5.ガメラシリーズの記念すべき一作目。昭和ガメラシリーズは20年ほど前の小学校の頃にビデオでよく見ていたが、本作を見たのは今回が初めて。当然この当時のヒットシリーズであった東宝のゴジラシリーズに便乗して作られた怪獣映画だと思うのだが、カラー映画で作ってもおかしくないような時代に敢えて白黒で作っているあたりにゴジラシリーズの一作目を意識しているような感じがしなくもない。(単に制作費をケチっただけかもしれないが。)しかし、「ゴジラ」のような重厚感は微塵もなく、軽い仕上がりで、ドラマ的にも盛り上がる部分はなく、脚本もご都合主義全開な感じで、船越英二、浜村純といった大映映画でよく見かける俳優陣も生かしきれておらずイマイチな感じ。だが、1作目である今回から既にガメラと子供を絡ませるというシリーズのカラーが出ているのはちょっとすごい。(まだこの頃はシリーズ化なんて考えてなかったろうに。)それにやはりゴジラにないものをと考え出されたと思われるジェット噴射で空を飛ぶというシーンが初めて登場したシーンが印象的だった。でもやはりさっきも書いたように深みのないご都合主義なストーリーははっきり言って面白くないし、「ゴジラ」には確かにあった恐怖感というものがないので、ラストもカタルシスに欠けるのも本当のこと。なので、一本の映画としては完成度は抜群に低いと言わざるを得ない。だけど、昭和ガメラに対する懐かしさがあるので、まあ5点が妥当かな。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-04 02:24:13) (良:1票) |
《改行表示》 4.正直おもしろくない。 ドラマシーンはあっさりし過ぎでまったく盛り上がりがない。 ガメラが街を破壊するシーンはかなりの迫力を感じたけど、ちょっとしかないのでもの足りない。 まあ最初はこんなもんだったということで、以降に期待。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-02 21:59:56) |
3.長く続いているシリーズの1作目ってだいたい面白いハズなんだが、これはそうではないらしい。完全に東宝の「ゴジラ」に便乗して作った感アリアリで、どうもねぇ。ガメラの東京破壊も、60メートルのガメラが頑張って東京タワーを壊したりしてるんだけど、どうも物足りない。人間ドラマのほうも陳腐すぎてひどいものだ。ただ、回転ジェットのアイデアなど、ガメラのキャラクターを確立させた点は評価しても良いと思う。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-14 22:41:06) |
2.「 身長が 60m あるやつが 大人と子供 どう見分けんだ? 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
1.ま、本作のストーリーはほとんど「ゴジラ」のパクリと言っていいでしょう。しかしガメラ自体の設定はオリジナリティがあり、既に本作から完成されていました。火や熱をエネルギー源とし、従って人類の持つ火器は無力。体内に動力源を持ち、火を吐いたり噴射したりすることが出来る。空を飛べる。そして何故か子供には優しい(内向的で迷惑な行動しかとらないこのガキは、是非ガメラに踏み潰されて欲しいと思いましたが…)。当時としては本作のZ計画も中々ダイナミックな設定だし、それによってガメラは死なず宇宙怪獣になる訳ですから、これは中々のアイディアでした、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-07-03 22:42:42) |