40.非暴力闘争というのがどれだけ勇気のいるものか。ぬるま湯に浸っている自分がほんと小さく感じました。今もインドではカースト制度が残っている地域があるそうですが、差別による闘いはこれからもいろんな所で続いていくでしょう。もし自分も差別されるようなことがガンジーみたいに立ち向かっていけるだろうか。偉大な人です。 【すごろく】さん 5点(2004-11-03 02:53:47) |
39.この世界には「理想」と「現実」がある。始まりとしての「理想」、終わりとしての「現実」。理想とはきっかけでしかなく、決して終わりを飾ることはない。必ずどこかで現実に支配される。何人として例外はない。そう思っていた。そう決め付けていた。この映画を観るまでは。「非暴力不服従」―これは完全な理想である。現実に侵食された人間には考えることすら出来ないまっすぐな理想。これを実際に掲げ続け、唱え続けた人がいる、その事実だけで私の人生観を変えるには十分だった。全てのことには例外があり、叶わない理想などない・・・。圧倒的な開放感とかつてない高揚感、映画という媒体にこれ以上の何を望むというのだ。 【ガーデンノーム】さん 10点(2004-07-30 04:00:18) (良:1票) |
38.初見から10数年。年齢を重ねた今、見直してみると当時より深く見える自分に気づく。泣かせる様な演出は無いが言葉一つ一つにジーンと感動出来るシーンが多い。ただ一つ、終わりに在るべきシーンを最初に持ってきてるので、見ていると『あぁ終わりか』と冷めてしまう。最初のシーンは最後に持ってきて欲しかった。DVDに付いてる特典によると、あるシーンで40万人もの人々が出演したらしい。いろんな意味で相当な大作。また歳を重ねて見直してみようと思う。 |
37.ガンジーの偉大さを「再確認」できる作品です。新しい発見は特にありませんでした。しかし「ガンジー的」な発想や実践が急激に薄れゆく昨今のこと。こうした作品をあらためて見直すことは意義あることだと思います。もっとも、もしいま撮り直すなら、もうすこしガンジーの言動が秘める「狂」的な面に踏み込んで欲しいですね。現作品では、某国大統領も感動のあまりますますみずからの政策に自信を持たれることでしょう。これではガンジーさんも草葉の陰で泣くしかありません。 【バッテリ】さん 7点(2004-07-23 17:25:33) |
36.「尊敬する人=ガンジー」です。彼の近くで生活してた人から、実際に暗殺の時の状態を聞きました。その他にも彼の考えや生活を聞いていたので、私にはガンジーの伝記ものとしてとても興味深かった。ベン・キングスレーはソックリ、実際のガンジーの映像が出ても全く違和感がなく、魂まで乗り移ったような演技でした。非暴力を貫き、多くの人の心をとらえ導き、インド独立を勝ち取った不屈の聖人の生き方を多くの人に知って欲しい。この作品は十分にその精神を伝えてくれると思います。 【キリコ】さん 9点(2004-05-11 14:20:18) (良:1票) |
35.ガンジーの一番偉大なところは、周りの自分への扱いが良くなっても悪くなっても自分を変えないところ。そのためにはとてつもなく強い意思と信念が必要で、誰でも簡単にできることではない。ただただ、本当にすごい人を見た。 【ラーション】さん 9点(2004-04-23 01:10:27) |
34.ガンジー、ジンナー、ネルー、マウントバッテンときて、何故”ネタジ”とインド国民軍が来ない。”マハトマ”・ガンジーとチャンドラ・ボースの確執など描ききらないと肝心なところで問題から逃げているように感じる。インド独立の意味をアングロ・サクソンは、ガンジーを賞賛し、オスカーを与えることで決着付けてしまっている。 【Waffe】さん 4点(2004-04-16 11:44:44) |
33.大作でした。 【ゆきむら】さん 7点(2004-03-22 10:04:08) |
32.感動のストーリーに、美しいインドの風景の映像。長いとは感じなかった。むしろ、よく3時間で見事に収めたと思う。 【クルン】さん 9点(2004-03-19 00:22:26) |
