4.《ネタバレ》 マドンナの歌詞だけでは飽き足らずチップについても議論するアンサンブルキャストがイカした曲に乗って颯爽と行進するオープニング。いや~、これはもう初っ端から頭をガツンとやられてしまった感じ。黒の揃えのスーツにサングラス、音楽、個性的な登場人物、独特なセリフ回し、過激なバイオレンス描写、巧みなストーリー構成、ハイセンスなのでパクリもオマージュ・・・。タランティーノの異形の才気に圧倒されただただ脱帽するばかり。その上ただのクールで面白いだけの映画ではなく、そこには今や廃れてしまった男のアッツ~イ仁義が描かれている。ハチャメチャやっといて最後にハーベイ・カイテルとティム・ロスの切ないやりとりを持ってくるところが憎い。暴力的にもかかわらずタランティーノ時代到来も納得の作品。……これは後々聞いた話だがアメリカ人には、黙せば助かる可能性があったオレンジが警官だと告白する気持ちが理解し難い?らしい。タランティーノは米国のインタビューで「あの二人はオカマだったのか?」と聞かれ「男のロマンがわかってない!」と立腹したんだとか。確かに東洋的精神なのかもしれませんが、この命を掛け合った裏切れぬ友情は確固たる男のロマンですね。日本人の私はしかと受け取りましたぞ!さすがは東洋好きのタランティーノですな。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-09 17:57:34) (良:3票) |
3.《ネタバレ》 ミスターピンクはホモだからピンクなのか(爆笑)ブラックをゆずれなくてみんなで大喧嘩だとか・・・ お前らプロの強盗のくせに小学生みたいでかわいいじゃねーか!明らかに不満なピンクに対し何回も「YOU ARE MR.PINK!!」ってしつこくいいきかしてんのがまじうけた 【buyobu】さん 9点(2003-11-14 02:40:40) (良:1票)(笑:1票) |
2.冒頭のクダラナイ会話の場面、さしずめ「さてこれら登場人物の中に、本作の監督さんがいます、さて誰でしょう」ってな感じですが、この中の誰が主役で誰が脇役なのか、がポイントだったりします。主役と思った人物が退場して脇役と思った人物が幅をきかせたり、時間を自由に行き来することで脇役を中心に持ってきてみたり。そのコンセプトを明確なセクション分けで見せつけた『パルプ・フィクション』よりも、行き当たりばったり風の(実際は勿論計算ずくだろうけど)本作の方が、その点、さらにスリリングです。まず、やってきたのは、H・カイテルとS・ブシェミ、あと瀕死の男、約一名。H・カイテルとS・ブシェミのやりとりが軽妙につづられ、やがて二人は互いに銃を突きつけ合い、ああ次のショットでカメラが引くだろうと思った瞬間、やっぱりカメラがスッと引いて二人の姿をとらえるのだけど、それにとどまらずカメラはさらに引いて、そこにやってきたM・マドセンの姿をとらえる、という趣向。主役が脇役、脇役が主役、映画の中心がどこにあるのかを我々に掴ませず、それでもちゃんとある一点に収束していく。その無類の面白さ。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-01-25 23:00:10) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 最後のズドンまでがアッというまでした。あーめちゃめちゃカッコエエ!!クールなあだ名が欲しいです。 【ヒロヒロ】さん 9点(2003-11-27 21:24:10) (良:1票) |