4.核でガメラを目覚めさせて一応反核のメッセージは入れときましたよ、的なオープニング。と思いきや、ガメラを迎撃する際には軽いノリで「核撃っちゃおう」と提案しちゃう安易さ。それに唐突で無意味なロマンスや、行き当たりばったりなZ計画のあれこれなど、おいおいとうなだれそうになるポイントが多数あるシナリオです。しかしまあ、セリフというセリフから、頭の悪さというか、推敲の足りなさがボロボロこぼれまくっているので、いちいちとやかくツッコむのもバカらしくなるというものでございましょう。むしろ「笑ってあげられるおバカなシナリオ」としてこれはこれでアリだな、と。それよりも、この意外に良質な特撮の仕上がり。合成技術は、ヒトの子供とガメラを対比させることでガメラのスケール感を具体的に表現できていますし、ガメラのスーツは、皮膚のシワや甲羅のトゲトゲしさの質感が伝わってきます。なにより街で暴れ大海を突き進む巨体の迫力はなかなか侮れないものです。 |
3.亀大好きなんです。 そしたらやっぱりガメラシリーズはもうドキドキわくわく。 ガメラが現れるところの目が大きくて怖い! モノクロなので不気味さも感じられます。 私の一番のお気に入りは、火が出てぐるぐると回りながら飛び去って行くところ。 「ガメラ~」と声援を送りたくなります。
しかし作品としては、ここがちょっとなぁと思う部分はありました。 でもでも、ガメラ好きならばそこを乗り越えて楽しめました。 【たんぽぽ】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-01-04 10:57:32) (良:1票) |
2.パソコンの動画配信でやっていたので、久しぶりに懐かしい思いで観たのだけれど、話の作りに無理があるなという印象。
ガメラが最初に北海道に来たときに、核ミサイルによる攻撃をアメリカ軍に要請しようとしたね。そのとき、「あれ? おかしいな。なんで日本国内に核がある?」と思ったのだけれど、1967年12月の衆議院予算委員会で佐藤栄作がはじめて公表した見解だったということは、1965年に非核三原則はなかったということなのかな? ところで、北海道でガメラを攻撃した戦車はM41ウォーカーブルドッグだったね。こういう怪獣ものでは、どんな戦車が使われるのかも世相を反映していて興味深い。印象としてゴジラ映画の場合はなぜか61式ってイメージがある(笑)。そういえば”温泉わくわく”(クレしん)では90式だったね。あれはゴジラのパロディだけれどね。
で、何よりも、左卜全が懐かしい!(笑) 新潟の農民の役だったんだね。その奥さん役の女性が、「長生きすると変なものを観る」といった趣旨のことをぼやいていたのは笑ってしまった。それから、姉弟が身を寄せた築地の実家の親父だけでなく、姉も「大川」と呼んでいたのが耳新しい。つーか、いつ頃から隅田川って呼ぶのがふつうになったんだろうね? 同じ風俗や文化の違いとしては、ガメラにコンビナートが攻撃されるシーンで避難する人が持っていた荷物が、唐草模様の風呂敷に包まれていたのが、妙に目について懐かしかった。あの頃はみんなあの手の風呂敷を使っていたんだろうか?
ところで大島に上陸したときは何月だったんだろうか? まあ今でも11月に颱風が来たりするから、あながち間違いではないと思うが、コートを着ている時期に颱風が来るのはちょっと微妙。でも、なんでもかんでも異常気象のせいにするなら好いのかな(笑)。 【オオカミ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2006-04-09 01:52:04) (良:1票) |
1.いやーいやー、面白すぎる会話に爆笑させてもらいました。亀を捨てれば何でも買ってやるよ!やらおーい、ガメラこっちこいよー!やら博士が「24時間頑張ってくれ!」と言うと自衛隊員が「はっ!」というおまいら江戸時代の武士かよと思わせる返事やらほんとオモロすぎ。ガキにいたっては 邪魔 自己中 バカ という言葉がピッタリ(笑)ぼちぼち見とらんとはよ避難しなはれ。今見たらほんっとツッコミどころ満っっっっっっ載。ゴジラもつい最近まで倒せなかった東京タワーをなんとデビュー作で潰してしまうというところもなかなかやるねぇ。特撮等もモノクロなのですごく上手に見えます。演出はちょっとやりすぎかなと思うけどガメラの初登場が北極と知ったことがちょっと嬉しかった。 |