68.ビートルズの「When I'm Sixty-Four」が特に印象的。 【カイザー・ソゼ】さん 8点(2004-08-15 22:01:45) |
67.この設定やストーリーでは、重く、メッセージ性の強い作品になりがちですが、流石に老練なロイ・ヒル監督、オープニングから肩の力を抜いて、どう思うかは観客にまかせるよ、とばかりに、客観的な軽いタッチで描いている。その結果、観る人によって様々なメッセージを感じるだろうし、捕らえどころがないと感じる人もでてくるでしょう。私が一番感じたのは、物事は全て相対的な関係で成り立っているのかなという事。絶対の善もなければ、悪もない。精神的に強い母親も父親にはなり得ず、幸せを感じるのは、不幸を体験し見ているから。こういう生まれ方をしたからこそ、父親に対する想いはどんな時でも顔を出し、彼の人生に影響を与えます。ただ、社会が進んでいくためには、ある意味、極端な先駆者が必要なことは十分理解できます。ですから、決して批判はしていませんよ、クローズ様。 【パセリセージ】さん 7点(2004-08-09 20:12:33) |
66.いきなり個人的な思い出から。僕は元々田舎のボンヤリした高校生だったのだが、東京の大学に入って知り合った友人が皆自分より色んな事を知っているのにびっくりしてしまい、「こりゃあいかん!」とあせりまくりで、それからは本にしても音楽にしても映画にしても、自分が今まで手を出さなかったようなもの、自分を高めてくれそうなもの(←ミソジに入ってこういう事を言うのはかなり恥ずかしいぞ)を漁りまくっていた。で、そんな中手に取ったのがこの作品。映画を観たのが先か原作を読んだのが先か、もう忘れてしまったけど、確か村上春樹がアーヴィングを高く評価していて、だから「アーヴィング良いねえ」なんていうのが、ある種「オシャレな知性(笑)」みたいな風潮があったような気がする(或いは僕が勝手にそう思っていただけかもしんないけど)。んで、観てみて「んー、よく分からん、分からんが、分からんという事は、きっと凄いのであろう」という納得の仕方をしていた・・・それから十余年、【ミーハーおばちゃん】さんがこの作品をオススメされていたので久々に観てみた。驚く事にやっぱり良く分からん(笑)。ただ、鑑賞後の後味は爽やかだったし、それなりに感じるものもあった、と思う。フェミニズム的な事をモチーフにしながらも、これはきっと「人生いろいろ、でものんきに行こう」って事なんだな。多分この解釈は間違いなのだろうけど、自分としてはそれでいいやーと思う。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-07-06 17:52:35) (良:3票) |
65.おもしろくない。なんか予想が違いすぎた。タイトルからして、さわやかで感動できる映画だと思ってたので(フェノミナンみたいな)浮気あたりから、しらけました。 |
64.Q.この映画の内容を10文字以内で表しなさい。 A.人間万事塞翁が馬 ひとりの男の人生を描くと言う意味では傑作。例の飛行機が突っ込むのをはじめ予期せぬ出来事が次々起こるもんだから、普通の映画なら「伏線ねーのかよ?!」と思ってしまうことでも、この映画の場合はむしろ人生がいかに不条理なことに満ちているかを雄弁に語る。それによって次第に免疫が出来、ラストの衝撃的な展開をスムーズに受け入れさせることに成功している。なぜ私が(あの人が)こんな目に、ってよくあるでしょう?まさに筋書きのないドラマ。人生なんて、そんなもん。だけど私はどうしても、グレン・クローズ演じる母親には賛同しかねる。名も知らぬ瀕死の兵士との間に愛はなく、単に自分の人生設計のために兵士は利用されたに過ぎない。いまやアメリカでは精子バンクによる人工授精も行われているが、考え方は本質的に同じであろう。欲しい時に精子をもらってお手軽妊娠、命がコンビニ感覚で生み出された結果生まれたのがガープ。彼もまた、彼女にとって自分の人生設計を創り上げる道具としての価値しかない。彼は生涯その呪縛から逃れることは出来ず、本来なら離婚間違いなしの出来事を経ても母親に説得され諦める。「あなたのやっていることは傷口に塩を塗りこむようなものよ」そう母親は言ったが、彼女は息子ガープの傷をどれだけ理解していたのか?彼女は本当に息子を愛していたか?子供には子供の人生があるのだから、子供を親自身の人生と混同し、利用する親には不快感しかない。そしてガープは、母親の人生の犠牲者となってしまった。 |
63.原作を読んでいないせいかもしれないが共感できなかった。 【ゆきむら】さん 5点(2004-06-24 08:01:06) |
62.初めて観た時、盛り沢山のストーリーに惹き込まれた。今観たら、もっと惹き込まれるだろう。エピソードの一つ一つが印象に残るものばかり。 【マックロウ】さん 8点(2004-06-09 09:27:39) |
61.DADAさんのレビューに感服いたしました。私の漠とした感想ももう少し言語化できるようになってきた思いがあります。たとえば、ガープが闘争心を必要とするレスリングに向かったのはなぜか、というあたりですが、フェミニズムに育てられた男の内面に生まれる自己の葛藤とのバランスをとるには、スポーツという「ルールのある世界」での「闘争」に身を置くことが、彼にとっての必然だったのではないかなあというふうに、私は感じていました。但しこの映画はすべからく全編にわたって、まったくといっていいほど説明的でないから、これは私の勝手な解釈であり、観た人によってかなり印象が違っていることでしょう。もし私の解釈に妥当性があったとしても、彼自身にそういう自覚があったかのような描写はまったくなかったですしね。確かに言えるのは、ガープは「母親の精神を受け継いで母親の僕でいることに些かの疑念を感じることもない」人物だったということですね。DADAさんのおっしゃることに同感です。