5.喋って動くフランス人形のようなダニエル・ダリュー(当時18歳)の美しさが全ての作品。物語はノブレス・オブリージュのノの字もないルドルフの情けない言動に白けっぱなし。「しっかりせんかい!」名匠リトヴァク監督もう少し演出のしようがなかったか。暗殺説等事件の真相は謎のままという史実に救われる。 |
4.90分にこういうものを詰め込めるんだよなあ。こういう恋愛観が、今の時代の人の心をとらえるかどうかは別だが。 【みんな嫌い】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2013-12-18 10:08:39) |
3.原作がどのように書かれているのか知るよしもないが、映画ではオーストリア皇太子と令嬢の悲恋として描きたかったのかもしれない。しかし、周囲から見るとスキャンダルな事件としか受け取られないだろう。事実原作の元になった事件も、様々な諸説や隠蔽があり、真相は明らかではない。 映画のダニエル・ダリューは若くとても美しい。しかし皇太子ルドルフは、王室育ちのせいかどうしても好きになれないばかりか、二人の愛にも切実なものが感じられない。 ただ王室の華やかさはよく描かれており、J・シュトラウス、モーツァルト、チャイコフスキー、ウェーバーら有名な作曲家の数々の曲が聴けるのはすばらしい。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-04-24 22:49:33) |
2.ダニエル・ダリューが実に美しい、まさに絶世の美女。シャルル・ボワイエも浮世離れした面差し、、、悲恋のラブロマンスの主役に酔うには申し分ない。しかしこの心中は自殺ではない(暗殺)とか、皇太子は他にも女性がいたという話もあって、実際はこんな単純なウツクシイ悲恋ではないのかもしれないが、こういう「悲恋物語」仕立てのほうが「受ける」のは言うまでもない。 【キリコ】さん 7点(2003-11-26 19:11:19) |
1.終焉のオーストリア帝国の皇太子ルドルフと令嬢マリーとの悲恋を描いた一作で、初めて観たのは、まだ学生の頃で、その頃は、なんでか知らないが、TV向け御正月映画の定番だったと思う。その頃は、悲恋の御話をロマンティックに観ていただけだったけど、今、改めて観ると、新しい発見にビックリ。本作序盤で、皇太子ルドルフが父皇帝フランツ・ヨーゼフと会話するシーンでは、室内の壁に皇后エリザベートの、後世にも伝わっている肖像画が、しっかり掛かっていた。シシィが自慢の髪を胸前で交差させている肖像だが、今まで、全く気付かなかったのは、それまではエリザベートのことには関心なく観てた証拠。だから、今となっては、もう少し当時の社会情勢に踏み込んで描いても? と思うのだが、そうなると1時間30分枠では、辛い。舞台を思えばカラーで観たいなぁ。ダニエル・ダリューが、物言いたげな瞳と唇が印象的で、何より綺麗である。 【由布】さん 7点(2002-12-26 02:21:13) (良:1票) |