7.公用語が18も存在する国。2050年以降には中国を抜いて世界一の人口保有国になってしまう国。ミスワールド有力候補を毎年生産する世界有数の美女の量産国。年間映画生産数800本以上、2位のアメリカに2倍の差を付ける世界最強の映画大国。いや、もう、凄いですよ、インドって。この作品の世界観は、一般通念下ではあまりにも異質な様相を呈しているものの、独自の価値観とある一定の観念下においては、強烈に洗練され、完成されていると思う。やるべきこと、やりたいこと、その方向性が明確過ぎる位に定まっていて、一切の疑念と迷いがない。その姿態は極彩色のカオスではあるけれど、決して迷走ではなく、ましてや破綻でもない。それが凄い。素晴らしい。てゆうかもう、理屈じゃなくて何だかもう単純に、滅茶苦茶に、この映画が楽しかったんです、おいらは。3時間目が離せなかった。本当にもう、脳がとろけちゃいましたよ。やられた、最高! 【ひのと】さん 10点(2004-04-06 20:43:23) (良:2票) |
《改行表示》 6.ミュージカル映画にアレルギーがある私でも楽しく見られる理由は、テーマ性の無さ・バカバカしさなのかなあと思う。洋物のミュージカル映画を見ていると かっこよさとかスタイリッシュさを出そうとしているように見えるのだが、本題のテーマと関係ないじゃん と冷めてしまう。 対して、この映画はテーマなんて ほぼ無いに等しくて、ひたすら踊って、女を取り合って、喧嘩してるだけである。しいて言えば「かっこよくパワフルに生きていこうぜ」みたいなのがテーマのように思えるので、踊ることが理にかなっているように思われる。 「映画には2種類ある。インド映画とそれ以外だ」って言葉を思い出した・・・ってか本当にそんな言葉あるか? 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-25 09:12:41) (良:1票) |
《改行表示》 5.ちゃらっちゃっちゃっちゃちゃ~らら~ら~ら~♪世界の銀幕から~~~今日は、インド・カルカッタからお送りします(嘘)。富○通の提供でお送りいたします(嘘)。映画が始まると・・・インド独立の父・ガンジーに手を合わせるスーパースター。そして、スターウォーズの宇宙船のように、「RAJNI」の文字が、星と輝く「SUPER STAR」をバックに、画面から飛び出します。大仰なテーマソングとともに、スローモーションで駆け出すスーパースターが画面に現れると、館内はすでに熱狂の渦、盛り上がりは最高潮です。明日も、インド・カルカッタよりお送りします(嘘)。 ---ハナから日本の常識をあざ笑う、めまいがしそうな映像の連続。テーマソングは実はすごく哲学的なのに、バックの映像がマイケル・ジャクソンもどきのダンスで、一体何なんだこの映画はと思わせるパワーが満ち満ちている。画面に繰り広げられる全てが、映画の面白さをガラムマサラで味付けし最高潮に爆発させ、涅槃の境地へと導いた究極のエンターテインメント。よくマンガで頭をぶつけて頭の周りを鳥が回っている絵があるが、これを見た私は別に殴られてもいないのに頭の回りを曼荼羅がぐるぐる渦を巻いていた。ヤバい、ヤバい、私はドラッグはやってないぞ。ドラッグにはまる若者よ、ドラッグで人間やめちまう前に是非体には無害のこれを見て合法的にトリップしなさい。これを見ただけで印度、印度、印度へGo on a trip,頭の中もトリップ。これだけの映画、やはりこれは10点つけねば。素晴らしい。追記:私は映画館で見ることが出来、観客がこれだけ一体感を持って見られ、その時間を共有できたことを幸せに思いました。DVDやビデオで見る場合はノリの近い友人を集め(4人以上推奨)、仲間内で一番でかいテレビまたはスクリーンを持っている人の家で上映会方式で見ることをお勧めします。 |
4.気持ちが高ぶれば突然歌って踊りだす、喜びを歌と踊りで表現する、そんなミュージカルの醍醐味が何よりも好きな人には特にお薦め。画面と衣装が次々に変わり、美しく澄んだ歌声とともにマスゲームの如き群舞を見せてくれます。エキゾチックな美貌のミーナと、美丈夫とは違うけど、男らしく華麗なアクションを見せてくれるラジニカーントは、やはりスターの輝きがあります。ストーリーが単純明快なわりには引っぱるので、長くは感じます。しかしハリウッド映画、ヨーロッパ映画とも違うインド映画を一度体感してみるのも良いでしょう。 【ピンク】さん 8点(2004-03-16 10:59:09) (良:1票) |
3.アァ~ホンヒャリャイニャインニャホンニョヒンヤァ~~~…(インド語で歌ってる…つもり) |
2.ずっと観たいと思っていたけど中々チャンスがなくて見たのは割と最近(と言っても一年以上前だけど)。確かに笑える。面白い。変。途中だらけてくるところもあるけど、あの意味なく歌い踊りだすのがなんだかつられて踊りだしそうになる。踊れないけど。 【あかりん☆】さん 6点(2004-01-19 23:38:02) (笑:1票) |
1.猿がね、画面を横切ったりするんです。ごくフツーに。いやー、猿が映っちゃったらNGだろー、とフツー思うワケですが、この映画では問題ナシ。もう映画を20年以上見てきていながら、この映画から受けた衝撃は凄かったですねぇ。ドラマ部分の雑な編集とか、ガタガタなカメラワークとか、そういうのが欠点じゃない、どーでもいい事なんです。大仰ゆえかハリウッドじゃ最近使わないズーミングも、ずーんずーんと使われてて、でも恥かしいとかナンとか一切ナシ。とにかくまあ、余計な理屈こねてないで楽しめ、と。エスニック風味満点の豪華絢爛なダンスシーンを、湧きまくりの劇場内で笑いながら見ているうちに、アタマの中が曼荼羅世界。ああ、これが極楽浄土とゆーヤツなのね、と生きながら成仏しちゃいそーなひとときを体験しました。映画って、深いわ・・・。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-01-12 15:34:27) (笑:1票) |