31.封切りの時、朝一番の上映を見に行きました。でももう会場は満席で、立ち見でした。それでもあまりのスケールに圧倒され、そのまま3回見てしまいました。映画館を出たらもう夜でした。一日立ちっぱなしで足が痛かったはずなのに、そんな記憶は全く残ってません。いまだに、ただただ涙が溢れて止まらなかった事ばかりを思い出します。…オイラ的にはそういう想い出のあるすごい映画です。もうしばらく見てませんが、きっと、今でも。 【エスねこ】さん 10点(2004-02-22 01:17:37) (良:1票) |
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30.ひたすら長い!しかしキングスレーが御本人そっくりの役作り。感服いたしました。こういう映画はじっくり腰を据えて鑑賞したいものです。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2004-02-14 03:31:36) |
29.世界一の映画大国といえば・・・言わずとしれたアメリカ・・・ではありません。年間製作本数と観客動員数ではインドが世界のトップだそうです。だから、この映画でエクストラも含め、インド・パキスタン系の俳優が何百人、もしかしたら延べ何千人の規模で登場し、主要な人物全てが打てば響くように好演されているのも何ら不思議ではないはずなのですが、それにしてもこれだけのスケールで多数の登場人物とエクストラがCGなしで撮影・オーガナイズされている背景にはやはりかの非暴力抵抗運動の元祖、マハトハ・ガンジーの足跡を何が何でも映像にしたいという映画人の執念、さらには非暴力を唱えながら暴力に倒れたガンジーがあの世から映画製作を指揮しているかのような鬼気さえ感じないわけにはいきません。 教科書的に鑑賞した箇所も多かったのですが、いかにも青年弁護士でハンサムでかっこよかった若いころのガンジーや「塩を作るキャンペーン」や「国産衣料を着るキャンペーン」など、子供のように思いついたことをすぐに実行に移す姿が印象的てした。ガンジーの希望に反して印パが分離独立した直後、印パ国境付近をイスラム教徒難民が北上、ヒンヅー教徒難民が南下するシーンは悲劇的で圧巻でしたが、パキスタン出身インド在住のヒンヅー教徒の人によると分離独立後、インドはイスラム教徒に対して寛容だったけれど、パキスタンはヒンヅー教徒を容赦なく追い出したそうです。この映画はドキュメンタリーではないのでカンジー翁の遺志にそった脚色が随所にあるのかもしれません。歴史上、「神の下の人間の平等」を説いた宗教家は多数存在しましたが、世界史上最初で最後になるかもしれない「全ての神の平等」を説いた宗教家を力強く描いています。 【かわまり】さん 10点(2004-02-05 09:35:40) (良:2票) |
28.学校の世界史の先生が浪人生の頃に1度だけ予備校の授業をサボッて友達に誘われるがままに映画館に「ガンジー」を見に行ったと話してくれました。彼はガンジーについてあまり知らなかったので、壮絶なスケールに圧倒されただけだとも。その後はもっとガンジーについて深く知りたいと思い、勉強し直したとも。受験勉強の合間にコーヒータイムとしてぜひこの映画を見て欲しいという先生の言葉通りに私はDVDを借りてきて早速見てみることにしました。大好きな映画鑑賞から世界史についても学べるなんて一石二鳥だという軽い気持ちで。3時間を越える超大作なのに惹きこまれるがままにあっという間に過ぎてしまいました。率直な感想を述べます。素晴らしい。こんな偉人が存在したとは。言葉を失うほどでした。これは私の平凡な中身のない感想を読むより自分の目と心で確かめるべきだと思います。私も先生と同様にガンジーについてあまり知らずに見たので、その後また彼について教科書の内容から勉強し始めました。不思議なことにただ勉強して頭に詰め込むよりも、スムーズに理解し、自分のものに出来るものなんですね。あ~この事件はあのシーンですごいことになってたな~とか、このことは実際に映画の中でも登場したな~とか、盛り沢山でした。おかげで期末テストではインドの所は満点取れました(笑)受験生にもオススメですが、平和を願うすべての人に見ていただきたい1本です。「非暴力こそが最大の武器」という彼の言葉は現在世界で起きていることにも大いに通じるものだと確信しています。「歴史上の人物の中で尊敬する人は?」と聞かれたら私は胸を張って「ガンジーです」と答えます。非暴力・不服従の精神でインドを独立に導き、世界中の人々に平和の大切さを今もなお気付かせているガンジーに畏敬の念以上の何かを感じてなりません。 【未歩】さん 9点(2004-02-04 21:22:09) (良:1票) |
