7.私事な話になりますが私の祖父は第二次世界大戦中海軍に従軍していたそうだ。真珠湾攻撃・ミッドウェー海戦等幼い頃よく戦争体験談を聞いたものだった。そういう話を目をきらきらと輝かせながら聞いているうちに祖父が「英雄」とさえ思ったことがあった。しかし時は経ち今では朝から晩まで焼酎漬けの慢性アル中患者(本人はアル中では無いと言い張っているが果たしてどうやら・・・)。喋ると戦時中砲弾を受けて鼓膜が破れているせいか音感が分からずとにかく声がでかいしうるさい。はっきり言ってボケてないのがまだ何よりのウザいジジイだ。こういう祖父だが毎年昔の戦友たちから年賀状が届いたりしている。たまに連絡もとっているみたいだ。そして、毎年8月になるとNHKの特番なんかで戦時中の記録フィルムを流したりしてると祖父が涙するという光景も見たりした。多分昔を思い出しノスタルジックな気分に浸っていたのだろうか。「戦友」という言葉は戦争を知らない私やその他の人もどういう感覚かは分からないと思う。戦争という狂気の中死というものを背にし極限の状態を生き抜いた”仲間達”。戦争という行為自体は良くないにしろかけがえの無い記憶に残る戦友たちをもつ祖父をうらやましく思えたりもする。そういう祖父の体験談を聞いて育った私はこの作品を通り一辺倒の戦争映画ではなくただそこに戦争という”時代”がありそれを乗り越えてきた人達一人一人の物語だととらえさせていただきました。また今はいくらウザいと思っても祖父が生き残った(2回程撃沈されたらしく海にプカプカと浮かんでいたところを運良く拾われたそうな)おかげで今の自分がいることを感謝せねばならない。戦争という非生産性ともいえる行為の愚かさや虚しさを知っている真の語り部達が毎年少しづつ亡くなっていることを残念に思うし私の祖父もいつかは天寿をまっとうするでしょう。その時までに「ありがとう」と心から感謝の言葉を述べるつもりです。2004/8/15 祖父へ 【tetsu78】さん 10点(2004-06-18 01:01:15) (良:3票) |
6.これは観といた方がいい。 |
5.戦争のリアルさが伝わってくる素晴らしい作品でした。 【ソウ】さん 10点(2004-02-09 19:29:38) |
4.素晴らしい作品だった!かなりの長編だが飽きを全く感じさせない各話のつながりは圧巻。戦闘シーンは迫力、リアリティともに申し分無く、また戦闘以外のシーンもよく出来ている。とくに「衛生兵」「雪原の死闘」などが好き。E中隊の絆の強さを感じずにはいられない。戦争映画の最高傑作と断言できます。 【kazu】さん 10点(2004-02-03 02:14:50) |
3.↓同様、TVシリーズにレビューできることに嬉しく思います。TVシリーズでここまでできてしまうのは非常にうらやましいことだと思います。10時間超の大作を10回くらいは見ていますよ。(それでも、まだ顔と名前が一致しない人がいる(笑))原作も2回読みました。もう本当に最高です!!最高の作品です。 プライベートライアンのモデルとなった人物が原作に登場します。 |
2.レビュー出来たんですね。嬉しいです。 この作品は10時間ある大作なのですが、一度見てから一ヶ月もたたないうちにもう一度見てしまいました。個人的に戦争映画が大好きなので多くの戦争映画を見ていますが、この作品がダントツです。戦場に行った方達がどんな気持ちで戦っていたのかが初めて分かったような気がしました。 【にぼし】さん 10点(2003-12-25 13:42:00) |
1.「史上最大の作戦」を真実と長らく思っていましたが、この作品を見てリアルさに感動しました。戦争を脚色せず描いた魁作であると思います。戦争映画では、私のベストです。 【午後のコーヒー】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-12-12 15:47:13) |