7.都会の片隅で誰にも気にもかけられないで孤独と屈折、偏見した男が自分の存在を確かめるため狂気に目覚めているストーリーですね。確かにラストの売春宿にアリスを救出ところは突発的に銃を乱射したにすぎない。彼にとってヒーローでも暗殺者でもどっちでもよかったのでは、とにかく自分が何者なのかそれを知りたかったのでしょう。中盤、大統領候補を暗殺しようとして失敗に終わってるしね。この映画 見れば見るほど味の出る問題作です。自分もちょっとトラビィスに似て屈折したとこあるから考えさせられました。 【四次元大介】さん 9点(2001-10-18 10:08:16) |
6.都市生活者の孤独と狂気を若きデニーロが伝説のスタイルで演じた、今観ても全く現代性を失っていないコワイくらいにリアリティ溢れる傑作。あの頃の役者馬鹿デニーロは何処へ・・・。 【モーリス】さん 9点(2001-08-03 06:43:10) |
5.銃を手に行動する男の正体は、世間から英雄視されるのも、単に暴漢扱いされるのも、要は銃を向けた相手次第なんだと変な納得をしてしまう訳だけど、それにしても終盤、自ら深く傷を負って警官の見守る中で、血だらけの手で力なく頭に銃のように指をさすという、自殺への願いを暗示するくだりは圧巻。若き日のM・スコセッシの才気と映像マジック、そしてR・デ・ニーロの強烈な個性との、これ以上を望むのは無理と言える程の見事なマッチングで、斬新な作品世界を創造することに成功している。夢や理想を謳い上げるのをやめて久しいアメリカ映画は、今や、こうした不愉快な現実を描くとき、最も精彩を放つように感じる。 【ドラえもん】さん 9点(2001-05-20 14:16:42) |
4.この映画の中のデニーロが一番好きだ。とにかくかっこいい。 【トトロ】さん 9点(2001-05-06 02:33:00) |
3.都会の孤独、人生の虚無、犯罪、性のリビドと、様々なテーマを扱いながらも、一つの有機的な「全体」として見事に成立させることに成功した素晴らしい作品です。名画という言葉に値する数少ない映画の一つです。 【Koji】さん 9点(2001-03-08 06:35:53) |
2.スコセッシとデニーロのコンビで、最も好きな作品。前半とラストの主人公の変貌振りが最高。モヒカンのデニーロを見てると、この当時から役作りへの”役者魂”を窺い知ることが出来る。 【イマジン】さん 9点(2001-01-25 12:28:07) |
1.トラヴィスさんと同じです。 |