かつて文学の世界では「父の娘」はテーマにされても、「母の息子」はあまり描かれることがなかったのではないでしょうか。そこがこの映画と原作の持っていた新しさ(発表された当時のね)だったのでは、と思います。さして詳しくないので間違っていたらごめんなさい、ですが。ところで、母を生き方のモデルにしている息子と、父を生き方のモデルにしている娘という組み合わせは、決して少なくないような気がします。ガープ夫妻がそもそもそうだったのでは、と。そういう仮説を立ててみると、妻の性的に奔放なキャラクターが俄然リアリティーを帯びてくる気がします。この映画の新しい見方に気づいた思いがして、急に再見したくなってしまいました。〈追記〉数年ぶりで4回目くらいの再見をしました。感動は今までで一番深かったかもしれません。女はひたすら自分の道を歩み、悩んでいるのは男のほう、という点が、日本の観客には公開当時よりも今のほうが理解しやすいかも、と思いました。但し、プーの描き方、ガープの主張を見ると、これは決してフェミニズム映画ではないと思うのですが、まだそのあたりについては誤解を生みやすい作品かなと。展開がアップテンポでまた映像も刺激的だから見ていて飽きてしまう映画じゃないと思うんですよね。初見で呆れた人も、再見したら新しい発見がいくらでも出てきそう。そんな作品です。 【おばちゃん】さん 9点(2004-06-06 18:29:26) (良:1票) |
60.初めて出会ってからもう20年近くが経つけど、何度観ても勇気づけられるとっても貴重な一本。ホントに美しい映画。 人生を共にできる映画って、そんなにないもんね。 【ピグ】さん 10点(2004-03-04 21:42:31) |
59.飛行機がぶち込んだ家を俺も買いたいです。 (ビデオ) 【zero828】さん 10点(2004-02-25 20:08:39) |
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58.あがったりさがったりが淡々と描かれているような気がします。 【its】さん 7点(2004-01-23 21:40:55) |
57. 原作は読んでないんですけど。ヒル監督の映画って、悲劇も喜劇も一歩引いて、カラッと表現する、それでいて暖かいところが好きです。 【ロイ・ニアリー】さん 10点(2003-12-25 16:58:11) |
56.家族とはなにかを考えさせられるかなり風変わりな作品。原作は読んでないが、映画のサイズにおさめるために、エキセントリックなさまざまのエピソードを窮屈にはめこんだ感じがした。ロビンウィリアムスは器用な役者だとは思うけれど、ガープのプライベイト・スクール時代を演じさせたのはちょっと無理ぎみ。 【TSUTTY】さん 6点(2003-12-18 22:41:28) |
55.父親が、男たちが、権威を失った現代。果たして僕等の役割って何なのだろう。そんなことをふと考えさせられた不思議な作品です。「父親なんていらなかったよ」そう言いながらも自分の中にしっかりと「役割」を見出し、強さと弱さを普通に持っているガープは、今でも私にとっての理想の人間像です。 【nizam】さん 8点(2003-12-11 12:31:33) |
54.ストーリーの奇抜さの割りに感動的な、悪く言えば平凡な仕上がりになったような気がするのですが、観終わってから妙に満足感がするので、結果として良い映画になったような気がします。一つ一つのエピソードは、それぞれ考えさせられるものもありますが、事故後初めて奥さんに話しかけた「I miss you」が何より素敵でした。愛って素敵。 【fero】さん 7点(2003-12-03 12:07:07) |
53.公開当初程は熱狂的でなくなったにしろ、やはり忘れられない作品である。「人生は冒険」というテーマは、元々人生とは色んな事が起きて当り前であり、だからこそ楽しいものなのだと再認識させてくれる。楽しいときに泣き、苦しいときに笑う。私にとっては生涯に残る映画なのだ。 【じふぶき】さん 9点(2003-12-03 11:12:34) |
52.ジョン・アービングの作品はどこで切ってもウィーンとクマとレイプの3点セット。まるで金太郎アメのように終始一貫してこのテーマを追い続ける彼の出世作としてあまりにも有名な「ガープの世界」、あまりけなす人を見たことがないけど私自身は特に「最高」とまでは思わない。まあジョージ・ロイ・ヒルだからそれなりに楽しめる運びにはなってると思うけど。ジョン・リスゴーの女装は強烈だが、こういうものを無駄にさらして良いんでしょうか。観たのがずいぶん昔なので、はっきり言ってウロ覚えなんだけど、なんか観た後の後味が良かったような記憶はない。二度と見返そうと思わなかったところを見ると、たぶんその程度の映画なんではないかと。まあ、ロビン・ウィリアムスもこの頃はそれほど暑苦しくなかった。すぐ飽きたケド。 【anemone】さん 6点(2003-11-30 00:55:51) |
51.グレン・クローズが自分の両親(ヒューム・クローニン、ジェシカ・タンディ夫妻!)に、妊娠の経緯をサラッと語るシーンは爆笑。女装のジョン・リスゴーがまったく違和感がないのもすごい。 【mimi】さん 9点(2003-11-14 17:42:15) |
50.すごい映画。ほのぼのと観ていたら突然衝撃が走る展開に・・・特にラストはびっくりしました。ロビン・ウィリアムスは顔の表情だけで感動を与えてくれる。 【ナノーマル】さん 9点(2003-10-22 21:29:15) |
49.ロビン・ウィリアムズが好きだから観た映画。若い頃から、結構濃かったのねって感じ。随分前に見たから、内容的にはあいまいな記憶しか残ってないけど、決して悪い映画じゃなかったと思う。 【ブン】さん 5点(2003-10-21 18:00:06) |