71.《ネタバレ》 不思議な魅力があり、一度見ただけでは全て理解できたと言い難かった。 ラスト10分であんなに印象の変わる作品も珍しいし、 おそらく最も重要な問題提起をそこでしてくるセンスにも脱帽。 堕落した街に身を投じた男が、次第に退廃していく様が丁寧に作りこまれていて、 あの独特のBGMや、けたたましいサイレンの音が危険な趣を与えていて良かった。 今でこそ病んでいく人間が凶行を、という事件は国内外問わずよく耳にするようになったが、 この時代にそれを題材にしたスコセッシ監督の先見の明にも拍手。
【チートイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-28 21:01:09) |
70.《ネタバレ》 十年前よりもトラヴィスが身近に感じられた。純粋で繊細で自意識過剰。しかも突然キレる。僕が一番苦手なタイプだ。彼の近くにいたとしたら、僕は真っ先に殺されそうだ。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-05 23:50:08) |
69.《ネタバレ》 ものすごく久しぶりに観ました。 ラストがこんなにめでたしめでたしな映画だっけ?とちょっとびっくり。現実的に考えるとあんな危険な人物をふつうに野放しにしちゃいけない気がするんですが…。何の解決にもなってないし。 ただ、作品としてはすばらしいと思います。音楽も、あの夜の色彩も。タイトルやエンドロールもかっこいい。そしてジョディフォスターがすごい。 それにしても、デニーロのモヒカンは何度みても笑えます。 【Catherine】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-23 21:37:59) |
68.《ネタバレ》 遠い昔に一度観賞したのですが、改めて観賞。一度目の観賞当時とは大分印象が違いました。『海軍の栄誉除隊』がそもそもどういう事を意味しているのか、とか詳細が良く判らない箇所も在りますが、最後まで飽きずに観る事が出来ました。これはハッピーエンド…なの?全然話は変わりますが、KMFDMのサシャはトラビスみたいですナ。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-25 09:21:58) |
67.《ネタバレ》 閉塞した時代の、閉塞した生活を送る人間にとってのヒーロー像を、デニーロが見事に演じています。ラストの展開も非常に素晴らしいと思います。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-24 19:52:04) |
66.映像の格好よさに惚れ惚れします。 しかし狂人と英雄は紙一重かぁ・・・。 【njld】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-08 17:58:45) |
65.《ネタバレ》 全体的に静かでゆっくりとした展開だった分、ラストの銃撃戦は衝撃を受けました。 カメラワークもセンスがいい。 でもさすがに女性にポルノ映画を見せたらいかんでしょう。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-20 00:56:15) |
64.《ネタバレ》 冒頭のタクシー会社での面接からわかるよう、トラヴィスという男は世間一般の感覚からいうとかなりズレている。ベッツィを誘った時もそうだったし、シークレットサービスとのやり取りなんてほとんどイカレている。ベトナム帰りで不眠症という設定もそうだが、ロバート・デ・ニーロがこのアウトロー的な役に大いにハマっておりアブナイ雰囲気充分である。このような性格の持ち主が、社会に受け入れられず孤独と疎外感にさいなまれるとなると、常人では理解し難い行動に出るのであろう。オレはこのままでは終らない、何かひとつ大仕事をやってやる…。この映画のように一躍ヒーローに躍り出るか、狂気じみた犯罪者になるかどうかは両刃の剣。つまり何かが引き金となり、ゴミのような連中を拳銃で片っ端から一掃することだってあり得る。普通の感覚の持ち主だと、そんなものは都会の産物なのでしょうがなく、警察や政治家にまかせればよい事だと納得する。ところで、何事も無かったかのようなエンディングシーンからすると、この出来事はあくまでもトラヴィスの願望であり妄想として見てもおもしろい。またスコセッシ監督の夜のニューヨークを演出する、映像と音楽による巧みな雰囲気作りも、この孤独な男のストーリーによく似合っていた。 【光りやまねこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-19 21:07:51) |
63.《ネタバレ》 トラヴィスは結果的には英雄となったが、本当なら大統領狙撃犯となっていた。英雄なのか犯罪者なのかとそういう見方をする映画ではなかった。ひとりの男の孤独を描いた重厚な映画で印象的なシーンが多かった。アメリカの怪しげなネオン、車中のトラヴィスの寂しげな表情、鏡に向かい凄む表情などなど。映画館で見たいと思った。 【マサ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-28 20:39:06) |
62.《ネタバレ》 初めて観た時にものすごく衝撃を受けた作品。虚ろな眼をしたロバート・デ・ニーロ,彼の佇まいには不思議と涙を誘われた。これを書いたほぼ3年後の今日、またもレンタルして観たところ…時代背景の意味を感じさせられ、さらにやるせない思いが込み上げてきた。1973年に栄誉除隊したということは、ベトナム戦争の海兵だったことだろう。孤独な若者の日常生活における、やり場の無い憤怒。最後にヒーローとなれた彼は、結局また、孤独で無味乾燥な日常生活の住人となる他ないとは。「やるせない」とは、まさにこのことだ!! 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-07 21:27:35) |
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61.正直よくわからないんだけど、なぜかすごくすきになりました。音楽がいいと思います。 【十人】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-09 01:34:46) |
