなどは、少しいただけないが、素直に良い映画だと思う。 【miso】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-09-08 14:58:02) |
137.やられた。これは斬新なアイデアでもあり普遍的なテーマでもある。実際は死に対する恐怖が付きまとうのだろうが、それを除けば、主人公の心情は十分理解できる。家族のために何かしてやりたいと言う気持ちと、自分のやりたかったことをしてみたいという欲求。わがままは許される立場になっている。運命を受け入れる決心をし、やるべきことをやり、多くの愛を感じて充実した日々を過ごす。長く生きていれば良いというものでもないのか。そして、我が愛しのデボラ・ハリーの変わりようにもやられた。ブロンディの懐かしい思い出に+1点。でも邦題に-1点。 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-14 12:21:39) |
136.ネタバレ 高校中退でヤンママで深夜労働するしかなくて夫はほとんどプータローでトレーラーハウスで暮らすプアホワイトな彼女。 さて日本の皆さんはアンにどのくらい感情移入できるのか?まずまず難しいでしょう。私にとってアンは100%他人としか思えない。私自身の学歴とか収入なんて鼻クソのようなものなので、どうやらこれはそういう問題ではないらしい。 死を悟ってからのアンの思いつきや行動が、どうにも説得力をもって迫ってこないです。全部悲劇のヒロインぶった自己満足にしか見えないなあ。 アンはじたばたしない。なぜ?アンは誰にも打ち明けない。そんなに強い子なの? じたばたしないとしたらその理由は「これまでの人生に満足している」とか「もともと生きるのが嫌になっていたから」とか「あまり頭が良くないので深く物事を考えられない」とかなんかあるだろうが、これだと「あまり頭が良くない」としか思えない。 どうしてけっこう多くの人がこの作品に触れているのかなあ。アルモドバル製作だから? アンをわざわざこんな設定においたところから見ると、「虫けらのように24年間生きて虫けらのように死んでいく一人の女性」を描きたかったとしか思えない。すると、特にいいこともなくなおかつ運悪く病気で死ぬ彼女の何を見てほしいというのか。 マイナー作品で話題作というと期待してしまうけれど、これは「はずれ」。
【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-08-09 15:32:05) |
135.感動できるかなと思いましたが、もう一つでした 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-12 09:06:32) |
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134.ネタバレ 昔テレビドラマであった「神様、もう少しだけ」みたいな・・
それ以外の多くのことが全く共感ができなかったし、
あまりにも飛びすぎた最後に、(ありえない)と思いました。
主人公はかたくなに宣告した医師以外には病魔を明かさない。
最初はけなげだと思ったし入り込みかけたのだけれども、
明かさずにそのまま終われるはずがない。
そこで(ありえない)とさめてしまったのです。
要するに命の説得力がない。
最後のほうを主人公の希望的な夢と観れればよいのですが、
そういった説明もないので、
これは倒れて病院に運ばれても、うそをつきとおせられるはずはない。
ありえない自己犠牲の美に酔えないでしょう・・
ソレまでの気持ちの運びがけなげで賢いと観ていたのに、
時間が過ぎても同じように進むので悪い予感がしました。
たぶん号泣する人もいるかもしれないなぁ・・
思わず泣けてしまったという人もいるでしょうか。
でも(ありえない)と私は思ってしまった。
それからのことを考えれば家族の心の共有を一瞬でも、
見たくはなくても見てしまう主人公というシーンも必要だと思う。
自分が真実を話せば現在の幸せが崩れる・・
それだけはしたくはないという描きかたはよかっただけに。
自分がいなくなったあとの幸せの身代わりや設計・・
老人が考えるような自己犠牲の美学と、
一応不倫やおしゃれもしたいという若い考え。
演歌やメロドラマのような世界になってしまっている・・
よかったところはどこか感動しなかったのか・・?
