4.みなさん結構点数低いですね、私は好きなんですが。ペ・ドゥナが屋上で犬を犯人から取り返そうとするとき、大勢の黄色いパーカーを着た人間が彼女を応援するシーンが大好きなんです。ペ・ドゥナはあの瞬間だけ退屈な現実から抜け出すことができていますからね。そのあとすぐに、ニュースに取り上げられなかったという現実が彼女を襲うのですが。この映画は退屈な現実から逃げ出そうとする人々のちょっとした冒険を描いていると思うのですが、どうでしょう? 【まにまに】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 02:09:37) (良:4票) |
3.韓国映画を初めて見ましたが、もう見ることはないと思います。ガードマンとか浮浪者レベルの人間が犬を殺して調理して食うというのは、韓国では普通のことなのでしょう。オバサンがところかまわずツバを吐く、というのも韓国ではそうめずらしくないのでしょう。不良でもない普通のおんなの子が駐車してあるクルマのミラーを蹴っ飛ばして壊すのも、韓国では違和感のないことなのでしょう。韓国に行くこともないと思います。 【カシス103】さん 0点(2004-05-29 22:32:15) (笑:2票) |
2.ペドゥナが黄色いパーカーのフードを被って、団地の廊下を全力疾走するシーンが好き。あと、団地の地下でおっさん2人が怪談話を始めてそれを聞いていた主人公が遭遇する悪夢とか、日常に潜むサスペンスを描いていてワクワクするような面白さがあった。それぞれのキャラクターが上手く描き分けられていて、脚本も良く練られているなぁという印象。犬食いの警備員は日本ならでんでんが最適だなと思った。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-07-10 16:06:59) (笑:1票) |
1.いやはや、なかなかのものでした。どんな映画、と説明するのは難しいんですが。トボケた味わいで、ストーリーを追うことはあまり意味がないタイプの作品。仏映画「猫が行方不明」をちょっと思わすものもあって、こういう「日常」を背景にしたオトボケ映画、私は好き。朝鮮半島では当たり前の文化である「犬を食べる」ことをモチーフに、言ってみれば社会風刺作品、ブラックユーモアなんですが、肩に力が入りすぎてなくて、不思議となごんじゃう。自国への批判、愛がほどよくミックスされていて、押しつけがましくない。このポン・ジュノという監督サン、なかなかの才能です。たとえるならルコントと周防サンをブレンドして、さらに素朴にした感じかな。DVDのおまけで入っていた絵コンテの上手さ、的確さにはビックリ。絵コンテってちょっと興味があるので幾つか見たことありますが、あんなにチャーミングな絵コンテは、初めてだったかも。 【おばちゃん】さん 8点(2004-08-22 02:42:04) (良:1票) |