30.《ネタバレ》 自由に生きることの素晴らしさと厳しさ。ラストで二人は破滅への道を歩むことになる。絶望の状態でも奇跡を信じて飛び込んでいくシーンで話は終わる。2人の生き方に素直に憧れてしまう。いい映画である。 【hrkzhr】さん 8点(2004-03-26 23:13:40) |
29.ニューシネマの文脈で語って持ち上げてしまうよりも、いつの時代にも普遍的な、粋で洒落たピカレスクロマン、と言っておく方が、この作品の魅力の本質を伝えられる気がする。セピアカラーの使い方、バート・バカラックの音楽、ブッチとサンダンスの掛け合いのセリフ、西部の自然を鮮やかに映し出すカメラ・・・どこをとっても本当にオシャレ。素晴らしい脚本と演出に支えられ、エバーグリーンな作品になっている。ニューシネマの精神や60年代の時代性がテーマであったなら、こんなに美しく軽やかな作品ではなく、もっと暗く重たい悲劇になっていただろう。そしてその軽やかな印象を大きく左右しているのはサウンド。全編にわたって非常に静かで、無駄な音がしないため、ここぞという時にバカラックの旋律が際立つ。この話を現代を舞台に再現しようとすれば、実写ではリアルになりすぎて、独特のロマンティシズムが薄れてしまう。だから、この作品から多大な影響を受けたであろう我らが「ルパン三世」は、アニメでなければ成立しなかったのだと思う。 【眠い悪魔】さん 8点(2004-03-12 15:01:25) (良:1票) |
28.文句なしに面白いアメリカンニューシネマの傑作ですね。「俺たちに明日はない」とは対照的な、あえて2人の死に様を見せないラストシーンもすごく美しかったです。「雨にぬれても」が流れる有名なシーンも素晴らしいの一言! 【終末婚】さん 8点(2004-02-26 11:24:35) |
27.《ネタバレ》 ブッチとキッド、ニューシネマを代表する二人のキャラクターにはやっぱりひかれてしまいます。反体制的な若者の映画ですが、実はキッドは泳げないし、ブッチは人を撃ったことがない。ギャングという犯罪者であり、破天荒な二人ながら、弱さ、滑稽さを同時に持った彼等にはついつい共鳴していってしまいます。「おれは実は人を撃ったことがねーんだ」「そりゃ、ありがたいお言葉だ」なんてカッコ良い台詞の数々はゴールドマンの功績でしょうか。二人の素性は最後の最後まで完全には明かされず、こうした気の利いた台詞のベールでうまくかわしていきます。ラストはいろいろな選択肢があったと思いますが、二人を正面から捉えた静止画で止めたことで、エッタの「あなたたち二人の死ぬところは見ませんからね」を実現し、彼等を永遠の存在へと変えていきます。冒頭のブッチが銀行の下見をする場面は、セピア調で情緒があるにもかかわらず、引きの画をさけて大胆にカットを割り、ファーストシークエンスとしては最高の出来。一気に作品に引き込む見事な導入部です。ニューシネマの作品群では特にお気に入りの一品です。 【スロウボート】さん 8点(2004-01-18 18:00:25) (良:3票) |
26.泳ぎが苦手なため学校のプールの時間が憂鬱でしょうがなかった、そんな自分の胸に希望の光を灯してくれた映画。壮大なアメリカの大平原をパッパカパッパカと馬に乗って走っていく心地よさ。人生を軽やかに駆け抜け、追い詰められてもあんなにカッコ良い2人。真面目に生きようと思い始めたときから悪い方向へ転がりだすのは皮肉。ラストカットによって、2人は人々の心の中で永遠にヒーローとして生き続けるでしょう 【紅蓮天国】さん 8点(2004-01-11 19:54:22) |
25. 男2人の友情を描いた王道の作品でしょう。泳げないことを告白したシーンは笑ってしまいました。「俺たちに明日は無い」「スティング」と比較されることが多いのでこれから見てみようと思います。 【映画の味方】さん 8点(2004-01-06 20:24:37) |
24.世界一カッコイイ男達の、世界一カッコイイ物語。 |
23.色彩が素晴らしい!埃っぽい感じも,やたらとうるさい銃声も,大好き。 【ロウル】さん 8点(2003-12-24 13:44:24) |
22. 【虎尾】さん 8点(2003-10-15 00:25:27) |
21.最後の画像だけ止まるシーンは鳥肌が立ちました! 【のりまき】さん 8点(2003-10-02 16:48:08) |
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20.大金の為なら人殺しをもする強盗二人を、シャレたタッチの青春映画に仕立て上げたジョージ・ロイ・ヒル監督の手腕は見事。そして、その強盗に扮したポール・ニューマンとロバート・レッドフォード。この二人、キャサリン・ロスをまん中に、魅力たっぷりに無法者を演じ切っており、思う存分観客に感情移入させてくれた。有名なバート・バカラックの音楽「雨にぬれても」も素晴らしく、二人で楽しそうに自転車を乗り回すシーンや、哀切を極めたラストシークエンス等を鮮烈に思い出させてくれる。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-09-30 10:32:16) (良:1票) |
19.ええっ、そこで終わりかいって感じでしたが、あのラストは非常に余韻が残りますね。オーストラリアに行けてればいいなー、まああの状況じゃ無理だろうけど…。でも、逃げ切っててほしいなー、あり得ないだろうけども。なんて繰り返し考えてると、二人の悲しい運命に切なくなりますねえ。 |
18.何度見ても飽きない名作。全編に哀愁と格好良さが漂ってて、見た後には寂しさと共に不思議な爽やかさを感じられるのも良いです。 【しま】さん 8点(2003-09-09 01:42:20) |
17.監督ではなく名脚本家ウィリアム・ゴールドマン氏の功績でしょう、これは。あとバカラックね。 【じゅんのすけ】さん 8点(2003-08-02 18:39:49) |
16.まさに「大人の青春」って感じの映画ですごく良いです。風景の色づかいやセリフの一つ一つに切なさが感じられて「終わるなー!」って思わせます。最後は少しあっさりしすぎな感じもしましたが、心に残る一作です。 【しゃぼんだま】さん 8点(2003-07-11 18:48:36) |
15.バカラックの音楽。西部劇に自転車。「俺泳げないんだ」と川に飛び込むレッドフォード、モノクロのオープニング。酔えます。 【omut】さん 8点(2003-06-17 02:09:25) |
14.西部劇を見るのはこれが初めてだったと思いますが、見事に二人のアウトローに魅了されてしまいました。ガンアクションがカッコ良いのはもちろんのこと、最後まで自分たちの思うがままに自由に生きる二人の姿に胸が熱くなりました。ラストの二人の姿も印象的でしたが、個人的には前半のエッタとブッチが自転車に乗りながら笑っていたシーンが微笑ましく一番好きなシーンです。 【はがっち】さん 8点(2003-05-27 02:36:37) |
13.素直に面白かったと言える映画。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの共演が絶妙。映画館で見る価値あり。 【As】さん 8点(2003-04-16 15:19:19) |
12.スティングが大好きで、この映画はテイストが違う感じがしていたので敬遠していたが、とても良い映画だった。現代の若者イカレ系ムービーの原点かな?最後のシーンはなつかしのマンガ「男組」を思い出してしまった。 【小僧】さん 8点(2003-02-05 00:30:38) |
11.ずいぶん前に見ましたが、ニューマン、レッドフォードがそれぞれ良い味出してました。 【艇王】さん 8点(2002-12-19 21:50:38) |