4.《ネタバレ》 素材はすごく面白いのですが、どうも余計な要素が入りすぎている気がします。吉永小百合と山本圭との三角関係の描写はいらないでしょう。高橋悦史VS渡瀬恒彦、それぞれを操る佐分利信VS滝沢修をもっと強調したほうが面白かったのではないでしょうか。オールスターキャストは見ごたえ十分で、巨悪黒幕俳優が勢ぞろいしているのは圧巻。ちなみに主演は当初渡哲也予定だったらしいですが、こちらで実現していたらどうなっていたかな・・。 【陽炎】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-28 14:13:43) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 当時は改憲なんて到底不可能で、自衛隊がクーデターまでして防衛庁の省への格上げと憲法改正を狙い、アメリカによって汚されきった日本に再び伝統と美を取り戻そうと命をかけた。 それが今や、改憲も極めて現実的、いつの間にか防衛省に格上げされてるし。美しい国とか言ってるけど、アメリカと仲良しさんの首相じゃ到底無理だ。 【θ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-22 23:08:38) |
2.この頃の日本映画はまだ活力が残っていた気がします。自衛隊のクーデターというと、例の”三矢研究”を想い出します。列車を乗っ取ってというのは、実際にはどうなんだろうなあという疑問がありますが、映画的な手法として、到着時間が決まっている列車という動く密室というのはよく利用される設定ですよね。また、計画の現実性としても、無理があると思うのですが、捨て石とされた渡瀬恒彦たちの人間ドラマを観ると思えばいいのかな。印象的なシーンは、仲間を射殺して敬礼するシーンですね。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-01 22:08:24) |
1.《ネタバレ》 11月25日が近いからではないですが(笑)。この映画と「5月の7日間」はクーデターなど起きないだろうと思われてる国での可能性を採り上げたものとして話題性がありました。原作は前に読んでいたけれど、テレビで見たのは91年のゴルバチョフ時代の事件に合わせて放映されたときです。渡瀬、吉永、恋人役の山本圭とか皆若くて輝いていた時代だったと思いました。自衛隊のクーデターより怖いのはそれを利用してまで権力の延命を図る政治家とか、全てを闇に葬る公安(仲代)の方と思える映画です。 【たいほう】さん 7点(2003-11-23 19:35:11) |