《改行表示》 4.お目当てバズビー・バークレイによるミュージカルシーンはフットライトパレード、ゴールド・ディガーズには劣るものの、人間万華鏡の美しさ、パカッと開いて列車になる斬新さは流石の一言。完成するまでどれだけの時間を要したのか。 初日の幕が下りるまでを描いたドラマパートでラストショットの舞台監督のやりきった感が沁みるものでした。 ジンジャー・ロジャースを初めとする200人の青春ドラマを堪能出来ました。 |
3.ジェットコースターの滑り出しのように、カタカタとポテンシャルエネルギーを蓄積していって、ラストのショーで一気に奔流として押しまくるミュージカルの型は、ここらへんで確立されたのかな。そのショーが何しろ見せ場。サーッと開いて列車になるあたりからラストまで、ウキウキしっぱなし。車掌と新婚さんとの三人がツツツと右に滑るようにステップを踏むあたりでニンマリだが、まだここらはステージショーの中継といった感じでカメラは慎んでいるのだけど、次第にじっとしていられなくなり、ダンスの中に・ステージの上に乗り込んでいってしまう。このノメリ込んでいく勢いがすごい。「これはいちおう舞台のシーンなんだよ」という前提を放棄していくまでに節度を失っていく。二重の回り舞台を使った振り付けなんかになると、ステージかどうか怪しくなる。真上から見下ろしたときにのみ効果のある振り付けで、ついにはカメラが並んでいる脚の間をくぐったりすれば、もう「ステージを観ている観客」は無視されてしまっているようなもんだ。ヒロインが乗ってた車が走り抜けていったり、向こう側の車も停まっていたりすると、もうここは舞台じゃない。女性が襲われそうになる室内セットなんかは、もう完全に映画のそれ。カメラは窓から退却していく。そして摩天楼のセットが浮き出て、てっぺんで笑っている二人となる趣向。ステージものであったのが、「映画」のミュージカルに乗っ取られていく、その暴力的な奪取の爽快感。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2011-09-19 09:59:25) |
2.内幕ものミュージカルの元祖と言われる本作。ギラつく程に迸る情熱が交錯する生々しさ、それが作品全体に艶を与え、今観ても全く色褪せない素晴らしい出来栄えです。フィナーレの延々と続くミュージカルシーンの瑞々しさに、身を乗り出して目は釘付け!その振り付け、そのカメラ、"四十二番街"の音楽の素晴らしさ! 【よし坊】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-25 06:58:35) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 もうちょっと話の途中にも歌が入ればよかったです。ミュージカル映画と聞いて見たのに、歌とダンスはラストの劇中劇のシーンにしか出てこなかったので…。ちょこちょこしたのは途中にもあったのですが。。 後ストーリーにあまり起伏がなかった気がしました。 でもラストの歌い踊るシーンは素晴らしかったので7点で!! 【kokayu】さん 7点(2004-05-20 18:55:48) |