60.《ネタバレ》 トレーニングによって鍛えられた肉体に自己満足しながら鏡の前で色々とポーズをとって悦に浸るシーン。この映画に高い評価を下した人はこのシーンで「カッコイイ!」と思ったか「いたたまれなさすぎて涙が出てくる」と思ったかに、だいたい二分できると思います。社会に対する不満を持ち、何らかの形でそれに抵抗したいという気持ちは凄く純粋なところから出てきているし、好きな女性に精一杯尽くしたいという思いも極々自然な感情であり、彼の心から生じている気持ちそのものは一般の人が持つそれとなんら変わりない。ただ「価値観」のあまりにも大きなズレから行動すればすればするほど、その感情はどんどんと明後日の方向に飛んでいってしまうという、このどうしようもないほどの疎外感と世の無情さ。悲惨すぎて、だけどあまりにも滑稽でもう泣くしかない。最後に少々救いがあってもいいじゃないか。本当にテーマ性が素晴らしい作品でした。 【bizen】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-23 01:48:13) |
59.もう30年も前の映画なのか・・・ 鏡の前で一人、色々ポーズをとってはブツブツいって練習する姿が好きです。 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-17 08:28:20) |
58.孤独なトラビスに めっちゃ共感してしまった僕って一体・・・。トタビスが寂しさのあまりTVを蹴落としたシーンに めっちゃ共感してしまった僕って一体・・・。 【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-14 20:01:13) |
57.なんつーか、めちゃめちゃおもしろいですよねこれ。ニュー・シネマ最後の作品と言われてますが、最後を飾るにふさわしい素晴らしい作品です。娼婦になってる少女を助けたとはいえ、何人も人殺したのに英雄扱いされちゃうんだもんな。。。 音楽も完璧。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-29 13:34:37) |
56.社会への「毒」が注ぎ込まれた芸術であり、これぞ、R-25からのバイブルと言えよう。というのも、主人公のトラヴィスは26歳であり、あまり若年期の多感な時期に見る映画でもない。なぜなら、テーマへの共感と主人公への同化は、この映画においては安易になされるべきものではない。それは、少なくとも狂人賛美の映画ではないからである。人生の辛酸をある程度、味わってからの方が、この映画は、より楽しめる。見る人にとどまらず、おそらくは見る年代によっても、見方が変わる映画であり、それは、年を追うごとに、自分の社会に対する見方や考えが変わるように、この映画に対する評価も変わるのである。だから、見る人を選ぶ映画だとも言える。とは言え、たとえ主人公に共感しなくても、楽しめる要素は充実している。たとえば、男性理解の一助としてもこの映画は有効であろう。女性から見たトラヴィスは、お世辞にも感情移入できる対象ではないだろう。彼の内面にひそむニヒルな孤独と、ヒーロー願望的な自己顕示欲と、直情的な不器用さというものは、まぎれもなく男性的な性の側面である。多かれ少なかれ、男性にはこうした性質がある。トラヴィスはその性質がどぎついだけである。また、作品の持つ独特の雰囲気(映像美あるいは音響美)が、理屈抜きの面白さを演出している。魅惑的なミュージック・クリップとして、見る者の心を打つ作品としても、希少価値は高い。反社会的な映画を生み出すことに消極的な、現代のハリウッド系映画とは一線を画し、現実社会に潜むダークサイドなひとつのリアリティを、包み隠さず描き出そうと努力する挑戦的な姿勢が、見る者の心を、揺さぶらずにはおかない映画であることは疑いない。社会に対して悪徳、不条理を感じとって、目に余る思いをしている人にとって、実に、問いかけられるものがある。事なかれ主義に憤りを覚え、社会への不満をぶちまけたくなるフラストレーションを、この映画は代弁し、なだめ、すかしてくれる。小説で言えば、さしずめ、太宰治の『東京八景』を読んで、「自分は太宰ほど狂人でもない」と安堵する感覚である。トラヴィスの正義感は、手放しで誉められるものではないが、これが単に訳の分からぬ狂気にしか思えないとなれば、この映画はある意味、淡々とした退屈な映画として、受けとられてしまうのかもしれない。 【yuua】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 12:58:48) (良:3票) |
55.デ・ニーロのこぼれるような笑顔に尽きる。こんな無垢で愛らしい、まるで天使のような、それでいて底なしの寂しさと虚無を抱えた笑顔があるだろうか?果たしてこれは演技なんだろうか?演技だということを忘れさせてくれるのが良い役者だとするなら、デ・ニーロは間違いなく名優だ。そして『タクシー・ドライバー』は彼の代表作だ。それが僕のこの映画に対する評価の全てかも知れない。 【トマシーノ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-23 02:35:45) |
54.カイテルがビルの入り口で無意味にニヤニヤしながらハンカチで口の周りを拭いまくってるシーンがあるのだがああいう仕草って僕真似したくなっちゃうんですよねぇ。カッコイイなぁ真似したいなぁ、何処でしようかなぁ・・・・・・よし決めた、近所の駅ビルの入り口付近でやろう。ずっとやってるから見かけたら声かけてよね。 【膝小僧】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-07-31 08:31:15) |
53.やっと…やっと見ました!デニーロもジョディフォスターもいいですが、やっぱもうハーヴェイカイテルがカッコよすぎです!!やばいー若いー!!こんなんしか書けなくてすいません(汗 【Ronny】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-02 14:17:39) |
52.シビルシェパードがまぢ美しい。ロバートデニーロ最高です。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 07:49:57) |