5.「生きる」を観て、市役所の公務員になりたかった。「ショーシャンク」を観て、囚人になりたかった。この映画を観て、末期患者になりたくなった。・・・・どんどんネガティブになってる気がする。それはそうと素晴らしい映画でした。極論を言えば、全ての映画はこうあるべきです。 【ぶらっくばぁど】さん 9点(2005-01-31 19:08:54) (笑:3票) |
4.平均点高っ。海の場面はさすがにぐっときたけど、他はそんなでもない。この設定であればもっと疾走感があっていいと思うし、映像的なセンスもとくに突出したものはない。ユーモアも微妙な抑え方で、大笑いさせられるようなギャグはなかった。もっとやろうと思えばかっこよく、むちゃくちゃにできたろうに。ただ、後味の爽やかさは抜群。暴力シーンも女の裸もあるのに、ものすごく健康的な映画だった気がする。死の宣告が主人公たちの生の密度を奇跡的に高め、短くとも生きている実感のこもった最高に楽しい時間が過ぎる。まったく悲壮感のない、幸福な最期。乗ることができればものすごく気持ちいい映画であることは間違いない。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-18 02:25:01) (良:1票) |
3.余命わずかな二人が、海を見るために起こす数々の犯罪は最低である・・・。しかし、暗いテーマにも拘わらず、コミカルでスピーディな展開は心地良い。バカな事をしているな、と思いつつも、彼等の純粋な心に、なぜか共感してしまう・・・。ラストの海辺でのシーンが切ない!!。 【sirou92】さん 7点(2003-09-02 02:38:13) (良:1票) |
2.期待せず観たせいでしょうか「参りました」状態です。これだけシリアスな状況で切ないお話しなのに、最後まで明るく、スマートに楽しませてもらえました。極悪人じゃないギャング達、マヌケな警察、血の匂いのしない銃撃戦、全部が好きです。リアリティーに欠けたって、展開に無理があったって、ここまで楽しめればいいんです!余韻の残るひたすらカッコイイラストシーンにも満点あげちゃいましょう。 【poppo】さん 10点(2003-04-27 19:41:17) (良:1票) |
1.話はシリアスながらコントラストが美しい映像と各登場人物を必要以上に間抜けに描くことにより、独特のテンポ、品格及びユーモアを醸し出すことに成功している。また、あんだけドンパチやりながらも1人も死人が出ないがゆえ、劇中唯一触れられる死のモノ悲しさ、美しさ、優しさがより際立っているので、ラストの天国の象徴として表現される雲が画面イッパイに広がって「天国の扉」が流れる・・・というベタなセンスも今回は許しましょう。なお、主役名「マーティン・ブレスト」はミッドナイト・ラン等でお馴染みの監督と同じ名前だけど、育った環境も性格も異なる男2人の友情を描いたロード・ムービー、ということでちょっとしたオマージュになってるのか?とも思ったが、エルビス~ピンクのキャデラックが象徴しているように映画全体が「アメリカ」に対する憧憬に占められているのであり、その点こそがアメリカ映画との差異なのですね。力作。 【ダイ】さん 8点(2002-01-24 22:06:20) (良:1票) |