27.年末NHKで映像の世紀ってのがやってってガンジーが出ててぼろ泣きし「ガンジーってすごい人間なんだな・・・俺、これからは尊敬する人ガンジーにしよっ」と思い、もっとガンジーを知るべくビデオを借りた。素晴らしい、さらにガンジーを知ることが出来た、しかもこれ以上無いくらいに・・・この人こそ本物の馬鹿で悲しくて、でっかい夢を持ってた人だと思う。俺は本当に世界平和がきた時にガンジーにノーベル平和賞をあげるべきだと思う。それまでとっておきましょうね。 【taron】さん 10点(2004-01-11 00:29:27) (良:2票) |
26.ドキュメンタリー映画にも見える、ガンジーの半生を描いた秀作。すぐに断食してしまうガンジーの人間性はさておき、インド独立の立役者、ガンジー役のベン・キングスレーは本物そっくり。小さい頃に見た時はホントにドキュメンタリーかと思ったくらい。今見ると、自分の信念を持った偉大な人物なのは間違いないってことは分かるのだが、客観的立場から見たガンジーの描かれ方しかされておらず、やはり客観的に見ることしか出来ない。偉大な人物の半生を、凄い人もいたんだね、と感心する映画でしかない。 【もた】さん 6点(2004-01-08 02:24:46) |
25.DVDには色んな特典がついていて、この映画をより楽しむことができる。特典にはイギリスのTV局が、ニュースで実物のガンジーを報道しているリアルな白黒の映像が見られる。それを見ると、一概にイギリスが悪であり、ガンジーが正義だという偏見はなくなる。 インドという国を、DVDの映像で見るだけでも価値がある。ガンジーの非暴力は、良識ある支配者であったイギリスだから成功したのであって、ドイツのヒットラーなどの独裁者が相手では難しかっただろう。 メイキングではガンジー役の俳優が減量したと言っているが、本物に比べたら、やはり太っている。 顔は確かに似ている。しかし、太って筋肉質のガンジーに見えてしまった。 【花守湖】さん 10点(2003-10-25 23:19:43) (良:2票) |
24.非暴力主義・無抵抗主義っていうと「消極的」なイメージがありますが、ガンジーのそれは(作中の台詞にもありますが)まぎれもない「闘い」であったんだなあ、と思いました。製塩所での抗議行動で(救護班まで用意して)黙々と殴られる群集のシーンには圧倒され、涙が出ました。それに何といっても壮年から晩年までのガンジーの生涯を一人で演じ切ったベン・キングスレーは(メイクの効果もあったのでしょうが)凄い!てっきり老人が演じてたのかと思っていたのに当時の彼はまだ30代だったんですねえ。ただ、これはわがままな注文ですが、ところどころ説明不足な感じもあって(例えば、なぜガンジーが第一次世界大戦時にイギリスの参戦を支持したのか、とか)少しだけ不満がありました。もちろん、ガンジーの全生涯を描くには3時間でも足りないし、細かいことを知りたければ、本なり何なりで調べればいいことなんですけどね。ところでこの作品、D・D・ルイスが出てるはずなんですけど、全然気づかなかった。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-10-01 17:22:07) |
23.手を挙げることは簡単だが、その手を押さえることは難しく、ものすごく勇気のある行為だと思う。インド独立運動に際して、非抵抗、不服従を貫いたガンディーは本当にマハトマ(偉大な魂)だと思う。 |
22.小学生の頃に初めて見たとき本物かと思った。しかも異様に長く感じたけど、感動したなぁ。世界史は大好きだからこういう作品が沢山できるとすごく嬉しい。面白い、とかそういう作品じゃない。 【ネフェルタリ】さん 8点(2003-06-19 14:54:03) |
21.非暴力で訴えるのは多くの犠牲を払うことであり、様々な葛藤があったにせよそれを独立にまで結びつけた当時のインドの人々は凄いと思う。ただし、この映画等を見てテロに対しても非暴力で訴えるべきであるというふうには間違えてもとらえてほしくない。違うのだから。映画は歴史に興味のない人には辛いと思うが、この作品はよくできているのは確かだ。 【フィニート】さん 6点(2003-05-29 15:14:46) |