4.《ネタバレ》 ホラー映画の傑作。女優霊やリング等のホラーを見たときに真っ先に思い浮かんだのが、この”チェンジリング”でした。何故話題にならないのか、不思議です。この映画を見ると今の映画に欠けているものが、一目瞭然の気がします。視覚効果を充実させても、キャスティング(演技)や演出(ストーリー構成も含め)に勝るものはない!…という気がします。登場する人物(脇役も含め)のリアル感と、視覚効果に頼らない演出で恐怖をリアルにしています。階段の上の車椅子を見たときの女優の怖がり方をなど、思わず一緒に息が止まってしまうほどすばらしいです。DVD化して欲しい傑作の一つです。 ちなみに、小生もエンディングの”ヒカシュー”は、頭にきました。 【ても】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-05-06 00:06:29) (良:1票) |
3.この映画で初めてジョージ・C・スコットという俳優を意識した。だからオイラにとっての彼の魅力は、「堂々とした風貌ながらも悲哀を漂わせる誠実な男」これに尽きる。最初に『パットン大戦車軍団』や『博士の異常な愛情』や『炎の少女チャーリー』に出会わなくて本当によかったと思う。世間での彼の代表作はパットンだろうが、オイラにとっては『チェンジリング』だ。アメリカンなマッチョ男が不幸な運命の子供に溢れんばかりの愛情を注ぐ異色「ハートフルホラー」。そんなジャンルがあるわきゃないが、この映画が語るのはまさにそういう世界だ。『ゾンビ』に駆逐される寸前のホラー界ではこんな事もやれていたんだよね。 【エスねこ】さん 8点(2004-05-01 03:19:59) (良:1票) |
2.今思えば、後に色々なホラー映画にパク・・・引用された感のある映画でした。幽霊屋敷ものであると同時に、その幽霊の元の事件に迫ってゆく展開。近頃よく見る「何かいる」系ホラーの雰囲気は、20年以上前のこの映画で既に描かれていました。この映画のカメラワークによるずーんとした恐怖にはなかなか敵わないでしょうけれど。ジョージ・C・スコットの存在感は、この映画の重厚なトーンを更に深くし、恐怖の奥に隠された悲劇をじんわりと引き出し・・・そしてヒカシューの「パイク」でぶち壊し。『ナイル殺人事件』『ビッグ・ウェンズデー』『ヘラクレス』でも同じメに遭っておりますが、洋画にブチ壊しの歌入れるアーティストと配給会社に天罰が下りますよーに! 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-10 23:02:12) (良:1票) |
1.<この辺まったく妄想の世界です→>バストーニュのアメリカ軍を解放したパットンは、やがて退役してイルカの飼育をはじめる。しかし政府の陰謀でイルカを手放し傷心の彼は、やがて一軒の家を借りることにする。そこでピアノの作曲に専念しようとする彼の前に、少年の霊が現れ、やがて現実の殺人事件と財産乗っ取りの陰謀が明らかになる。事件が解決したあと、彼は11年後に再び悪魔と対決する刑事になっていた(笑)。<←ここまで> 本作はハリウッドばりのCGもなく丁寧な作りで、映像と効果音だけで怖さを演出する古典的な手法ながら、ストーリーもきっちりとしてなかなかの好作品に仕上がっています。夫婦競演も好いね。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-05 00:16:29) (良:1票) |