6.これは凄い。映画のBGMの半分以上を映画の中を演奏してる映画は今まであっただろうか。今は亡きユーゴスラビアを舞台に50年という間を171分のruntimeに濃縮しまくってるぶっ飛んだストーリーは最初から最後までテンションたけぇ~。そしてみんなハチャメチャしすぎ~(笑)空襲シーンや戦闘シーンの迫力がありすぎで普通にビビったし戦争に巻き込まれた人たちの悲劇なのに見ていて思うのは喜劇なんですねこれが。その辺エミール・クストリッツァの演出といいますか、見事すぎですがその中でもこれはハッピーエンドといってもいいかもしれないクライマックスがまさかの大円陣。みんな同じ所に行ってしまったからこそできるこの終わり方、この映画はやっぱり喜劇かなぁ。 【M・R・サイケデリコン】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-06-06 00:25:30) (良:1票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 他のレビュワーの評価を見ると、10~8点に多くの人が付ける一方で、5~0点という低評価も一定数の人がつけている。要するに非常に好みが分かれるであろう作品。 ■とにかく第二次大戦から90年代までのユーゴスラビア史を一本の映画でやろうという無謀な試みなのだから長い、とにかく長い。そして、にもかかわらずあのよくわからないテンションが続く。つまらないわけでは決してないのだが、なんか引き込まれるのとは別の意味で疲れるタイプの映画。 ■この手のコメディにはあまり強くないので、半端なく重くなるのは承知で、悲壮な地下生活と、嘘だと知った時の衝撃・絶望・怒りみたいなものを描いてくれた方が個人的にはよかった(「オールド・ボーイ」みたいな感じ)。映画撮っているところに出てくるとか、どういう奇跡的偶然ですか、だし。とはいえ「閉じ込めた人々」と「閉じ込められた人々」とが心理的には逆の状態になっている(地下の人々が生き生きして、閉じ込めた側が苦しんでいる)のは非常に興味深かったが。 【θ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-02-22 01:50:43) |
4.確かにこの独特のノリになれなかったり、予備知識がないと困る部分てのはあるのかもしれません。ですが傑作であることには変わりありません。アイデアが素晴らしいし、妥協なくやってのける制作者の気概にも脱帽します。 【あろえりーな】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-23 01:35:11) |
3.いろいろな意味で「やられた!」という作品でした。今の時代にこれだけ明確に、自分のスタイルを貫く監督は珍しいし、尊敬に値すると思います。ただかなり気合を入れて観ないと、私はこの監督の作品を見終わった後、非常に疲れてしまいます。スクリーンからあふれ出すエネルギーに、パワー負けしたという疲労感です。この作品は特にそうでした。よく話題になるラストですが、私は無いほうが良い派です。 【クロマス】さん 8点(2003-01-26 14:00:25) |
2.ラストの数分は無い方がいいという方も多そうですが、個人的にあれが無いと鬱すぎて胃袋にもたれるほどに重いので、あってよかった・・・。また章分けする方式のせいか、途中で妙にスティングを思い出しました。 【うどん屋】さん 8点(2002-04-21 08:51:52) |
1.非常に味のある映画ですね。。。見終わっていつまで立っても印象が消えません。悲劇的な題材を終始斜に構えた視点から捉えているようですが、ラストでちょっとそれがずれてしまったのが残念。。。俳優と音楽がすごくいい感じでしたね。 |