4.実際に複葉機をバカスカ飛ばして空中戦を繰り広げる。あの『つばさ』に挑戦するかのような。いや実際、宙に漂う煙を縫って飛び交うパイロット視線の映像の、その臨場感たるや、まさに圧巻。ただ、主人公の野心を描くストーリーの方が、映像のスゴさに見合わず、ちょっとセコイ印象。ジョージ・ペパード演じる主人公、もっと野望に燃えて悪どくギラついていてもいいと思うんだけど、単なるチンピラみたいな感じに見えちゃうのが残念。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-25 21:41:36) |
3.《ネタバレ》 空中戦の迫力もさることながら、平民出のパイロットが嫌われても嫌われても貴族に近づきがたいが為に、苦闘し、やっとブルーマックスを手に入れた途端、ごまかし・その他を隠蔽する為に敢えて危険なテスト飛行を行わせられて、墜落・激突してしまう、といった話でした。育ちの差は現代社会でも遺憾ともしがたいものがありますが、あの当時の貴族との差は想像以上のものがあったものと推測します。しかし、目標に向かって、どんなに嫌われても出世第1と言う人間は存在しますし、その為にそれなりの努力もするのであれば、許されるような気もしています。CGも無い時代の映画としては、良くもここまで作ったと賛美したいと思います。地上戦の映像も迫力満点でした。 【亜酒藍】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-03 22:32:38) |
2.《ネタバレ》 ジョージ・ペパードが上手い具合に「国民の英雄」として利用され、不都合が生じたらキレイにヒーローとして死なせるブラックな社会、ん~。なかなか見ごたえがあった。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-11 00:17:06) |
1.第一次世界大戦のドイツの撃墜王の物語です。”ブルーマックス”と呼ばれる勲章を手に入れるために、ただひたすらに敵機の撃墜に精を出すパイロット(ジョージ・ペパード)。やがて、かれの実力は認められるが、それは戦意高揚のための宣伝道具に過ぎず、そうとも知らない彼は得意満面になり、同じ基地の仲間には嫌われています。やがて国民的英雄になった彼に、殺人容疑がかかりますが、国の英雄に汚名は着せられないと判断した連中が、彼を”きれいなまま”祭り上げる最後の工作をします。彼の運命は・・・。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-03 10:02:39) |