4.《ネタバレ》 高校の頃テレビで見た『疑惑』を借りたかったのに、どの店に行ってもない。それで未見の『鬼畜』をレンタルしてみました。見終わった後、あまりの暗さを追い払うように家族内で「よーっこわぁー?」の真似をして遊びました。この作品を見た後、一番気になったのは、最初に犠牲になる小さな男の子を演じた子役のこと。岩下志麻に無理矢理ご飯を口に押し込まれるシーンがありますが、あの小さな子に「これはお芝居」とか判断できる知力はまだ無かったはず。あんなことをされた体験は、あの子の記憶にどのように跡を残しているだろうか、それはあの子のその後の性格形成に何か悪影響を及ぼすことは無かっただろうか、という心配をして仕方なかった。あの時の泣き顔は本物のはず。いくら演技のためとはいえ、あのシーンは本物の虐待を見たに等しくて胸が詰まる。物語の内容としては、ラストの少年のセリフの真意が気になります。心底から存在否定した「父ちゃんじゃない」なのか、なんだかんだあっても親なのだからかばいたい「父ちゃんじゃない」なのか、「もうこの父親と一緒に暮らすことは不可能なんだ」と確信しているがため自分自身に言い聞かせる「父ちゃんじゃない」なのか、いろいろ入り交じってのものか、まぁあのくらいの年齢にそれをうまく演技しろというのは無理な話でしょうが、大人でも原作読まず台本渡されただけだった場合、あのラストのセリフの言い表し方は役者によっていろいろな解釈と表現がありそうですね。天才子役でリメイクされたら涙するかも。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-11-22 00:22:11) |
3.《ネタバレ》 岩下志麻がとっても怖かった。赤ちゃんが死んでしまう場面では、泣けてしまいました。この映画は、銀座の名画座で松本清張シリーズと銘打ち「砂の器」と2本立てで見たのですが、この映画でとても情けない父親を演じる緒方拳が、「砂の器」で善人役の警察官役で登場してきたときはなぜか館内、大爆笑でした。それだけ、この情けない父親はインパクトありましたよ。 【ジブラルタの星】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-10-26 14:46:44) |
2.子供への虐待..それでもなお、父親を守ろうとする..ところに、見せ場があるのでしょうが..私的にそれほどの感動はなかった..映画としての演出、映像は時代を感じますね..それから、子役の台詞棒読み、無表情、は如何なものか... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-03-30 12:25:38) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 岩下志麻の鬼畜ぶりと緒方拳のダメ男ぶりはとてもよかった。小川真由美もよかった。蟹江敬三もなかなか良かった。 ただ 子供の演技が下手すぎる。子供の学芸会みたいで全てを台無しにしている。もうちょっと他にうまい子がいなかったものだろうか。音楽はよかったと思う。 【ぷー太。】さん 5点(2004-04-02 17:32:48) |