狐の呉れた赤ん坊(1945)の投票された口コミです。

狐の呉れた赤ん坊(1945)

[キツネノクレタアカンボウ]
1945年上映時間:85分
平均点:7.91 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(1945-11-08)
ドラマコメディ時代劇モノクロ映画
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タイトル情報更新(2021-12-10)【イニシャルK】さん
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監督丸根賛太郎
キャスト阪東妻三郎(男優)寅八
澤村マサヒコ(男優)七歳の善太
橘公子(女優)おとき
寺島貢(男優)六助
羅門光三郎(男優)
見明凡太朗(男優)峰左衛門
阿部九州男(男優)賀太野山
光岡龍三郎(男優)丑五郎
藤川準(男優)甚兵衛
水野浩(男優)久右兵衛
原健作(男優)松屋容齋
荒木忍(男優)鎌田大学
原作丸根賛太郎
脚本丸根賛太郎
音楽西悟郎
撮影石本秀雄
企画松山英夫
配給大映
美術川村鬼世志
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【口コミ・感想】

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3.捨て子を拾う→苦労して育てる→父子の愛情、これはどうしてもチャップリンの「キッド」を思い出しますね~。「キッド」は最初から捨てた母親を見せることで演出していきますが、こちらは狐退治に出かけたら赤ちゃんが捨てられていた、と親が誰なのかを謎めかすことで後半へとつなげていきます。まずは阪妻演じる“張子の虎八”が赤ちゃんの泣き声を聞いた後、そこに挿し込まれる張子の虎、頭がゆらゆら・・・カメラが引くと橘公子が張子の虎の頭を揺らしている、なんかこの冒頭のシーンだけでお互いに反目し合うもののほのかな二人の愛情をがにじみ出て、こちらもゆらゆらといい気分です。そして圧巻は、この子供、善太の具合が悪くなり虎八が名医を連れてくるシーン。脈をとる医者、心配そうに見守る虎八たち、頷きながらこつんと張子の虎の頭を揺らす医者、ゆらゆらとした張子の虎のアップ、少し表情をゆるめる医者、その表情を見てなんともいえない笑みを浮かべる虎八。いっさい台詞なしで語られる名シーンであります。また年の経過を相撲人形で語ったり、丸根賛太郎さんは初めて見ましたがセンスある人ですね~。後半はもうお涙頂戴の人情話ですが、けっしてべとつくことのない佳作へと仕上がっております。狐につままれたような話ではございませんのでご安心ください。う~ん「キッド」も久々に見たくなってきたぞ、ということでこの後「キッド」も見たのでありました。
彦馬さん 9点(2004-09-29 00:11:20)(良:2票)
2.《ネタバレ》 これまた正統派の人情喜劇ですが、シナリオがかなりうまい。伏線の使い方が巧み。特に終盤の「もう一度死ね!」は、すばらしいと思います。入れ墨の一件も嬉しくなります。ラストでおときちゃんは照れて喜んでいますが、それは善太の母親代わりになりたかったわけではなく、純粋に寅のことが好きだったということです。それでよけいに、さわやかな気分になるということ。賀太野山が事情を知っていたというのはちょっとうますぎるかもしれませんが、それも小さな疵でしょう。阪妻はじめ出演者は役にはまっているし、小道具をうまく使った演出もよかった。ある種優等生的なところはありますが、非常によくできた映画でしょう。とはいえ、それと個人の好みとはまた別なので、この点数です。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-04-30 21:23:34)(良:1票)
1.《ネタバレ》 阪妻の戦後初の時代劇。派手な立ち回りのいわゆるチャンバラ時代劇を封印された形となった中で才気煥発な丸根監督は、粗暴だが優しさを秘めた人足・寅八が捨て子を我が子のように育て上げ、最後に思わぬ別離を迎えるという人情喜劇に仕立て上げた。まったくもって阪妻あっての作品であり、丸根監督も「無法松の一生」で見せた彼の魅力をよく承知して豪放な彼の持ち味を増幅させることに傾注している。子役の沢村アキヒコは「無法松~」に出てきた敏雄にそっくりだなぁと思っていたが
、沢村アキオ(長門裕之)の変名と知り納得。
へちょちょさん 8点(2004-01-28 08:50:27)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.91点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6218.18%
7218.18%
8327.27%
9327.27%
1019.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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