《改行表示》 6.冒頭のビリヤード場は本当の帰還兵だそうで生々しく興味深い会話のシーンになっている。なぜ戦ったかを力説する男に、「戦ったことが無駄だと思うとやりきれないから、あれこれ理由をつけてやったことを正当化しようとして自分に言い聞かせているだけ」と反論する男の言葉は多分真実をついている。 心身ともに傷ついた帰還兵を通して、戦争は無意味で敵味方なく人を傷つけるだけ、、という反戦のメッセージを伝えてくる。会話や個々の話にとてもリアリティがあり、演じる俳優たちの力演もあって訴えてくる力が強い。 その他にも障害を負って荒れていたジョン・ボイドがジェーンとの出会いで立ち直る、というラブストーリーもロマンティックで美しい。ラストのブルース・ダーンの海辺のシーンは寂しくて悲しいが、ジョンのスピーチのショットも交え印象深い余韻を残す。 【キリコ】さん 8点(2005-03-26 23:25:50) (良:2票) |
5.戦闘シーンは一秒もないものの、変な反戦映画よりよっぽど説得力や重みがありました。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-26 00:59:49) (良:1票) |
4.戦争によって体だけでなく心にまで傷を負った若者たちの姿に心打たれた。音楽の使い方も上手でストーリーをより一層引き立てていた。 【ゆきむら】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-11 14:37:02) (良:1票) |
3.俺達には戦う、戦わないそんな選択の余地があるという事を、教えてくれた映画。今のハリウッドにこの様な映画を作れる雰囲気があるのでしょうか?映画の方は悲しくも美しい映画でした。必見! 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-10-06 02:20:51) (良:1票) |
2.戦争というのは形は様々でも多くの人を不幸にする。同時期に作られた「ディア・ハンター」「ビッグウェンズデー」「地獄の黙示録」等と共に『ベトナム戦争後遺症映画』と呼ばれたが、本作は正面から反戦を訴えたという点では他の作品とは一線を画す。ストーンズを中心に数々の60年代ヒット曲が流れ、特にオープニングで使われた”Out of Time”を聴くと「彼ら」の二度と戻らない奪われた時(とき)を思う度に切なくなる。 【nizam】さん 8点(2004-06-18 12:54:06) (良:1票) |
1.くだらない戦争で心と体が傷ついた男たちの愚痴や甘えが満載。それがストレートな本音なだけに素直に伝わる。人間は基本的に反戦なのだな、と。傷ついた心を癒された男と、傷ついた心をさらに傷つけられた男とのラストの対比が哀しすぎる。名作。 【ラーション】さん 9点(2004-04-23 00:30:29) (良:1票) |