4.オリジナルは「フィラデルフィア物語」。キャサリン・ヘプバーンにケイリー・グラントとジェームズ・スチュワートという強力な布陣のコメディですが、かなり台詞の多い会話劇で字幕を読むのにかなり疲れた覚えがあります。
一方こちらはミュージカル。キャストはグレース・ケリーにビング・クロスビー、フランク・シナトラにサッチモという超一流のエンターテイナーを揃えた。彼らが歌うシーンはどれも優雅で、上流社会を演出するかのように甘くスローなナンバーが中心になっていますが、バンドのメンバーとバスに揺られながらサッチモが歌う冒頭がとても楽しい。ジーン・ケリーあたりを配し、作品に動きをつけても楽しさが増したのでは、とも思いましたが、上流社会の優雅な雰囲気を演出するにはやはり本作の雰囲気が良かったのかも。
そしてグレース・ケリー。この頃には既にモナコ大公との結婚が決まっていたんですよね。絶頂期にも関わらず本作を最後に引退しモナコ公妃となり、映画ファンにとっては上流社会どころではないほど遠い所に行ってしまいました。絶頂期の美しさを出演作の中に永遠に残して。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-04 20:26:13) |
3.かなり前に一度、観ているけどどんな作品だったかあまり覚えてなかったけど、久しぶりに観て思ったことがある。グレイス・ケリー、本当にこの女優さん、物凄く美しい。それもただ外見が美しいてだけでなく、内面的なもの、つまり性格も美しさを感じる。物凄く上品でそれでいて、美しいその姿にこの女優さんを好きだという男は当然として、同姓からも好かれるのだということをこの映画を通して改めて思った。話としては特に凄い面白い映画ではないし、だからといってつまらない作品でもない。私はこれがグレイス・ケリーのベスト作品だとは到底、思わないし、皆さんもきっとそうだろう!それでもグレイス・ケリーの美しさと見事な歌声、そして、滅多に観ることの出来ない貴重な映像、水着姿のグレイス・ケリーを観れるのだ!それだけでも良いじゃないか!そんなグレイス・ケリーがプール沿いで見ている夢の中に私も出たいなんてアホなことを考えてしまった男は私だけかな?それとこの映画が最後の作品となった彼女の姿を観てもう二度とグレイス・ケリーのような女優は現れないと思うし、今も現れてないとそう思ってます。 【青観】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-08 22:30:48) |
2.グレース・ケリーの最後の出演作。ラストでのウエディングドレス姿そのままにモナコ王妃となった。なによりスタイル抜群、気品があってもうウットリするほど美しい。素敵なドレス姿もいいけれど、何気ない普段着のブラウスとパンツスタイルでも素敵。ミュージカルといっても全編歌って踊るというのではなくて歌が主で、ビング・クロスビーとフランク・シナトラがちょっと踊るだけ。話はたわいないものだがグレースを堪能するなら十分。<音楽がコール・ポーターというので再見>ビング・クロスビーの甘い歌声とメロディがムードたっぷり。特にヨットで新婚の二人のシーンがロマンティック。シナトラとのデュエットが楽しい。みかん様が言われてる婚約指輪に注目、すっごく大きなダイヤモンド!(多分)でした。 【キリコ】さん 7点(2005-02-21 22:55:13) (良:1票) |
1.冒頭でサッチモが歌う♪ハイ、ソサイエティ♪、んんん?ジャズマンが何故に、ハイソサイエティ?と疑問符が出てくるけれど、これはとある物語。狂言まわしがサッチモとはなんとも贅沢ではないか。上流社会でブイブイいわせる美貌と金をもったお嬢様(ぐれえす・けりぃ様ね)が崇めたてまつられるお話……かと思ったら、それは違って、お嬢様(バツイチだけれど)は崇められるのではなく、生身の女性として愛してほしいと願っている一人の女性……なのかと思っていたら、なんか様子が違う。うーーん、やっぱり上流社会の人々の願いはわからないものだべ。んだけれど、グレース・ケリー様の美しさと、ビング・クロスビーの放蕩息子っぽさが味わえる面白い作品。なんだかよくわからないけれど、あれよあれよという間にハッピーエンドに持ち込むMGMらしい映画でした。そうそう、グレース・ケリーがつけている婚約指輪はほんまもんの彼女の婚約指輪ってことらしいです。注目してちょび。 【元みかん】さん 7点(2004-06-27 20:32:31) |