感動をしたシーンは実はあったのです。
普通の人と感覚がずれているのかもしれないのですが・・
スーパーで買い物をする前半のシーンで、
彼女だけ動いていてその他の人は止まっている。
そして楽しそうに踊りだす人々・・
ここはなぜか彼女の孤独感が一番伝わってきて感動までしました。
おそらくは自分が好きな演出やツボがあれば感情移入がしやすい。
ここだけ「オープン・ユア・アイズ」の監督か?とも思ったくらい。
スペイン映画を観だすようになったのも、
実はアレハンドロ・アメナーバル監督のファンになって・・
あと・・スコット・スピードマン(プール清掃員の夫役)がまあタイプでした。
この作品では若かりし頃のジョン・レノン似かも(苦笑)
【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:22:16) |
133.きれいな映画だったと思います。少しきれいすぎる気もするけれど。 いろいろ考えないとね。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-15 13:42:07) |
132.最初旦那が駄目夫だと思ったが全然違う。いい奴ジャン。それを死ぬという理由付きであるとしても浮気する妻。これはいただけない。でも日常の幸せぶりがとても感じられてよい。 息することさえ当たり前である自分には少し切なく感じました。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-12 21:58:07) |
131.どきどきする展開ではなかったけれど、私には面白いところもいくつかあった。おかれた状況にじたばたしないところ、母親との微妙な距離感、子供たちとその父親との距離感がリアル。夫以外の人と恋愛体験してみたいところは、主人公の若さを感じた。 【エメラルド】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-26 20:46:16) |
130.終わった後に考えてみると、仕事仲間を連れてきたのは新しいママ探しだったのかな。でも、娘が好きじゃなかったから引っ越してきた人を次の候補として招待した。後になって気づいた。あと、医者が面と向かって死の宣告は出来ないというのが印象的。 【地理10/2005】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-13 15:41:05) |
129.(何故か長くなっちゃった…) 極端に社会経験の乏しい若い主人公の行動を一概には非難しませんが、私から言わせて貰えれば、どれもこれも「23歳の小娘の思いつきそうなこと」でしかない。劇中、彼女は娘達のことも含めて、一度たりとも他人のことを考えません。全ての行動が自己満足の為だけ。死期の迫った人間が自己中なのは許しますけど、映画を如何にも綺麗事として作ってあるのが気に食わない。クローズ・アップばかりのドグマ風カメラ・ワークも鬱陶しいだけ。それに浮気相手が、何で女に逃げられていつまでも呆けてるイケてないヘタレ野郎じゃなきゃいけないんだ? 夫以外なら誰でも良いのか?(なら、俺んトコに来い!) 「君は僕との生活で一度も不平を言ったことが無かった」と能天気な旦那は言いますが、彼女自身も気づいてなかっただけで、腹の中では不平不満が渦巻いてたんだと思う。あと、“My Life without Me”というのは彼女が死んだ後のことではなく、彼女の生きた23年間を表してるんだと感じました。それにしても驚いたのは、大して話題作だったとも思えない地味な少女趣味的ミニ・シアター系映画に、既に130のレヴューが並んでたこと。ファッション雑誌か何かで芸能人が薦めたりしたのかな…? 4点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-02 00:03:24) |
128.ネタバレ 原題の方が内容にマッチしていて良いかなと思いました。自分がいなくなったときに、世界はどうなるのか、という視点で、周りの人が幸せになるように行動する主人公が良かったです。 少し独りよがりな考えで、納得し兼ねる部分もありましたが。
最後の恋人相手に送るカセットテープのくだりはジーンときました。 【ねこかもめ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-27 13:28:26) |
127.邦題がまずストレート。そして淡々と綴られる日常。死ぬまでにすること、したいこと・・・素直過ぎる10の事柄、大それたものではない。医者が病気を告げるシーンが印象的、この医者が良い。と言うかココ以外余り印象に残らなかった。上手いこと全体まとまって見えるが死ぬまでにすること、別ベクトルのも混じってたり。死の際に立たされる者の気持ちはわからないので共感しようも無いのだが率直に思うのはかなり自己中心的だな、と。余命いくばくも無いことを夫や娘たちに伝えずに死のうとする割には往生際悪く残滓を残すことに尽力してる(ように見えた)。綺麗に描かれているのがどうにも腑に落ちず最後まで引っかかってしょうがなかった。不倫相手もあんな経験をしてしまっては次の恋なんて踏み出せないと思うのだが。 【HIGEニズム】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-26 13:38:29) |
126.余命数ヶ月になったら時には「残された時間をどのように過ごすのか」が重要なわけですが、子供ほったらかしで不倫に走るというのはちょっと淋しいなと思います。結局家族と過ごす事より、不倫する事に時間を使うわけでしょ?普通は限られた時間をイチバン大事に思う人と過ごしたいと思うはずで、別に恋愛ではなく、興味本位でどうしても他人とヤってみたいなら事務的に処理すればいいだけで、そうはならずにズルズルと続いてしまった事は残念。そもそも彼女はダンナ以外とSEXしたいだけで、恋愛したかったわけではないでしょう(字幕は fall in love ではなく、make loveだし)。まあ10個もリストアップするからしなくてもいい余計な事もしてしまって、3つぐらいにしておけば、書き出し順の「愛してると言う、新ママ探し、テープ作成」に収まったのに。これが彼女にとって優先度の高い項目なんだと思いますが・・・。 |
125.これ、死期が迫っている人だけに対するものじゃないんだなとしみじみ。アンは死を宣告されて絶望させられるんだけど、だからといって病に臥せっているんじゃなくやりたいこと10個決めてやりとげる。そこから生気が湧いてくる。普通の人だって、やりたいことをやる、そこから精気が湧いてくる。これ当てはまると思うんだよね。例えあと2ヶ月しか生きられなくても、100%生ききったぞ!って思える人生を送るためにはやはりあの10のことが必要だったんでしょう。アンが最後まで幸せそうにいられたことで家族に不安や心配を与えなかったのも、あの10のことをしてきらきらしていたからなんでしょう。 今の自分がアンのように生きられているかってのは激しく自問自答。生きてんだか死んでんだかわかんない人生です。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-20 02:31:31) |