地下水道の投票された口コミです。

地下水道

[チカスイドウ]
KANAL
1957年ポーランド上映時間:95分
平均点:7.44 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(1958-01-10)
ドラマ戦争ものモノクロ映画
新規登録(2003-11-10)【たましろ】さん
タイトル情報更新(2025-02-10)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督アンジェイ・ワイダ
キャストヴラデク・シェイバル(男優)ミハウ(作曲家)
木原正二郎(日本語吹き替え版【NHK】)
長山藍子(日本語吹き替え版【NHK】)
山本學(日本語吹き替え版【NHK】)
配給ニッポンシネマコーポレーション
日活
あらすじ
ナチス占領下のワルシャワ。蜂起したレジスタンスたちであったが、次第にドイツ軍に包囲され、退却を余儀なくされる。地下水道を通り、泥や汚水に塗れながら、逃れようとするが…。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.地下水道を拠点にしたレジスタンス暗躍の話だと思って観たら、全く私の思い違いだった。どういう経緯でレジスタンスに加わったのか語られてはいないが、笛を吹きながら彷徨う音楽家の狂気の果ての姿には、観ている方までも汚水にどっぷり浸けられた気分になった。一刻も早く地上に出たいばかりに嘘をついていた部下を、いとも簡単に射殺したザトラ隊長。やっと目にした明るい陽の光の下での同胞による処刑は、見るに耐えなかった。とうに志気も軍紀も失せて瓦解した「私の部隊」を追ってマンホールに戻っていく彼の姿は、正義を貫いているかのような錯覚を与えるが、とても正気の沙汰とは思えず、寒気がした。そもそも地下に潜る際、熟知したデイジーを案内にたたせず、簡単な道だと高をくくった判断ミスを犯していたのは、隊長本人ではなかったか。戦争の悲劇と凄惨さは、殺戮場面やそれを取巻く戦場風景にだけあるのではなく、内部崩壊の末、自滅していく個々の方がより強烈であると実感した。
トバモリーさん 7点(2004-04-04 15:13:12)(良:1票)
2.第2次大戦下のワルシャワ、地下水道を彷徨うレジスタンスの姿を、執拗に描きます。際限なく続く、暗闇の地下水道。当時の明日なき戦況、出口の見えないポーランドの姿をそのまま象徴しているような、異様なまでの重苦しさです(川口浩探検隊の洞窟探検ですらここまでの圧迫感は無かったゾ。ってオイ何と比べとんねん)。ま、型破りな映画であって、バランス良い映画とは言い難いかもしれませんが、まさにその仮借なき描写によって、本作は確かに異彩を放っております。ところでワイダ監督は1926年生まれ、この映画で描かれる時代は彼のまさに多感な時期のはず。それから約十年、30歳そこそこで、これほどまでに感傷を排し冷徹な視線で映像作品化するこのセンス、驚くべきものがあります。
鱗歌さん 8点(2003-12-28 21:18:09)(良:1票)
1.最後中尉かなんかが再びマンホールに入っていく姿が印象的です。主人公の男の名前を地下水道に書いた女が男になんて書いてあるか聞かれて本当のことを言わないとこなんか地下水道に漂う絶望感を表していて、自由の尊さと戦争の無利益さがヒシヒシと伝わってきて全く安っぽくない。いい作品です。
たましろさん 9点(2003-12-18 22:04:17)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 7.44点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6316.67%
7633.33%
8738.89%
9211.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS