6.いいね、タイトルがいい。 「走れ!ローラ、走れ!」 人生、疾風のごとし。微妙が微妙に重なって、偶然が偶然に顔を出す。ちょっとしたことで変わるもの、ちょっとしたことじゃ変わらないもの。人生を追いかけるのか、人生に追いかけられるのか、あるいは人生を追い越すのか。 実際の人生は、考える暇もなく、繰り返す余地もなく、ましてリセットする慈悲もなく、ただただ懸命で闇雲で手探りで恐る恐る、ぎゅっと目をつぶって、わーっと叫んで突っ切るもの。 それを笑って、試みに遊んでみる。映画の余裕と映画の糊しろが、ジャーマンテクノにぐるぐるに回る。
詳しくはこちらのブログ記事で→http://escargot1.exblog.jp/1069458/ 【よしの】さん 9点(2004-03-08 16:15:50) (良:1票) |
5.僕もローラのようにやり直したいな。 |
4.冒頭のシーンでの掴みは素晴らしい。哲学を平易にお洒落に語る。ドイツというのは基本的に小難しくて理屈っぽく、勤勉なイメージが昔から一般的にある。これはそういうドイツ流哲学を新しい時流に乗せ、極めて現代的で斬新な映像表現でライトに見せた、新世代のドイツ映画だと思う。ほんのちょっとのタイムラグで未来は変わる。映画を貫く1つのメッセージ。走れ、ローラ!走れ!彼女はジャーマンテクノに乗って、ただひたすらに疾走する。彼女のその赤い髪はなんてかっこいいことか。ただやはり、いくら斬新で面白い演出をしても、何度もの繰り返しはちょっとくどい。退屈させまいとする試みは随所で伝わるものの、中だるみする感はどうしても否めない。もともと深みを追及した作品ではなく、表層的なお洒落感で魅せるタイプの作品なので、その表層的なものがトーンダウンして来たらちょっときつい。好きな映画だけれど、その点は微妙。それに根本的な問題として、あんな男、私だったら助けない。てゆうか付き合わない。 【ひのと】さん 9点(2003-12-26 16:16:36) (良:1票) |
3.映画というよりPVとして見ました。ふらんかぽてんてがカワイイです。 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-10-18 01:00:08) |
2.テンポがいい映画が好きな私にとっては、かなり楽しめました! 【うさぽん☆】さん 9点(2003-06-12 22:07:18) |
1.「ほんの1秒のタイミングで、人生の結末は多いに違ったものになる」というとても哲学的な命題を、軽快な音楽とテンポではつらつとしたヒロインが演じる。映画にしては短いほうだが必要にして十分な緻密な脚本。言うことなしの一本。 【ちずぺ】さん 9点(2001-09-19 10:32:29) |