《改行表示》 5.今回はにぎやかで面白いですね。まず、なぜかケーキを食べながら事件現場にやってきたコロンボ。ウィルソン刑事がひさびさに登場し、感動の再会を果たします。ウィルソンも感激してコロンボに握手を求めますが、手がベタベタだからと言って断られます(笑)おや?よく見るとコロンボの格好がいつもと違う!髪は散髪してスッキリしてるし、コートも新調してるではないか!なんでも、カミさんから誕生日にプレゼントされたそうな。でも、サイズが合わないらしくて、「きつすぎて肩が凝る」と終始気に入らないご様子。結局いつものレインコートに戻るのであった・・・。 <注:ここからネタバレ> さて、肝心の事件についてですが、それは手品師が手品の最中に殺人を行うという大胆且つ華麗なトリックであった。そのトリックに使われるのが、犯人の得意魔術であり、世界に類を見ないという「水槽の幻想」だ!これは凄いぞ!箱の中に入ったまま水槽に入れられ、10分も出られないのだ。当然箱の中に空気は無い。だが、犯人は実は箱には入っておらず、地下から脱出して犯行に及ぶのである。他にも犯人はいろんな手品を披露してくれるのですが、この「水槽の幻想」以外は、ウサギやハトや花を出したりという地味なものばかり(笑) 劇中犯人がコロンボに「トリックは教えるわけにはいかない。これ(水槽の幻想)のおかげでなんとか食っていけるんだ」と語っていましたが、それはハッタリではなく本当の事だったのね(笑) この作品の見所は、手品に関しては素人のコロンボがいかにしてそのトリックを見破り、犯人のアリバイを崩すのか、という所にあるでしょう。また、途中コロンボがステージで犯人に挑戦する場面は見事である。コロンボのニヤニヤした自信たっぷりの顔が何度もカメラにアップで映し出され、ここでコロンボはついに犯人の確証を掴んだぞ!という事がありありとわかる心憎い演出である。全体的に派手な趣向を凝らしながらも、プロット、構成、伏線などはしっかりしており、とても見応えのある作品であった。 【きのすけ】さん 8点(2004-05-30 11:37:25) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 久々にウィルソン刑事が登場!彼が古畑における今泉の役割であることが良く分かります。気が回る割には余り役に断たないのですが、何気ない一言がコロンボを時として事件解決に導くところなんて正にソックリ。髪が薄いところも!今回のお話では鍵が文字通りカギとなります。コロンボがサンティーニに観客の目の前で無理やり手錠を掛け、それを開けさせるのですが、サンティーニが手錠を開けたときのコロンボのひとこと、『思った通りでした』とラストの『完全犯罪なんて無いんだよ!』が印象的でした。警部、カミサンのコートはどうなりました? 【pony-boy】さん 7点(2004-04-04 13:40:38) (良:1票) |
3.ラストは鮮やかです。魔術師に対しての周到な用意が決まります。色々な手品のトリックも楽しめる作品。ジャック・キャシディは、悪役としては最高の役者さんです。目つきや、身のこなしは、まさにコロンボの相手にうってつけ。これだけ迫力があれば、捕らえがいもあります。 【パセリセージ】さん 8点(2004-03-14 21:02:54) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 どうやって犯人のアリバイ崩しをやるんだろうと、こっちも一緒にマジックを楽しみながら見ていました。短時間に殺人を犯してしまわなければいけなかったので、どっかに手落ちがあったわけですね。鍵をこじ開けて室内に入ってゆくあたりはマジシャンならではです。ジャック・キャシディが見事に演じていました。この刑事コロンボってのはもちろんコロンボ本人の独特の風貌、特徴はもちろん、かみさんの事、愛犬、愛車、なんかもあっておもしろさを盛り上げていますが、やはり犯人役(ゲストスター)ってのも重要な役割を占めると思います。数多い犯人役の中でジャック・キャシディはとても印象深く残っています。(これの他に、構想の死角、第三の終章にも出演)この魔術師の幻想の撮影直後亡くなったというジャックに心から惜しみない拍手を送りたいと思いました。 【S&W】さん 8点(2003-12-22 22:52:29) (良:1票) |
1.ずっと前に見てストーリーを完璧には覚えていませんが、これは面白かった。犯人が魔術をしている最中に殺人を行う(娘も共犯?)という、なかなか珍しい手口なので飽きませんでした。もちろん最後のコロンボ(今回は怒りっぽい感じです)vs魔術師の犯人の推理対決が見ものになっており、ファンならずとも必見な内容です。 【ピルグリム】さん 7点(2003-11-16 18:16:39) (良:1票) |